今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は園田 賢プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/gyodrQ0iIDw
2020年10月19日 第2試合
東4局
東家 白鳥 翔 31200
南家 園田 賢 40300
西家 石橋 伸洋 24900 元U-NEXT Pirates
北家 滝沢 和典 3600
(敬称略)
トップ目・園田さんと二着目・白鳥さんの差は9100点差で2600オールツモや9600ロンでも変わります。
ラス目・滝沢さんは三着目・石橋さんと21300点差で倍満ツモでも届かない大差。
最初に親・白鳥さんの手は
ドラ 白鳥手牌
既にアンコの役あり。
赤もドラも無い1500〜2000点で終わりそうなのでリーチ前提で進めるか、枚数が一番多いマンズホンイツなどはありそうです。
ツモ 打
次に南家・園田さんの手は
ドラ 園田手牌
赤もドラも無いメンツ手2シャンテン。
ソウズどちらかを引くだけでかイーペーコーに変化します。
ツモ 打
続いて西家・石橋さんの手は
ドラ 石橋手牌
赤もドラも無い4シャンテン。
自風トイツがあり、ポンした1000点も見えますが石橋さんは1300−2600ツモか6400ロンが欲しい三着目。
赤かドラを引いてリーチ・ツモ、裏か一発が付けば満貫の二着にアップ。
あるいは枚数の多いピンズホンイツにして役牌を重ねてポンでも満貫。
ツモ ツモ切り
最後に滝沢さんの手は
ドラ 滝沢手牌
4トイツあるもののイーペーコーもあり、メンツ手も考えたくなる手牌。
4トイツからチートイツ2シャンテンかトイトイ(は鳴きづらいトイツが多いのでアンコが増えたら考える)のトイツ手メインになるかもしれません。
ツモ 打
次巡、白鳥さんは
ドラ 白鳥手牌
、、の3ブロックあるので残りにくっつけて2ブロック作れば逆転手になります。
この直後、園田さんが切ったを白鳥さんがポンして打。
ポン ドラ 白鳥手牌
マンズホンイツ2シャンテン。
マンズ四連形にくっつけば2メンツは作りやすい状態。(、引きでリャンメン受け入れ)
ポンの後、園田さんは
ドラ 園田手牌
役なし2シャンテン。
マンズの形が西ヨーロッパ形で変化しづらい形。(でしかメンツにならず、横伸び変化が無い)
同巡、石橋さんは
ドラ 石橋手牌
石橋さんの欲しいはが山に0、が2枚しかありません。
アンコになりましたがマンズ部分がネックになりそうです。
更に同巡、滝沢さんは
ドラ 滝沢手牌
ピンズリャンメンに変化し、ソウズ部分がなんとかなればメンツ手も見て進めます。
3巡後、滝沢さんは
ドラ 滝沢手牌
ツモ 打 のイーペーコーを見切り、トイツ手に決めた様子。(チートイツかトイトイ)
このを白鳥さんがチーして打。
チー ポン ドラ 白鳥手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、石橋さんは
ドラ 石橋手牌
・赤の2シャンテン。
これでリーチ・ツモなら満貫で二着目になれます。
また同巡、滝沢さんは
ドラ 滝沢手牌
場に1枚切れを残してチートイツ待ちも意識しているようです。
チートイツなら受け入れの1シャンテン。
次巡、園田さんは
ドラ 園田手牌
マンズ部分の形が良くないですが、ソウズ3メンツか2メンツ+雀頭にはなりそう。
同巡、石橋さんは
ドラ 石橋手牌
受け入れの1シャンテン。
また同巡、滝沢さんは
ドラ 滝沢手牌
4枚目のを引き、下家のマンズホンイツ模様の仕掛けには切りづらい。
ツモ 打 でチートイツは諦めた様子。
次巡、園田さんは
ドラ 園田手牌
雀頭ができた受け入れの1シャンテン。
同巡、石橋さんは
ドラ 石橋手牌
ピンズリャンカンに変化した受け入れの1シャンテン。
また同巡、滝沢さんは ツモ アンカン リンシャンツモ で新ドラになり打。
アンカン ドラ 槓ドラ 滝沢手牌
どのトイツも場にションパイ。(場に0枚)
・トイトイ・赤・ドラ2で跳満なので滝沢さんにはチャンス。
次巡、園田さんは
打 ドラ 園田手牌
が場に2枚切れ、が3枚切れでの見た目枚数は3枚。(実際はは山に1枚ずつ計2枚)
園田さんはここから打。
滝沢さんはマンズホンイツ模様で下家の白鳥さんにをツモ切るのは最低1シャンテン以上、テンパイまで入っているかもと考えても不思議ではありません。
同巡、石橋さんは
ドラ 石橋手牌
567三色も残る受け入れの1シャンテン。
次巡、白鳥さんは
チー ポン ドラ 槓ドラ 白鳥手牌
この受け入れの1シャンテン。
同巡、滝沢さんは
アンカン ドラ 槓ドラ 滝沢手牌
ここから1枚切る場面。
は場に1枚切れ、はションパイだから打としたようです。(は滝沢さん北家で自風)
次巡、白鳥さんは
チー ポン ドラ 槓ドラ 白鳥手牌
ツモ 打 、タンキ待ちテンパイ。
共に場に1枚切れでがカンドラである事以外はほぼ同条件と言っていいでしょう。
Mリーグでは特にドラは切られにくい傾向にある為、ドラ待ちにはしたくなかったのかもしれません。
同巡、園田さんは
打 ドラ 槓ドラ 園田手牌
このを滝沢さんがポンして打テンパイ。
ポン アンカン ドラ 槓ドラ 滝沢手牌
これで厳しくなったのが石橋さんでカンは場に3枚切れ、も3枚見えでピンズの下部分の変化が厳しい。
仮にピンズタンキ待ちになったとしてもはあと1枚で少ない待ちでは勝率も低い。
同巡、滝沢さんは
ツモ ポン アンカン ドラ 槓ドラ 滝沢手牌
ツモって三暗刻が付き、トイトイ・三暗刻・赤・ドラ3の倍満、4000−8000。
このアガリで
白鳥 23200
園田 36300
石橋 20900
滝沢 19600
二着目のアガリを防ぎ親流しに成功しましたが、今度はトップ目とラス目が20000点差縮まり16700点差と半分以上縮まりました。(子跳満ツモ差+1700点に)
今回のまとめ
・自分のアガリが厳しいと判断したらアシスト
打 ドラ 槓ドラ 園田手牌
マンズホンイツ模様で2フーロの白鳥さんにマンズは切れない。
白鳥捨牌
園田捨牌
石橋捨牌
滝沢捨牌
滝沢さんのからターツがあるなら、。(やから先切りはあまりしない)
もし孤立牌ならは持ってない可能性が高い。
園田さんから3枚、3枚、2枚、4枚、2枚、1枚、2枚、0枚、2枚見えでソウズは以外のトイツが無い。(2枚見えはシャンポン待ちやポン不可能、タンキ待ちは残る)
先に切りから手出しでスライドでも無さそう。
滝沢さんは次巡もトイツ落とし。
トイトイっぽい人がトイツ落としは1シャンテンになるトイツ選択。
打 アンカン ドラ 槓ドラ 滝沢手牌
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