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2022年05月04日
糖尿病と診断されてから以降の食事のとり方でお悩みの方の為に
*先ずは、1型なのか?2型なのか?
糖尿病は、血糖値と呼ばれる血液中のブドウ糖濃度が
適正値よりも高い状態が慢性的に続く病気で
血液中のブドウ糖を細胞へ届けるインスリンというホルモンの
分泌不足や働きに異常が生じることで発症します。
そして、糖尿病は発症の原因によって
「1型」と「2型」、「その他」、「妊娠糖尿病」
のだいたい4つに分類されます。
「1型」糖尿病は、膵臓(すいぞう)の
ランゲルハンス島と呼ばれる部分にあるβ細胞が障害されて
インスリンを産生できなくなった結果
高血糖状態が続き、生存を危うくします。
このため、高血糖を是正し生存するために
注射によってインスリンを補う治療が必要です。
1型糖尿病は子供や青年に多く発症します。
一方、「2型」糖尿病は
遺伝的な要因に運動不足や食べ過ぎなどの
生活習慣が加わって発症すると考えられていますが
はっきりとした原因はまだわかっていません。
糖尿病患者の95%以上が2型といわれていて
中高年に多く発症します。
2型糖尿病では、インスリンは分泌されているものの
働きが悪くて血糖値が下がらない(インスリン抵抗性)場合や
分泌そのものが減っている(インスリン分泌低下)場合があります。
高血糖が是正できない場合は
薬やインスリン注射による治療を行うこともありますが
まずは運動療法や食事療法による治療が行われます。
「その他」の糖尿病とは
遺伝子異常により発症する場合や
その他の疾患が原因で起こる場合などです。
また「妊娠糖尿病」は
妊娠中に発見された
耐糖能異常(血糖をコントロールする機能に異常があり糖尿病に近い状態のこと)
で、それぞれの病態にあわせた治療法が行われます。
糖尿病に関する正しい知識を身につけ
それぞれの病状にあった治療法を実践しましょう。
*糖尿病は「治せる」病気? 体重コントロールで発症前に戻しましょう。
2017年の第53回欧州糖尿病学会(EASD)の発表によりますと
肥満のある2型糖尿病の人は
カロリーを適切に調整した食事と運動を続けることにより
糖尿病が「治った」状態を維持できる。
という研究結果が発表されました。
”2型糖尿病に共通する病態”
英国のニューカッスル大学の
ロイ テイラー教授は
約40年間、糖尿病について研究しており、
9月にリスボンで開催された欧州糖尿病学会(EASD 2017)において
最新の研究成果を発表しました。
尚、研究は
医学誌「ブリティッシュ メディカル ジャーナル」に発表されました。
テイラー教授によりますと
2型糖尿病には共通する病態があるといいます。
それは
?@過剰なカロリー摂取により肝臓に過剰な脂肪がたまる。
その結果、血糖を下げるインスリンに対する
肝臓の反応が鈍くなる(インスリン抵抗性)。
?A インスリン抵抗性が起こっても
はじめのうちは膵臓のβ細胞から過剰なインスリンが分泌され
血糖値を一定に維持しようとするけれど
やがてβ細胞は疲弊して
インスリンの分泌が悪くなり
機能しなくなるというもの。
そうなると、血糖値は上昇してしまいますね。
それと、2型糖尿病の人の多くは肥満の傾向がみられ
肝臓にたまる脂肪は、
皮下脂肪、内臓脂肪に続く第3の脂肪ともいうべきもので
放置していると
血糖コントロールの悪化の原因になるだけでなく
動脈硬化を招き
心筋梗塞や脳卒中を引き起こす事になります。
なお、脂肪は肝臓だけではなく、膵臓にもたまるので
この場合
早い段階で発見し、治療を行うことが大切で
肥満を解消することこそが最重要事項といわねばなりません。
そこで、食事をコントロールして
脂肪の蓄積を減らすことで
膵臓でのインスリンの産生も改善され、
2型糖尿病の人なら
