例えば、こんな捨て牌のリーチ(すべて手出し)を目にしたら、どんな手牌を想像するでしょうか?
これを見て早すぎる!とかわかんない!と言うのではなくて、たったこれだけの捨て牌からでも相手の意図をわずかでもくみ取る訓練をしましょう、という話です。
この捨て牌の場合、マンズと字牌が一枚も切られていません。
ここから考えられる手役はホンイツやチンイツ、国士無双や字一色、小四喜や大四喜あたりです。
このリーチと戦うと決めた時、相手の手の高さは最低満貫〜跳満くらいはあると覚悟していないとダメです。
また、ヤオチュウ牌(19字牌)で放銃すると役満の場合があると意識しておかなければなりません。
2pトイツを手の内から切り出しているのでトイツ手の可能性は少し低く、一色手の可能性の方が高いかな?くらいに考えておくといいでしょう。
これは実戦譜の捨て牌ですが、このリーチの手牌は
23567789m北北北発発 ドラ4m
こうなっていました。
マンズのメンホン(門前混一色)で満貫以上の手です。
一発や裏ドラ次第では跳満程度は射程範囲内にあります。
捨て牌=手牌の中での不要牌で、捨て牌の反対は手牌だということになります。(不要牌⇔必要牌)
つまり捨て牌の方向性に気づけば、相手の狙う形が想像しやすいということです。
あと、手出しとツモ切りを見ろ!とよく言われますが、すべての手出しを覚えておく必要はなく、手牌が進行した段階(テンパイが近い)での手出しを見ておけば、ある程度は対応が可能です。
では、次の捨て牌を見て、相手の手牌がどんな手牌か想像してみてください。
8p 北 白 6m 4p 2m 5p 1p 8m 4m 4p 4m 中 西 2p
これは初心者の方でもわかりやすい捨て牌です。
序盤に字牌が切られてはいるものの、ソーズが一枚も切られていなく、ソーズのホンイツかチンイツだろうとすぐに浮かんでくる類の捨て牌ですね。
実際の手牌は
1223455799s南発発 ドラ4m
となっており、まだリャンシャンテンでした。
この後、ソーズや字牌の手出しが入れば、テンパイを疑ってもいい巡目だと言えます。
その手出しにしても、場に2枚切れの字牌<1枚切れ<ションパイ(場に切られていない牌)の順番で同じ字牌でも警戒度が変わります。
今回のまとめ
・捨て牌は手牌の反対(不要牌⇔必要牌)
・すべての手出しを覚える必要はない
・ホンイツ狙いの相手の手出しの字牌で警戒度が変わる(場に二枚切れ<一枚切れ<ションパイ(場に0枚)
にほんブログ村
【このカテゴリーの最新記事】