まずは下の手牌を見てください。
この手を他家から大きく離されたラス目(現状4着)でツモってくるような場合はアガります。
たとえラス目で安いアガリでもツモってきた以上はアガります。
こんな手でフリテンリーチする人は点棒しか見ていない人です。
こういうアガリは浮上のサインで今後の展開の為にアガリを取るわけです。
では次の手牌を見てもらいましょうか。
234m23488p23456s 1sリーチツモ ドラ6p
高目が234の三色同順の手なのに安目の1sをツモってリーチ・ツモ・ピンフの子なら700−1300の安手になってしまいました。
状況によってはここでフリテンリーチをかける人もいるでしょうが、この安目をツモった事実をどう受け止めるのかが大切です。
安目をツモる=まだ本調子ではない、とも言えるわけです。
好調であれば高目の4sや7sをツモるはずで、本調子ではないことが押し引きの目安として使えるわけです。
そこから例えば相手とのリーチ勝負になったら負ける可能性が高いかもしれないとか、相手のダマ(ヤミ)テンへの不意の放銃があるかもしれないとか今後の放銃に気をつけようと意識できるわけです。
他にもツモに限らず、出アガリ(ロン)の場合でも同じことが言えるわけです。
例えばこんな形
12356789p345s西西 7pリーチロン ドラ3m
このアガリはピンズの高目一気通貫が見える形でリーチして安目の7pでロンしたものです。
高目ならリーチ・ピンフ・一気通貫の満貫だった所が、安目でリーチ・ピンフの子で2000点のアガリです。
ここで考えるのは「満貫がアガれなかった」事実よりも「安目でしかアガれなかった」事実で、
ここにひっかかりを感じないといけないわけです。
これが4pでアガれたのなら今後は上向きになっていくだろうと推測ができますが、
アガれたけれど安目だった事実から、今後まだ苦戦するだろうと推測ができるわけです。
攻めていく手牌になったとしても相手からリーチが入るかもしれないとか
他家のダマ(ヤミ)テンに注意しようといった意識で進めることになります。
今回のまとめ
・役なしノミ手でもツモれば浮上のサイン
・たとえアガれたとしても安目のアガリは注意のサイン(三色の安目、一通の安目など)
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