引き続き、
10月14日に築上町にて開催されました
「手紙の書き方講座」のご報告です。
今回の講座は、地元の名勝ツアー付き!
午後は、希望者(=結局全員)の方と、
築上町の自然と文化に触れる時間となりました。
まずは、嶋田隆氏が描き続けられた巨木、
国指定の天然記念物「本庄の大楠」。
大楠は、樹高26メートル、樹齢1900年
日本三大大楠の一とも言われています。
躍動感あふれる根を大地にはり、
空へ延びゆく大楠は、
長い年月、同町を見守ってきた
頼もしさと親しみを感じました。
その後、国指定名勝で、
県指定建造物にもなっている
「旧藏内邸」へ。
旧藏内邸は、
炭鉱王ともいわれた藏内家の大邸宅で、
大玄関棟をはじめ、
18畳2部室続きの大広間、
座敷、茶室が庭園に面してたくみに配置された造り。
豪華な浴室や脱衣場まで備えられ、
お客様をもてなすための
接客を重視した構成となっていました。
特に興味をもったのは、
邸宅のあちらこちらに施された細工。
天井板には屋久杉を使った格天井や弓矢天井、
見る位置によって見え方が変わる繊細な欄干、
襖の引手、家紋入りの特注の照明や、
自然の景観に一体化する竹を施した雨樋など、
心憎いほどの手の込んだ細工が施されていました。
さらに驚きだったのが、
「金唐革紙(きんからかわし)」。
旧藏内邸のなかでも、
明治39年頃建築の仏間内陣の壁紙なのですが、
最初は、紙でできているとは信じがたいものでした。
(写真NGで、お見せできないのが残念です)
現在、金唐革紙が現存するのは、
国会議事堂、旧岩崎家住宅、旧前田侯爵邸洋館ほか、
全国でも数えるほどしかないそうです。
旧藏氏は、煎茶文化を好み、
茶室は、庭園の形式を眺めながらお茶をいただく
開放的な煎茶好みの建築様式になっているそうです。
江戸時代から作り始められた
「寒菊」というお菓子とともに、
八女茶の煎茶をいただきました。
心地よい秋風を感じつつ、
日本人のおもてなしの心に触れ、
豊かなひとときをすごごす一日となりました。
最後まで、読んでくださり、
ありがとうございます
☆愛に満ちたことばと笑顔あふれる世界に☆
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posted by fanblog
2017年10月29日
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