(引用:https://www.facebook.com/BrooklynMovie/)
アパレル・流通業では、扱い商品が時代の ファッション性やトレンドに左右されることが多いため、世の中の動きにアンテナを張っている人が求められます。
世の中の動きに興味を持っているかどうかを引き出す質問はいくつかあります。
たとえば、「休みには何をして過ごしますか?」「よく出かける街やお店はありますか?」「ファッションに興味がありますか?」といった質問です。
その中で、 「好きな映画は?」 というエンターテイメント関連の質問も、アパレルや流通業が好んで使う質問です。
今回は、アパレル・流通業が「好きな映画は?」といった、「映画ネタ」質問を投げて来た時にどう返していけばいいのか、応答の例文付きで具体的に解説していきましょう。
解説の題材として、映画 『マイ・インターン』 と 『ブルックリン』 を使って説明していきましょう。
■アパレル・流通業志望、こんな「好きな映画」は?
(引用:https://www.facebook.com/TheInternMovie/)
どこの業界・業種でも言えることですが、面接では自社のビジネスにどれだけ興味を持っているのかが一番知りたいところ。
ストレートに「ファッションのどんな点に興味がありますか?」と尋ねる面接官もいますが、ほとんどの場合、事前準備をされてしまう質問なのであまり使いません。
ふいに「好きな映画は?」と聞くことで、正直な本音を引き出そうとしているのですが、自社の仕事内容になんらかの接点のある答えを求めるのは当然です。
今回紹介のアパレル・流通業界でいえば、ファッションビジネスへの興味や、映画の中で見たおしゃれな衣装に関心があった結果、「好きな映画」であってほしいと期待しています。
「好きな映画」を尋ねた後に、 「好きな点はどこ?」「好きな理由は?」 と、重ねて聞くことで嗜好や興味の深さを見ようとしているのです。
■おススメ映画その1.『マイ・インターン』
(引用:https://www.facebook.com/TheInternMovie/)
アパレル・流通業界(百貨店・小売)で面接質問の対策としておススメのひとつは 「マイ・インターン」です。
これは、 アパレル通販の企業を経営する新進気鋭の女性と、定年後に再就職してきたベテラン社員(インターン)の話です。
自信家の アン・ハサウェイ演じるジュールは、何事もテキパキと仕事をこなすやり手の経営者ですが、ある意味でマイペース。
しかし、ある時会社の買収の話が持ち上がります。
何事も順調に進んでいたジュールにとってははじめて経験で、すっかり落ち込むのですがそこに援助の手を差し伸べたのがベン(ロバート・デ・ニーロ)。
ファッションに精通していない彼のアドバイスながら、うまく受け入れ次第に持ち直していく様子が描かれています。
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■おススメ映画その2.『ブルックリン』
(引用:https://www.facebook.com/BrooklynMovie/)
もうひとつは、シアーシャ・ローナン主演の 『ブルックリン』です。
この映画はストーリーもさることながら、むしろ 1950年代のファッションが色鮮やかに再現されているところが強調ポイントです。
50年代にアイルランドから、 ニューヨークのブルックリンに移民してきたエイリッシュという女性が自立していく話です。
最初は、百貨店の店員の仕事もなかなか勤まらず落ち込んでしまうのですが、恋人もでき次第に自信をつけていく様子が描かれています。
古いブルックリンの街並みに映える、アイルランドカラーの アイリッシュグリーンなどがレトロファッションとして再現され楽しめます。
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■「好きな映画とその理由は?」−応答の例文その1.
「ハイ、私の好きな映画は『マイ・インターン』です。
アン・ハサウェイ主演で、アパレル通販の経営者が 周囲の助けをもらいながら、なんとか経営を軌道に乗せていく話です。
この映画が好きな理由を申し上げます。
ひとつは、私が希望するアパレル企業の 生き生きとした社内雰囲気が描かれていることです。主演のアン・ハサウェイの着こなすファッションも素敵で、彼女が輝いていた 『プラダを着た悪魔』 を彷彿とさせるところが大好きです。
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もう一点の好きな理由は、 職場の雰囲気です。けっこうやり手だった主人公の経営者が、天狗になって凹んでしまうのですが、定年後入社のベテラン・インターンなど 周囲の社員の支援で持ち直していくところに共感しました。
■「好きな映画とその理由は?」−応答の例文その2.
「ハイッ、私の好きな映画は『ブルックリン』です。
シアーシャ・ローナンが主演で、彼女は最近では 『ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語』 など、 生き生きとした女性を描いた映画に多く登場していますが、この映画でも輝いています。
しかし、私が好きな理由で特に強調したいが、もう一点あります。
それは、映画の中で主人公エイリッシュ他、登場する人物の 着こなすファッションが素敵なところです。
映画の時代背景は、1950年代なのですが当時のファッションが鮮やかに再現され、今の時代に蘇った感じですごく新鮮です。
アイルランド出身の彼女が着る衣装の緑は、いわゆる アイリッシュグリーンで、レンガ色の古い ブルックリンの街並みにピッタリなところがすごく印象に残っています。」
まとめ〜志望先ごとにバリエーションを〜
いかがでしたでしょうか?
どんな映画が好きかは、もちろん個人の好みです。
しかし、就活の面接質問で聞かれる「好きな映画は?」「最近見た映画で印象的なのは?」は、意図のあるちょっと特殊な質問と思って下さい。
志望動機を聞かれて、答える内容を業種ごとに変えるのと同じように「好きな映画」も、できれば変えた方がベターです。
なぜなら、面接官は「なぜ?」「どの点が?」と突っ込んで、自社が求める人材に合うかどうかを見つけるためにこの質問をするのですから。
ぜひ、他の記事も参考にしてバリエーションを持っておくようにしましょう。
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