「100年目の恋」、ロマンチックなラブストーリーをイメージ?もちろん期待を裏切りません。
ただ、彼女アデラインには暗い過去が…。おとぎ話仕立ての物語で、彼女のどことなく暗い表情には大きな理由がありました。
映画のキーワードは、「アンチエイジング」。彼女の身にいったい何があったのでしょう?
あらすじと背景
結婚もして子供もあったアデライン(ブレイク・ライブリー)は、ある日、自動車事故に会います。
当時、29歳。
あれから100年経った現在、事故の後遺症でまったく老化しない体に。
彼女はアンチエイジングを喜ぶことはなく、ジェニーという偽名を使い、人目を避けて暮らす女性になってしまったのです。
しかし、そんなアデラインの前に熱心にアプローチをかける男性エリス(ミキール・ハースマン)が現れます。はたして彼女はエリスの愛を受け入れるのでしょうか?
あらすじ・ここが見どころ
(引用: https://www.facebook.com/AgeOfAdaline/ )
◇「ジェニー」の悲しい日陰生活!
アデラインが事故の後遺症で不老不死の体を得たことは、実は悲劇だったのです。
100年も生きていれば、夫はじめアデラインの周囲の者は当然みんな先立つことに。
結婚当初に産んだ娘ももう70数歳。並んで見れば、親子が逆転してしまいます。
29歳の姿かたちを持ち続ける彼女も、本当の年齢は100歳。誰だって、アデラインが年齢をごまかしているとしか見てくれません。
居づらくなったアデラインは、ジェニーの名で転居を繰り返す生活にならざるを得ませんでした。
◇エリスに見初められた「ジェニー」
しかし、いくらひっそり暮らしていても綺麗な彼女のこと、どうしても目立ちます。特に若い男性は彼女を放っておいてくれません。
仕事の関係で「ジェニー」を見初めたエリスもそんな一人でした。
もちろん彼女の秘密を知りません。ジェニーに近づき、なんとか彼女と一緒になりたいと寄り添ます。
そして、ついにエリスは彼女を自分の実家に案内し、両親に合わせるところまでこぎ着けるのでした。
◇実家の両親をはじめて訪問
エリスの父親ウィリアム(ハリソン・フォード)と母親は、ジェニーを温かく迎えてくれます。
初対面の挨拶を交わすジェニーと両親。ウィリアムも笑顔で息子の彼女と接するのですが、ふと怪訝な表情に!
はじめてジェニーと会うはずのウィリアムに、不思議な気持ちが沸き上がってきます。
二人きりになった時、ウィリアムが思わず呼んだ名前がありました!
でも、そんなはずはない。あれはもう何十年も昔のこと…。
クライマックスからエンディングへ
ハッとするアデライン!
彼女も古い記憶をたどるのですが、ウィリアム同様、そんなはずはない!と言い聞かせ、彼女は逃げるようにその場から逃れていきます。
そして、一生懸命に自分に尽くしてくれるエリスに申し訳ない気持ちでイッパイに。
彼女が避けようとしてきた人々との運命の関わりが、またしてもここで起こってしまったのです…。
感想とおススメ度
おとぎ話です。
と、わかりつつもみんながあこがれる「アンチエイジング」を得てしまったアデラインの恋の行方が気がかり…。
ずっと憂いを秘めたブレイク・ライブリーに注目して下さい。
ストーリーや彼女の演技もさることながら、映画全編を通じて紹介される100年間のモード紹介も見どころですよ!