今回もMリーグの一局だけを掘り下げていきます。
今日の主役は多井 隆晴プロです。
まずは動画からご覧ください。
https://youtu.be/9aojvvdFe1M?si=_9NLHf0UvLoTpapM
2024年1月11日 第1試合
南4局 6本場 供託リーチ棒1 ドラ
東家 多井 隆晴 48700
南家 茅森 早香 300
西家 渡辺 太 8100
北家 萩原 聖人 41900
(敬称略)
トップ目・多井さんがアガると連荘。
二着目・萩原さんはトップ目と6800点差で供託があるので5200ロンか700−1300ツモ、多井さんへ1300直撃でトップ。
三着目とラス目の点差は7800点で供託があるので茅森さんの5200ロンか1000−2000ツモ、太さんへ1600直撃で三着。(1600直撃は同点三着)
この時点で二着目とラス目の着順アップ条件は比較的軽いのがわかります。
最初に親・多井さんの手は
ドラ 多井手牌
赤1の自風トイツのポンできる4シャンテン。
まだ雀頭候補がないのでポンするにしても形的にまだ鳴かない方が良さそう。
ツモ 打
次に南家・茅森さんの手は
ドラ 茅森手牌
ドラが1枚浮いているメンツ手3シャンテン。
マンズリャンカン形が少し気になりますがピンフかタンヤオにしてツモか直撃で良さそう。
ツモ 打
続いて西家・太さんの手は
ドラ 太手牌
少し123三色はありそうですが、愚形が複数あるのでテンパイスピードは早くなさそう、赤もドラもないメンツ手3シャンテン。
太さんは二着目と33800点差で二着目へ倍満直撃や役満ロンしないと着順アップはありません。
高い手にならなそう&高い手になっても満貫程度なら、三着確定アガリもやむなしか?
いざという時にアガれるように役牌を重ねる、タンヤオにするなどはありそう。
ツモ 打
最後に北家・萩原さんの手は
ドラ 萩原手牌
赤+ドラのメンツ手4シャンテン。
萩原さんはリーチ・ツモ・赤(1000−2000)かドラを重ねてリーチ・ロン(5200〜)で条件を満たします。(直撃はリーチ・赤、2600の時点で十分)
なので赤へのくっつきとドラ重なりの二点に注目すれば良さそう。
ツモ 打
次巡、多井さんは
ドラ 多井手牌
、、、の4ブロック。
同巡、茅森さんは
ドラ 茅森手牌
2メンツ完成の2シャンテン。
ここで太さんからが切られますが多井さんはポンせず。
また同巡、萩原さんは
ドラ 萩原手牌
あと1ブロック足りない形。
次巡、多井さんは
ドラ 多井手牌
これで5ブロック揃い、雀頭のメンゼンへ。
同巡、太さんは
ドラ 太手牌
、が必要な形。
2巡後、太さんはドラツモ切り。
同巡、萩原さんは
ドラ 萩原手牌
こちらも一応5ブロック。
2巡後、茅森さんは
打 ドラ 茅森手牌
打して受け入れの1シャンテン。
ドラタンキリーチ5200かイーぺーコー狙いか?
次巡、茅森さんはツモ切り、これを太さんがチーして打。(動画4:05)
チー ドラ 太手牌
太さんは字牌を溜め込んで食いタン。
もしリーチが入っても3巡は耐えられます。
ここで切られたも多井さんはポンせず。
2巡後、多井さんは
ドラ 多井手牌
受け入れの1シャンテン。
同巡、茅森さんは
ドラ 茅森手牌
時間を使って受け入れの1シャンテン。
どちらを引いてもイーぺーコーになる形。
また同巡、太さんは
チー ドラ 太手牌
タンヤオ2シャンテン。
更に同巡、萩原さんは
ドラ 萩原手牌
受け入れの1シャンテン。
次巡、多井さんは
ドラ 多井手牌
テンパイ即リーチ、待ち。
待ちは山に3枚、は2枚。
多井捨牌
リーチ一発目、茅森さんは打。
太さんもツモ切り。
萩原さんはツモ切り。
次巡、多井さんは
リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ 多井手牌
リーチ・一発・ツモ・赤・裏の満貫6本場、4600オール。(リーチ棒+1000)
二着目と19400点差つけるアガリで
多井 63500
茅森 −4300
太 3500
萩原 37300
多井さんは萩原さんのトップ条件を700−1300ツモ以上→倍満ツモ以上にして余裕のあるトップ目に。
続くオーラス7本場は太さんの400ー700七本場、1100−1400。
ツモ 太手牌
多井 +82.1
萩原 +16.2
太 −32.9
茅森 −65.4
トップ条件が軽いオーラスでポンしなかった多井さんの判断とリーチに賭けた執念がトップを呼んだ一局でした。
今回のまとめ
・相手のトップ条件から自分が何点アガるといいのか考える
南4局 6本場 供託リーチ棒1
東家 多井 隆晴 48700
南家 茅森 早香 300
西家 渡辺 太 8100
北家 萩原 聖人 41900
トップ目・多井さんがアガると連荘。
二着目・萩原さんはトップ目と6800点差で供託があるので5200ロンか700−1300ツモ、多井さんへ1300直撃でトップ。
三着目とラス目の点差は7800点で供託があるので茅森さんの5200ロンか1000−2000ツモ、太さんへ1600直撃で三着。(1600直撃は同点三着)
この時点で二着目とラス目の着順アップ条件は比較的軽いのがわかる。
6本場あるので相手に直撃されると本場1800×2=3600点縮まり、条件は非常に軽くなりやすい。(+リーチ棒)
そこで多井さんの配牌は
ドラ 多井手牌
赤1の自風トイツのポンできる4シャンテン。
ポンすると・赤2900点。
ここで親が2900をアガっても二着目の条件は5200直撃、跳満ロン、満貫ツモとまだ危ういトップ目のまま。
それならここでリーチ・ツモ・赤(2000オール)やリーチ・赤・裏(7700)などメンゼンで高い手をアガり、二着目との点差を広げたい。
多井さんは
リーチ一発ツモ ドラ 裏ドラ 多井手牌
リーチ・一発・ツモ・赤・裏の満貫6本場、4600オール。(リーチ棒+1000)
二着目と19400点差つけてトップ条件を倍満ツモなど厳しいものにしている。
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