しかし、それはやはり都市部であって、伊豆半島では耐震化は進んでいないという。
大地震への対策は住宅の耐震化しかない。
耐震性能が不十分だと能登半島地震の時と同じように2階建の住宅の1階がペシャンコになって、1階にいると建物自体に押しつぶされて圧死するからだ。
1974年の伊豆半島地震でも、多くは圧死したはず。
能登半島地震の教訓は、古い木造住宅の1階は大地震の時には危険で2階に寝るしかない、2階で過ごすしかない、ということ。
大地震で木造住宅が倒壊するのは10秒程度で逃げることは無理。
いくら道路が整備されても自分たちの住む木造住宅の下敷きになってしまうと命を失う可能性が高いことを強く認識してほしい。
助けが来る前になくなってしまうのだ。
Yahoo!より、
求められるのは「国を巻き込み制度を作る姿勢」巨大地震などに備える防災対策 各候補者の主張は【静岡県知事選・争点(2)】
5/21(火) 19:24配信
静岡放送(SBS)
https://news.yahoo.co.jp/articles/df8ed5bc4ee969bf35e6275aacbedc069a04a5c2
記事より、
静岡県知事選の主な争点について、お伝えするシリーズ。2回目は「防災対策」です。SBSが5月18日、19日に実施した電話調査では、優先してほしい政策として13.6%の人が「防災対策」を挙げました。巨大地震などに備える防災対策にはまだ多くの課題があります。
2024年の元日、最大震度7の揺れを観測した能登半島地震。家屋などの倒壊が相次ぎ、死者は200人を超えました。沿岸部には津波が襲い、道路なども被害を受け、能登半島は孤立しました。
能登半島と地形が似ている「伊豆半島」。50年前、同じような地震の被害を受けています。
<南伊豆町中木地区 高野譲区長>
Q.50年前の地震の痕跡はどの辺りになるんですか?
「ここの擁壁の上の山が全部土砂がね、崩れて、こちらにこう来たですけどね」
Q.いま、ここにある建物を全部土砂が覆って?
「そうですね、そうです」
静岡県南伊豆町の中木地区で区長を務める高野譲さん(67)。高校2年生のとき「伊豆半島沖地震」を経験しました。
1974年5月に発生した「伊豆半島沖地震」では中木地区で27人が犠牲になりました。集落は孤立し、消防隊や救助隊も簡単には近づくことができませんでした。元日の能登半島地震は「人ごととは思えなかった」と高野さんは話します。
<南伊豆町中木地区 高野譲区長>
「救急も含めた道路網の整備が必要じゃないかなと思います。やっぱり、全県下を1つにしてもらって考えていただく。孤立避難地域でも早めに対応ができる、防災に強い街づくり、都市づくりに力を入れていただければありがたい」
伊豆半島では「木造住宅の耐震化」も遅れています。住宅の耐震化率は、静岡県平均で89.3%(2018年度)。しかし、伊豆半島南部には60%台から70%台にとどまる自治体が集中しています。
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