今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は白鳥 翔プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/u3q-O08PimQ
2023年4月13日 第2試合 セミファイナル
東3局
東家 白鳥 翔 29200
南家 黒沢 咲 24300
西家 二階堂 瑠美 19800
北家 内川 幸太郎 26700
(敬称略)
前局白鳥さんが3900(+1000)をアガって親番を迎えた東3局。
まだ東場なので点差は意識しなくてかまいません。
トップ目とラス目の差が満貫ツモ差(約10000点差)あります。
※本編は動画01:48頃〜です。
最初に親・白鳥さんの手は
ドラ 白鳥手牌
アンコの赤+ドラ、リーチ・・赤で9600点〜になりそうです。
ただドラ近辺の形がドラ表示牌を必要とするメンツ(既にが山にあと3枚以下)かドラを重ねないとドラを使えない形なのでここを切るか切らないかの選択がこの手のアガリ率に大きく関わってきます。
ツモ 打
次に南家・黒沢さんの手は
ドラ 黒沢手牌
がありそれ以外は19字牌が多く、愚形受け入れの多いメンツ手3シャンテン。
を使いづらい手になっていて789三色同順、チャンタ、純チャン、役牌を重ねてポンなどがありそうです。
もし789三色やチャンタ狙いではテンパイスピードが遅くなりそうなので他家のテンパイスピードを見ながらいつでもオリられる準備をしておいてもいいでしょう。
ツモ 打
続いて西家・瑠美さんの手は
ドラ 瑠美手牌
こちらもドラ含みペンチャンターツがありここが待ちとして残りやすくなっています。
ドラ表示牌ペンを引くかドラを重ねるかのどちらかを選択する必要があります。
4人の中で一番高い手が欲しい瑠美さんですが、リーチ・ドラ1では2600点程度、ピンフやドラを重ねたり赤引きでもう少し高い手にしたい。
ツモ 打
最後に北家・内川さんの手は
ドラ 内川手牌
ドラトイツを含む3トイツで4トイツになればチートイツを見ながら進めるか、リーチ・ピンフ・ドラ2なら満貫以上。
メンツ手3シャンテンなのでリーチ前提で進めるのも良いでしょう。
ツモ 打
次巡、白鳥さんは
ドラ 白鳥手牌
雀頭が無い形の1シャンテン。
次巡、白鳥さんは
ドラ 白鳥手牌
受け入れになった1シャンテン。
同巡、黒沢さんは
ドラ 黒沢手牌
こちらは愚形だらけの0メンツのまま。
また同巡、瑠美さんは
ドラ 瑠美手牌
やっと1メンツ完成の3シャンテン。
更に同巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
オタ風をトイツ落とししてタンヤオ。
次巡、瑠美さんは
ドラ 瑠美手牌
くっつきを意識したのか残し。
同巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
ピンズ受け入れになり、マンズやソウズ変化を見たい形に。
次巡、白鳥さんは
ドラ 白鳥手牌
テンパイ即リーチタンキ待ち。
待ちは山に1枚。
リーチの同巡、瑠美さんは
打 ドラ 瑠美手牌
リーチ現物打。
他に現物がありますが、その後現物のスジが出るかもしれません。
また同巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、瑠美さんは
ドラ 瑠美手牌
2メンツ完成の3シャンテン。
同巡、内川さんは
ドラ 内川手牌
現物のスジ打の1シャンテン。
次巡、瑠美さんはできメンツから打。
同巡、内川さんは
打 ドラ 内川手牌
広めの1シャンテンになり打。
次にツモならテンパイ。
解説の藤崎プロ(連盟)は
「はめっちゃ狙い頃だと思ってるって事ですかね。」
と仰っています。
次巡、黒沢さんは
打 ドラ 黒沢手牌
現物が無くなり現物のスジ打、これが当たり牌。
リーチロン ドラ 裏ドラ 白鳥手牌
「おっと裏3」のリーチ・・赤・裏3の跳満、18000点。
「白鳥何その待ち、いい加減にしなさいよあなた!」と黒沢さんが思っていたかどうかは別として、戦意喪失しかねない18000をセレブに叩きつけました。
このアガリで
白鳥 47200
黒沢 6300
瑠美 19800
内川 26700
親連荘が怖い黒沢さんを断ラス目にしたのは大きい一局でした。
今回のポイントはドラ表示牌です。
第1ツモで白鳥さんは
ドラ 1巡目白鳥手牌
この手最大のネックは部分でドラ表示牌カンかペン待ちがかなりの可能性で残りそうな形です。(ドラ表示牌の時点で山に3枚以下)
そこから
打 ドラ 3巡目白鳥手牌
打 リーチ ドラ 5巡目白鳥手牌
とドラターツ落としタンキ待ちリーチ。
白鳥捨牌
ドラが現物で切られやすく、これがたくさん切られる程、の外側切られやすくなり現物でリャンメン待ちが否定され、シャンポン待ちかタンキ待ちにしか当たらない。
白鳥さんはおそらくそこまで想定してのタンキだと思われます。
今回のまとめ
・ドラ表示牌待ちは苦しい待ち(受け入れ)
第1ツモで白鳥さんは
ドラ 1巡目白鳥手牌
ドラ表示牌カン(ペン)は待ちで残りやすく最初から1枚少なくて苦しい待ち(受け入れ)。
また、アガりづらい待ちでもある。
ドラ表示牌はドラそばでドラ入りメンツに欠かせない牌だから。(ドラなら、とが必要牌)
・出アガリ狙いは19字牌待ちが有利
字牌はメンツにならないので待ちの形が数牌(マンズ・ピンズ・ソウズ)より少ない。(タンキ待ちとシャンポン待ちしかなく切られやすい)
19牌も数牌の中ではリャンメン待ち、シャンポン待ち、タンキ待ちの三種しかなく端牌でメンツ手でも優先順位が低くくっつき性能も低く切られやすい。
今回の白鳥さん捨牌は
白鳥捨牌
ドラが現物で切られやすくドラがたくさん切られる程その外側は切りやすく、リャンメン待ちが現物で否定されている。
ドラが場に3枚切れになり現物0の黒沢さんは打して放銃。
打 ドラ 黒沢手牌
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