「麻雀は選択の連続」とよく言われます。
例えば678と789の三色のどちらを選ぶのか、チートイツかトイトイか、三色か一通かなど。
配牌の時点ではそれより多い選択肢の中から2つや3つ程度まで絞る必要があります。
例えばこんな手牌。
345678m34p3488s西
この手牌であれば345の三色同順が最初に見えます。
シンプルにメンタンピン(リーチ・タンヤオ・ピンフ)でも裏ドラや一発・ツモ、赤が絡めば満貫になるため、テンパイ即リーで悪くないように見えます。
ですが、ここからでもまだ道は一つとは限りません。
ここに2pや2sを引いてくれば、後に2mを引くと高目で234の三色になります。
例えばこんな形
234567m234p3488s
234567m34p23488s
あるいは5pや5sを引いてくればストレートに345の三色狙いになります。
例えばこんな形
345678m345p3488s
345678m34p34588s
今度は違う手牌を見てください。
2345678m3p3488s西
この手牌であれば、1mや9mを引いてくればマンズの一気通貫が現実的になります。
例えばこんな形
12345678m3488s西
23456789m3488s西
受け入れが三面張(サンメンチャン)と両面(リャンメン)と形が悪くないので危険牌になりそうな3pは先切りして相手からリーチが入っても戦いやすくしておきます。(安全牌を抱えて一巡はしのげる)
2345678m3p3488s西
ここに4pを引いてきたら、今度は一気通貫と三色同順が見える形で、どちらか一方に決断するのを迫られることになります。
2345678m34p3488s
三色狙いにしても一通狙いにしても、この手牌で234の三色なら2pと2sの両方が必要になり、一通では1mと9mの両方が必要になる、不確定の役を追いかけることになります。
片方はアガリ牌なので相手が出してくれる分には困りませんが。
判断基準としてAさんがピンズのホンイツで鳴いてるからマンズ待ちならつかめば出るとか、Bさんがマンズで染めているからマンズ待ちはやめておこう、という選択はあります。
他にもマンズの三面張だからツモりにいくとか。
以前も言いましたが、一気通貫は同じ色の牌を9枚集める役なので、一色手(混一色・清一色)に近い役です。
そういった理由から、後で一色手を作りたい時には一気通貫から狙いにいくことはできます。(徐々に染めていく)
同じ色の牌を集めていくと、少しずつその一色の牌が集まってくるようになります。
それにより、チンイツ(清一色)やホンイツ(混一色)をアガりたい時にはあらかじめ同じ色の牌を集めておくのです。
目先の一局でアガることよりも、何局も先を見すえて手作りする感覚を忘れないでください。
今回のまとめ
・形が決まっていれば安全牌を抱えてリーチと戦いやすい形にする
・同じ色の牌を集めていくと徐々にその色の牌が集まってくる
・目先の一局でアガるより何局も先を見すえた手作りを
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