原題『THE TWO FACES OF JANUARY』はサスペンス感が漂いますが、この邦題の方がもっとミステリアスで好きです。
ヴィゴ・モーテンセン は、第91回アカデミー作品賞『グリーンブック』にも主演で登場。
なかなか渋みがあって、ファンの多い俳優です。そして、もう1人が キルスティン・ダンスト 。
彼女のファンならぜひおススメで、魅力的な彼女を見ることができます。
あらすじ・主な登場人物と背景
株の投資詐欺で追われるチェスター(ヴィゴ・モーテンセン)とその妻コレット(キルスティン・ダンスト)が訪れたのはギリシャ。
?ギリシャが舞台の映画はコチラ⇒ 『300 スリーハンドレッド帝国の進撃』
パルテノン神殿 で、ツアーガイドのライダル(オスカー・アイザック)から声を掛けられ、二人にガイドの申し出をされます。
好青年のライダルを見て、反応したのはコレット。二人は彼を雇うことに。
一見、ギリシャを楽しく周遊する観光客とガイド。しかし、この3人は後々起こるいくつかの殺人事件に絡んで行くことになるのです…。
あらすじ・ここが見どころ
(引用:facebook公式
https://www.facebook.com/thetwofacesofjanuary/ )
◇夫婦のファッションにも注目!
とにかく映画を見ている人も、ギリシャ観光が満喫できるキレイな映像から始まります。
パルテノン神殿を散策する仲のよさそうなチェスター夫婦。
二人のアースカラーをベースとしたファッションが神殿の風景にマッチ。先の展開に期待が膨らみます。
しかし、チェスターの仕事はどうも汚れ仕事のようで、怪しげな雰囲気を漂わせながら映画がすすんでいきます。
◇物語が急展開するシーンがココ!
ライダルの案内で、楽しく各地を周遊する二人。
そんな中で物語が急展開するのは、ライダルが二人をホテルに送り届けたある日のこと。
ライダルは、車の中に残っていたコレットの忘れ物を発見。すぐさま二人の部屋を訪ね届けに戻った時でした。
そこには、倒れた男を抱きかかえるチェスターがいました。
知り合いが酔っぱらったと嘘をつくチェスター。しかし、後になってわかるのですが、チェスターの詐欺を問い詰めに来た探偵を殺害したところだったのです。
◇殺人事件を報じる新聞に出くわす!
バレるのを恐れたチェスターは、疑うコレットを連れてすぐにホテルから逃走。
ライダルをごまかし、偽造パスポートの作成を依頼。受け取り地に選んだクレタ島に向かいます。
しかし、移動するバスの中で乗客が見ていた新聞には、殺人事件の容疑者としてチェスター夫妻の顔写真が載っていたのです。
いたたまれずに降りたコレットに続き、3人はやむなくバスから途中下車するのでした。
クライマックスからエンディングへ
3人が歩いてやっと到着したのは、あの有名な クノッソス遺跡 でした。
チェスターは、旅行中なにかと妻コレットに言い寄っていたライダルが気に入りません。
まして、殺人の目撃者であるライダルはいまや邪魔者。
日も暮れた遺跡の洞くつに連れ出し、チェスターはライダルを殺害しようとします。
しかし、気付いたコレットがチェスターを止めようとします…。
感想とおススメ度
映画はさらにここから二転三転。
気になるコレットのその後。そこには殺人をさらに重ねたチェスターの逃避行が待っていました。
サスペンスを楽しむ一方で、逃避行の先々であらわれるギリシャの綺麗な風景。
両面から楽しめるおススメ映画です。