今回もＭリーグの一局だけを掘り下げていきます。

今日の主役は伊達　朱里紗プロです。

まずは動画からご覧ください。（動画８：０３）

https://youtu.be/KzStUm2PcTk?si=FwE2POtW75NwTNV3








２０２２年１１月１４日　　第１試合

東２局　　ドラ

東家　　近藤　誠一　　２４０００　元・セガサミーフェニックス

南家　　　堀　慎吾　　１７０００　サクラナイツ

西家　　萩原　聖人　　３４０００　雷電

北家　　伊達　朱里紗　２５０００　格闘倶楽部

（敬称略）

前局は満貫移動した東２局。




※動画の都合上、１巡目・西家から見ていきます


最初に西家・萩原さんの手は

ドラ 萩原手牌

ドラ２と自風トイツの４シャンテン。

ポンでも後付けでも鳴きやすいので鳴ける牌は全部鳴いて進めたい。

ツモ 打







次に北家・伊達さんの手は

ドラ 伊達手牌

トイツ、赤１のメンツ手３シャンテン。

ポンならそれなりに進めやすい手ですがほぼ２０００点。

ツモ 打


このを萩原さんがポンして 打 。

ポン ドラ 萩原手牌




ポンの直後、伊達さんは

ドラ 伊達手牌

ソウズリャンメンに変化。












次巡、親・近藤さんの手は

ドラ 近藤手牌

赤１の３トイツ、メンツ手なら４シャンテン。

４トイツになったらチートイツ寄り、横の牌（などメンツやターツになる牌）を複数引くならメンツ手の認識でいいでしょう。

ツモ 打







そして南家・堀さんの手は

ドラ 堀手牌

赤もドラもないメンツ手３シャンテン。

赤を引いてリーチして２６００愚形待ちでも微妙な手なので先制リーチにならない限り守備的になりそう。

ツモ 打












同巡、伊達さんは

ドラ 伊達手牌

アンコになり２シャンテン。











次巡、近藤さんは

ドラ 近藤手牌

ドラが浮いている３シャンテン。







同巡、萩原さんは

ポン ドラ 萩原手牌

・ドラ２の３シャンテン。

トイトイ変化やドラポンなどもあります。










また同巡、伊達さんは

ドラ 伊達手牌

受け入れの１シャンテン。










次巡、近藤さんは

ドラ 近藤手牌

ドラが浮いている２シャンテン。

このドラが切られるタイミングが萩原さんのアガリに影響しそう。










同巡、伊達さんは

ドラ 伊達手牌

受け入れの１シャンテンに変化。








次巡、近藤さんは

ドラ 近藤手牌

ツモ 打 の２シャンテンからドラ切り。


萩原さんはこのドラをポンして打。

ポン ポン ドラ 萩原手牌

・ドラ３、満貫の２シャンテン。









次巡、近藤さんは

ドラ 近藤手牌

受け入れの役なし１シャンテン。













同巡、堀さんは

ドラ 堀手牌

イーぺーコーが残りそうな２シャンテン。









また同巡、萩原さんは

ポン ポン ドラ 萩原手牌

受け入れの１シャンテン。

浮いているくっつき形。










更に同巡、伊達さんは

ドラ 伊達手牌

１シャンテンは変わらず。










次巡、伊達さんは

打 ドラ 伊達手牌

一旦を切ろうとしてやめ、打。


場を見ると

近藤捨牌

本田捨牌


萩原捨牌

伊達捨牌


伊達さんが切りする前に３枚ずつ６枚見えています。

ソウズを一枚も切らない近藤さんがもしソウズ待ちならが本命と見えます。









次巡、近藤さんは

ドラ 近藤手牌

テンパイ即リーチ、待ち。

待ちは山に１枚、は０の計１枚。




堀さんは ツモ 打 。

ドラ 堀手牌

切りしなければテンパイですが、チートイツで押し切るのは厳しいか。




萩原さんは ツモ 打 。

ポン ポン ドラ 萩原手牌





伊達さんは ツモ 打 。

ドラ 伊達手牌

受け入れの１シャンテン。















２巡後、伊達さんは ツモ 打 リーチ！

ドラ 伊達手牌

リーチ・赤２、５２００の待ち。

待ちは山に２枚、は３枚の計５枚。








次巡、堀さんは ツモ 打 。

これで伊達さんのは山に４枚。






萩原さんは ツモ 打 。

ポン ポン ドラ 萩原手牌

満貫テンパイ、待ち。

待ちは山に０、２枚の計２枚。








次巡、堀さんは ツモ ツモ切り 。



萩原さんは ツモ ツモ切り 。


リーチロン ドラ 裏ドラ 伊達手牌

これが伊達さんへ放銃に。

リーチ・赤２・裏３の跳満、１２０００点（リーチ棒＋１０００）


この１２０００などでリードした伊達さんがトップ。

伊達　　＋６６．５

萩原　　＋０．５

近藤　　−２０．７

　堀　　−４６．３


３人テンパイを制した伊達さんの一局をお送りしました。




今回のまとめ

・半荘に一度は勝負所がやってくる

多くの半荘で「ここで勝たないとトップが取れない」という勝負所が来るので押すタイミングを逃さない。

・ツモが非常に良い時は押し寄り

伊達さんは１巡目からと五連続有効牌ツモ。

→ 、 → 、 →

→ 、 →

など好形変化やメンツ完成など自分に有利な牌を何度も引く時は押し寄り。


・自分から多く見えるスジは当たりの有力候補

伊達さんは

打 ドラ 伊達手牌

一旦を切ろうとしてやめ、打。


場を見ると

近藤捨牌

本田捨牌


萩原捨牌

伊達捨牌


伊達さんが切りする前に３枚ずつ６枚見えている。

ソウズを一枚も切らない近藤さんがもしソウズ待ちならが本命と見える。

次巡、近藤さんは

ドラ 近藤手牌

テンパイ即リーチ、待ち。

伊達さんが切りしているとアガリは無く、近藤さんに当たってしまう。

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