2017年05月02日
そこにある日常
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妻の実家は農家である
都市部では珍しい専業農家です
昔は稲刈りのシーズンや先代が亡くなる前にはよくお手伝いに行きました
今ではコンバインで簡単に収穫ができますが
以前は風や雨で倒れた稲穂を家族全員で同じ方向に向け、稲刈機で刈ってそれをまた皆で
天日干しにするために柵に積み上げていました
私はサラリーマン家庭に育ったのでそういう経験がなく
初めて妻に実家に泊まった時
ちょうど今時分
タケノコのシーズンでタケノコを煮たものが食卓に並んでいました
私が”おいしいですね”とパクパク食べていると
”そうか!もっと喰え!”
と何故か?家族はあんまり食べないで私にばかり勧められました
初日の夕方に着いたので夕食にたくさんタケノコを頂いたのですが
翌朝も同じ、タケノコの煮つけが食卓に並んでいました
昨晩の手前、朝食でも私は笑顔でタケノコを食べました
すると、昼食にも残りのタケノコが並んでいました
”よーし、これを平らげて夕飯には何か別の料理を!”
と再びフードファイターのようにタケノコの大皿をきれいにかたずけてあげました
すると、おふくろさんが
”あらま!タケノコ本当に好きなんだねぇ、うちじゃ皆食べないからまだたくさんあるよ”
と言いながら鍋を持ってきて、再び大皿に盛りあげました、、
完全にギブアップでした
ご想像のとうり
芥川龍之介の確か、”山芋”という小説を思い出しながら
滞在中の3日間はずっとタケノコずくしでした
都会育ちでは経験できない、稲刈りの時、水を抜いた田んぼでアマガエルやイナゴを取ながら
うちの子供たちは育ちました
子どもののひな祭りには菱餅を作って遠く転勤先まで届けてくれました
子どもたちが体験した大根を地面から引っこ抜く感触をまごっちにも体験させてあげたい
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