エレコムダイレクトショップ にて、USB OTG対応のスマートフォンからハイレゾの音声を再生できる高音質アダプター「 ハイレゾ DAC for Android (EHP-AHR192GD) ゴールド 」が4,298円で販売されています(上のリンク画像は Android 対応版です)。こちらのリンクはイヤホンが付属しないパッケージですが、下にイヤホンつきのバージョンとも色違い、そして iPhone の Lightning 版のリンクも張っておきます。USB OTG 対応の、バスパワーで動作型です。対応 Android スマホ(Lightning版の場合は iPhone)につなげば、最大でサンプリング周波数192kHz、最大で量子化ビット数24bitのサウンドが再生できます。
内蔵DACチップは、旭化成エレクトロニクス「AK4430ET」を採用しています。このチップは単価でみれば決して安いものではなく、普通はこの手のヘッドホンアンプにはもっとお手軽なもの(USBオーディオインターフェースとDACを統合したモバイル向けチップなど)を使うわけですが、モバイル用でもない音質に定評ある AK4430ET をわざわざ使っているのは、オーディオへの取り組みの本気度を感じます。iPhone 用の場合、Lightning 直結でハイレゾ再生するには、アップル純正の「Lightning Audio Module (LAM)」で IC と DAC チップを組合せて、ヘッドホンやイヤホンに使用するのが定番になっていますが、この場合、通話用マイクが使える利点がある一方で、再生可能音楽ファイルの上限は48kHz/24bitまでの制限があります。そのため、本製品では通常のUSBオーディオインターフェースにDACを使用することで、この制限を突破し音楽再生専用に特化しています。当然、iPhone の通話用マイクなどは使えません。つまり、すでに iPhone 用のオーディオアダプターをお持ちの方でも、方式が違う場合は本製品を試してみる値打ちがあると思います。あと、音質改善に贅沢しているのは、内蔵する基板は4層構造のものを使用し、60mW(16Ω時)のパワーは電源の低インピーダンス化に力を入れた結果だといえます。
肝心の音質ですが、スマホのイヤホン端子からとる再生とは別次元の解像感が広がります。特に高域がクリア、それでいて低音が空気を震わせる感じもしっかり再現するので、さらに満足するハイレゾ対応イヤホン選びが楽しくなりそうです。同じイヤホンをスマホ直結と本機につなげるのと聴き比べれば、恐ろしいほど明確に違いが出ますので試されると面白いと思います。microUSB 端子の Android 対応版の方が、対応機器が広くなるので応用範囲も広くなる気もしますが、iPhone など Apple デバイスしか使わないという方なら、Lightning 直結の iPhone 対応版の方がオススメです。
以下、ハイレゾ DAC の Android 対応版と iPhone 対応版、イヤホンつきの別、色違いモデルについてのリンクです。
Android 対応版(microUSB 端子)
ハイレゾ DAC for Android (EHP-AHR192GD) ゴールド
ハイレゾ DAC for Android (EHP-AHR192SV) シルバー
Android 対応版 イヤホンつき
ハイレゾ DAC for Android イヤホンつき (EHP-CHR192GD) ゴールド
ハイレゾ DAC for Android イヤホンつき (EHP-CHR192SV) シルバー
iPhone 対応版 (Lightning 端子)
ハイレゾ DAC for iPhone (LHP-AHR192GD) ゴールド
ハイレゾ DAC for iPhone (LHP-AHR192SV) シルバー
iPhone 対応版 イヤホンつき
ハイレゾ DAC for iPhone イヤホンつき (LHP-CHR192GD) ゴールド
ハイレゾ DAC for iPhone イヤホンつき (LHP-CHR192SV) シルバー
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