確かに、そんなに急激には糖尿病は悪化しなかった。
あの頃の生活を振り返ると、食べ物は普通に(なんのストレスもなく)
摂取していたし、運動どころか、家事もろくにできない状態。
そんな生活を送りながら糖尿病が悪化しなかったのは、偏に薬のおかげであることは明白だ。
ただ、私の生活のQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生活の質)は本当にひどかった。
ひどい頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感、慢性疲労。また、ちょっとしたことで、気が遠くなるような感覚があった。月のうち半分以上、風邪や何らかの感染症で苦しみ、医師から安静を命じられることもよくあった。
薬が増えて、
少しは楽になるかと思っていたが、だんだん悪くなるばかりで、
何一つやりたいことはやれなかった。
自分の人生が、自分のものではなくなっていく感覚。
自分の体が、自分のものではなくなっていく感覚。
今でも思い出すと、本当にゾッとする。
そんな状態で2016年の年末を迎えた。
ほとんど自分の人生に絶望していた。
HbA1cは7.6になっていた。
「なんだかじわじわ悪くなってるわね。」
ドクターの言葉に「はあ・・・。」と答えるしかなかった。
そんなにカロリーのあるものは食べていないのだ。
肉や卵はなるべく避けて、おにぎりや雑炊などでおなかを満たすことが多かった。
あと根菜が大好きだったので、煮物はしっかり食べていた。
低カロリーのものしか食べていないのに、血糖値がコントロールできない。
(どうしようもないのか・・・。)
暗いトンネルの中を歩いているような気持ちで年を越したのだった。
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