全国の高校総体が中止になる方向性のようです。
ちなみに私が勤務している県はすでに高校総体の中止が決定しており、このままいくと 3年生はもう公式戦を迎えることないため高校での競技を引退 することになります。
私も一人の監督として部活動を取り仕切っていますが、今回の高校総体中止は子供たちの 安全を考えれば当然の決断 だと思います。
一切否定の予知もないです。
ただ、私が監督をしているチームは関東大会や全国大会に出場しており、子供たちは高校を決めるときに 競技を中心に決めた子ばかり です。
そして中学時代と同じ悔しい思いをしないために、毎日「勝ちたい」と強く思い練習に励んできました。
1年生のときと比べると、 競技力も高くなり最後のインターハイ予選を子供たちも私もとても楽しみにしているところでした 。
しかし、 今年の高校総体は中止 です。
私の担任しているクラスは、ほとんどの生徒が部活動に所属しています。
今回の高校総体中止で子供たちは 不完全燃焼な気持ちになり、目標を失った状態 となってしまうでしょう。
私はかなり早い段階から県の高校総体中止を知っていたため、子供たちに中止の事実は言えませんでしたが、「 どうなるかわからないから部活動が引退になってしまうことも考えて次の目標として進路を考えよう 」という話をして、新しい目標を持てるような取り組みを継続してきました。
その成果もあり、生徒の中には「 大学で競技を続けるために勉強を頑張る 」という子や「 早いうちから大学受験の準備ができるから頑張る 」という子が出てきてくれました。
その反面、「 学校行く意味がほぼなくなった 」や「 今までの努力が無駄になってしまった 」と考えている子もいます。
そのような子供たちに対して、 新たな目標を持ってもらえるようにすることが教員の責務 だと考えています。
うまく気持ちを切り替えて勉強を頑張れる子、最後の総体がなくなったことで大学でも競技を続けることを決めて頑張れる子はいいでしょう。
しかし目標を失い行き場をなくした子達は、 悪い方向に進んでしまう子 もいるかもしれません。
そのようなことにならないよう、先生方は力を合わせて子供たちの気持ちを全力でフォローし、やりきれない思いは汲んであげながらも、この時勢なので仕方ないことを話しながら 前を向いていくしかない のです。
正直、私も悔しい思いでいっぱいです。
私のチームには、入学したときから関東、全国クラスのスター選手はいません。
高校3年間の努力をしてそのステージに上がっていくのです 。
そしてその 成功体験が人生の宝物になり、生涯の財産 になっていくのです。
そのような場を失ってしまったことは非常に残念ですが、命には代えられません。
今回の決定を嘆くのではなく、そうなったからこそ 今何が出来るのかを考え、前向きに乗り越えていきましょう 。
頑張ろう、全国の高校生!!そして学校の先生!!
今日は私の思いを書くだけの内容になってしまいました(汗)
では本日にこれにておしまいです。
ではでは〜
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