テレビゲームへの数々の批判
「ゲームが子供に悪影響を与える」というのよく耳にする言葉です。
ニュースなどでも犯罪とゲームを関連づけて報道するケースもあり、テレビゲームに対してマイナスなイメージを持っている人も多いと思います。
ただ私も小さい頃にゲームをやっていた記憶がありますが、特に非行に走るわけでもなく対人関係が悪くなるわけでも無かったので「ゲームが子供に悪影響を与える」という意見に根拠があるのか常々疑問に思っていました。
ですから今回はゲームが人間に与える影響について考えていきたいと思います。
暴力的な描写を含むゲームはやはり要注意
ゲームの良し悪しに関する研究は数多く存在します。
研究内容を大まかに分けると、ゲームが人間の脳に与える影響の研究、人間の暴力性に与える影響の研究、人間の学習能力に与える影響の研究、人間のコミュニケーション能力に与える研究などが挙げられます。
その中で人間の暴力性に与える影響の研究では、大学生を対象にした実験でシューティングゲームなどの暴力要素を含むゲームをすることで一時的に攻撃性が増したり、共感性が低下するというような結果が得られています。
ゲームの暴力要素が人間の攻撃性に影響を与える可能性はやはり否定できないようです。
ゲームに良い影響ってあるの?
逆にゲームには学習能力を向上する可能性があるという研究もあります。
仮想空間で様々な情報を瞬時に判断してボタンを操作するするゲームでは空間把握能力や情報処理能力向上につながるというものです。
またコミュニケーション能力の面でも、ゲームは子供の社会性の向上につながるという研究結果が多く報告されています。
これはゲームが話題提供の性質を持ち、友人間での共感を高めるためではないかと考えられています。
ゲームとの付き合い方
一口にゲームといっても過激な暴力描写を含むものから、子供の教育目的の計算ソフトまでいろいろなものがあります。
今のところどんなゲームがどれぐらい良いのか悪いのかというのははっきり分かっていません。
子供に長時間延々とゲームをやらせるのはもちろんいけませんが、ゲームを全否定して子供から取り上げてしまうのも考えものです。
やはり子供と話し合ってゲームの内容やゲームをする時間や頻度の取り決めをするのが一番の落とし所かなと思います。
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