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posted by fanblog
2019年06月07日
『セブン・シスターズ』は、1人7役。「水曜日が消えた」のモデルとなったSF映画
主演の ノオミ・ラパス は、SF映画「プロメテウス」での印象の強い人がいるかもしれません。
体当たり的演技でショッキングな場面も登場しましたが、今作のSFもちょっとシビレます。
人口過多のため、どこかの国以上に徹底した「一人っ子政策」を管理する未来社会が舞台。
二人以上子どもができた場合は、国の「児童分配局」に子どもを預け、食糧事情が改善されるまで冷凍保存しておくという驚くべき政策をとっていました。
ところが、遺伝子組み換えで栽培された作物の影響で、多胎児が増加。
主人公の生まれたセットマン家は、なんと一卵性の七つ子だったのです…。
あらすじ・映画の背景
セットマン家の祖父テレンス・セットマン(ウィレム・デフォー)は、可愛い孫の7人姉妹から一人だけを選ぶなんて到底できません。
テレンスは政府に隠れて、7人とも自宅に匿って育てることを決意。そして大人になった時、家にはカレン・セットマン(ノオミ・ラパス)という、銀行に勤める女性しかいないように仕組みます。
つまり、カレンという1人の人間は七つの顔を持つことになったのです。
主演のノオミ・ラパスが、性格の違う7人姉妹を演じ分けます…。
あらすじ・見どころ
(引用:
https://www.facebook.com/WhatHappenedToMondayNetFlix/ )
◇曜日ごとの名前がついた7人
7人姉妹の名前は、Monday、Tuesday、Wednesday…そして最後のSundayまで、曜日名をそのまま命名。
二人以上が一緒にいるところが世間にバレると当局から摘発を受けるため、外出は一日ひとり。名前の通り、曜日ごとの交代をルールとしました。
帰宅するたびにその日の出来事を、全員で共有し隠し通していたのです。
しかし、本来性格の違う「カレン」が一旦外に出ると、彼女をよく知る人たちと当然行き違いが。
結果、児童分配局に怪しまれ出したのです。
◇What Happened to Monday?
そんな中、月曜日に出勤したMondayが帰って来ないという事態が起こったのです!
終日家にいた他の6人は、はじめての出来事に戸惑いを隠せません。
ちなみに、映画の原題の「What Happened to Monday?」(いったいMondayになにがあったの?)はここからきています。
翌日、ついに「外出は一日ひとり」のルールを破って、TuesdayがMondayの行方を捜しに出ます。
◇秘密を嗅ぎつけた刺殺エージェント
もしTuesdayがMondayを見つけても、二人一緒にいるところを見られてはこれまでのウソがバレてしまいます。
一方、セットマン家の秘密を嗅ぎつけた児童分配局は、刺殺エージェントを派遣し必死にカレンを捜索。
序盤が不思議なSFミステリーだったのが、中盤からエージェントと逃げるカレン(たち)を抹殺するバイオレンス映画の様相を呈してきます…。
クライマックスからエンディングへ
(最後のネタバレなし)刺殺エージェントと戦いながらもMondayを探すTuesday。しかし、Tuesdayの行方もわからなくなり、続いて追跡するWednesday…。
それぞれが足跡をたどりながらわかってくるのが、7人で共有していた情報以外に持っていた「カレン」の秘密。
7人それぞれの個性は、お互いに知らないところで周囲には怪しまれていたのを、いまさらながら知ることになるのです。
感想とおすすめ度
少しネタバレですが、残念ながら可愛かった7人姉妹は次々と惨殺されていきます。
残るのは何人?誰が生き残るの?誰か生き残ってくれ〜と力が入ります(笑)。
SF映画ならではのユニークな着想をたっぷり楽しんで下さい。
また、7人を演じ分けたノオミ・ラパスのインタビューも紹介しましたのでぜひ参考に!