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進学校ではない私立高校に通う子どもを持つ父です。このブログでは、子どもの受験をきっかけに、底辺私立高校から難関大学合格を目指すための学力向上に向けて、二人三脚で取り組む過程を綴ります。アイコンはDALL-Eという生成AIで生成してみました。
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2024年01月17日

受験生に遊ぶ時間はないのか?

こんな言葉を吐いたり思ったりしていないでしょうか?

「ゲームばっかりしている」
「遊んでる暇があるなら勉強したら?」
「全然、勉強しない」
「今年は受験だから、家族ではレジャーには行けない」

子ども以上に進路や将来を心配してしまっている親であれば、そんな風に思ってしまうことも仕方のないことでしょう。

ただ、よっぽど勉強の好きな子どもならまだしも、
これまで勉強してことなかった、負け癖がついてしまった子どもに、
四六時中、勉強を強いたとして、本当に身につくものでしょうか。
ダラダラと時間ばかり使ってしまい、消耗戦になる未来しか見えません。

表題のとおり、今回は受験生の「遊ぶ時間」に対する考え方について整理したいと思います。


ChatGPTによる要約
この記事は、受験生の勉強と遊びのバランスについてのアドバイスを提供しています。著者は、子供たちが勉強と自由時間の優先順位をどのように設定すべきかに焦点を当てています。宿題や復習を最優先とし、その後自主学習や趣味に時間を割くことを推奨しています。また、子供たちが勉強に対して正しいモチベーションを持つためには、遊びやリラックスする時間も必要であると強調しています。著者は自身の経験と息子の勉強方法を比較しながら、効果的な学習方法と時間管理の重要性について語っています。


勉強に対するモチベーション」について考えたことはありますでしょうか?

前提として、ゲームにガッツリのめり込むことは悪ではないはずです。
かく言う私も中高生の頃はゲーム三昧、もしくは趣味に没頭していました。
両親からも「ゲームばっかりして...」と呆れられてました。
しかしながら学業については割と問題はなく、それなりの大学、大学院まで行かせてもらうことができました。


ただ去年までの息子と明確に違っているところがあり、

  • 当時はYouTubeやInstagram、Tiktokなど何も考えずにダラダラと見ているだけのコンテンツがなかったこと
  • 学校から出された宿題については、その日のうちに必ずやりきっていたこと

この2点です。

とくに後者の「宿題」については、部活でどれだけ疲れていても何とかこなして当日中には終わらせていた記憶があります。
(高校受験で失敗したので、その反動による影響が大きかったのか、誰から言われることなくですが...)
当時の私にこの認識はなかったですが、「優先順位」についてきっちり行動できていたことが結果に繋がっていたのだろうとこの歳になって考える次第です。


どのような優先順位か、読者の方におかれましては明らかかと思いますが、
改めて記載したいと思います。

優先順位
  1. 宿題(復習)
  2. 自主勉強(可能であれば)
  3. 趣味や遊び、リラックスできる、楽しめること

単純なことではありますが、この優先順位、お子様の中にありそうでしょうか。
息子をはじめ、大半の学生にはこの意識が定着していない可能性があります。
もしくは先程述べた、YouTubeやInstagram、TiktokなどSNSによる誘惑による阻害を受けているのではないでしょうか。(スマートフォンのアプリやSNSは、できるだけ接している時間が長くなるように、これに依存するよう設計されています。)


1つ目の「宿題(復習)」について、
昨今では、受験勉強や日々の学習において「思い出すこと」の重要性はよく知られています。
「宿題(復習)」を最も優先度の高いものとしている理由はここにあります。
学んだことも、その日、翌日に一度も思い出さなければ、忘却曲線の考え方に従えば以降思い出すことは絶望的に難しくなるでしょう。
(私たちも、漢字や単語を覚えても意図的に復習する習慣がなければ、次に同じ漢字や単語を見る頃には忘れてしまっていて改めて調べるということを繰り返しているのではないでしょうか。)

また 宿題の量は有限であるはずです。
ズルの無い範囲、質が悪くならない範囲で、終わらせようと思えば誰でも終わらせられることができるはずです。

子どもの視点に立ってみれば「 ゴールが見えている状態」です。
これさえ終わらせれば趣味や遊びの時間が待っている、と前向きに机に向かうことができるでしょう。
ここが勉強に対するモチベーションに対して、大きく影響を与えると考えています。
(暗中模索、終わりが見えない状態は、大人でも辛いはずです)
加えて「やった!終わらせられた!」「昨日より早く終わった!」など 小さな成功体験を積み重ねることができ、マインド面での形成にも資するものだと考えられます。

サポートする保護者の視点では、
宿題や復習の中で解けない問題があるのであれば、 「どこが解けなかったのか?」「授業で分かったつもりになっていたこと」が明らかになるはずです。
この「何が分かっていないのか」を見逃すことなく、 今後の学習計画を立てるにあたっての材料として、日々積み立てることができるはずです。
何が分かっていて何が分からなかったのか、問題単位でも構わないので、これが明らかになっていることは、明日以降の時間の使い方に対して支配的な影響を与えることができるでしょう。

2つ目の「自主勉強(可能であれば)」については、括弧内にも書いていますが「可能であれば」で構わないと考えています。
勉強や学習はやればやるほど習慣(歯磨きや入浴のように、しないと気持ち悪いもの)になるでしょう。
もし宿題が出されていない、復習することの決定が難しい場合には、好きな勉強を行えば良いかと思います。
先程も述べたとおり「ゴール」や「終わり」の条件を予め決めておくことが重要で、私たち大人が協力できるところではないでしょうか。

上記、2つの「宿題(復習)」と「自主勉強(または受験勉強)」の計画や分量設計を行うことが重要になってきますが、ここはまた別の記事で書かせていただきます。
(進学校であれば、この辺りが学校側で設計されていることが多いので助かるのですが、息子の場合は、、なかなか難しそうです。)


重要なことは「 親子で優先順位について共通認識を持つこと」だと考えています。
この共通認識のもと、主体である子どもの勉強に対するモチベーションが下がらないよう「やるべきこととその量」を明らかにして、「これさえ終わらせられれば自分の時間だ」と思える状況を作ってあげることが、私たち保護者のできるサポートではないでしょうか。

その上で「受験生に遊ぶ時間はないのか?」の問いに対して、
むしろモチベーション維持のために「遊ぶ時間」は必要であり、
それは「やるべきことを終えた子どもに対する小さなご褒美」と考えるべきでしょう。


とある塾の先生から聞いて良い言葉だと思った言い回しに

学習はマラソンにしないこと、短距離走の繰り返しにすべき

というフレーズがあります。
長時間の辛く苦しいものにせず、短時間で終わらす一種のタイムアタックだと考えて何度も反復することこそが、
受験勉強に対する考え方として持っておくべきものと、この記事を締めくくらせていただきます。

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