苦痛から逃れるための自殺。
そんなモノはドラマの中だけで十分です。
自殺するなんて絶対に許せない。
・・・・若い頃は普通にそう思っていましたが、
歳を取ってしまうと否定する気力が無くなってしまいそうです。
死んでしまいたくなる苦痛ってやつは確かに存在します。
経験するまでは理解出来ない事ですがね。
死んでしまう力すら無くなってしまった自分を殺してくれと頼むのは
犯罪にはならないそうですよ。
しかし、見るに見かねて 手を貸す行為は犯罪になります。
「嘱託殺人罪」と呼ばれる罪です。
「死刑」には苦痛を与えないようにする努力がはらわれています。
「死」そのものがが「罰」で
死に至る「苦痛」は罰に含まれないからだそうです。
死にゆくであろう人が、
何の罪も犯していないのに苦痛を受け続ける必要が
果たしてあるんでしょうかね。
俺が動けなくなったら 山に置き去りにしてくれ
楢山節考改版 [ 深沢七郎 ] |
やっぱり 殺してくれとは言えません。