発症後10年以内であれば
肥満を解消し肝臓と膵臓に蓄積した脂肪を減らすだけで
糖尿病が「治った」と同じ状態を維持できるのだと
テイラー教授は指摘しています。
「体重をコントロールし、肥満を解消することは、
患者自身にとっては、きわめて重要なことなのです。
そして、そのために必要なことは、
食事の摂取カロリーを適正にコントロールすることです」
と、テイラー教授は主張して居ます。
つまりは、
低カロリー食をとり
余分な脂肪の蓄積を減らせれば
糖尿病を完全に治すことはできないまでも
必要な薬の種類や量を減らしたり、
健康状態の悪化を防ぐことが可能になるという事なのです。
また教授は
「2型糖尿病の治療を難しく考える必要はありません。
肥満のある人は、体重を減らすというシンプルな治療を行うだけでも、
病状を大幅に改善できます」
との指摘も。
?B脂肪を取り除き、2型糖尿病を逆転させる
肝臓に脂肪が過剰に蓄積されると
インスリンへの反応が鈍くなり
膵臓でインスリンが過剰に生成されるようになります。
そうなると、全身で脂肪がたまりやすくなり
膵臓では、この過剰な脂肪が原因で
インスリンを産生するβ細胞の機能が損なわれます。
脂肪肝の治療の必要性が広く説かれるようになっていますが
脂肪は膵臓にもたまることにも注意を向ける必要があります。
さらに、テイラー教授は、
2型糖尿病では
肝臓と膵臓の両方で余分な脂肪蓄積が起こるという
双子サイクル仮説を提唱しています。
テイラー教授の2011年に発表した研究によりますと
低カロリー食によってカロリー摂取量をコントロールすると
肥満が解消され、
脂肪蓄積が引き起こす負のサイクルが
一気に逆転しはじめることが確認されました。
また、2016年の研究では、
2型糖尿病の患者が食事療法をはじめると、
7日間で肝臓の脂肪蓄積が大幅に低下し
インスリン感受性が正常化し
空腹時血糖値も正常化することが確認されています。
そして
試験を8週間続けると
膵臓にたまった脂肪も減り
インスリン分泌が改善し、血糖値はさらに安定するようになるというのです。
現実に体重を約15kg減らして
高血糖の状態から離脱するのに成功したという症例も報告されています。
そして
体重コントロールに成功した患者の多くは
長年にわたり血糖値は正常値の範囲に収まっているといいます。
?C負のサイクルを逆転することは可能。
「2型糖尿病のある方々にとって良いニュースは
糖尿病の既往歴が10年に及ぶ状態であっても
体にたまった余分な脂肪を減らすことで
負のサイクルを逆転することは可能であることです。
膵臓での脂肪の蓄積によってβ細胞の機能は低下しますが
脂肪を減らすことでその機能は回復することが確かめられたのです」と
テイラー教授は言います。
では過剰な脂肪の蓄積を減らすにはどうすればいいのか?
テイラー教授は
まずはゆっくりと体重を減らすことを勧めています。
脂肪肝のある人では
半年から1年をかけて体重の7〜10%を落とすと
脂肪肝は改善しやすいのだとか。
体重60kgの人ならば4〜6kg程度の減量ということですね。
但し、体重を落としたら、その状態を維持することが肝要で
いったん過剰な脂肪の蓄積をなくして血糖コントロールが改善しても
ふたたび脂肪が増えはじめると
また、やがては血糖値は上昇するようになってしまいます。
危ないのは
極端に食事を減らすような急激なダイエットをすると
体が飢餓状態にあると反応して
脂肪細胞や筋肉がエネルギー源を放出する。
すると、筋肉が減少して代謝が落ち
体が消費するエネルギー量が落ちます。
その結果、ダイエットをしているつもりでも
肝臓に脂肪がたまりやすい状況に陥ってしまいます。
なので低カロリー食によってカロリー摂取量をコントロールし
時間をかけて計画的に体重を減らしていけば
リバウンドする可能性を減らすことができます。
さらには、運動などを併用し筋肉を増やすようにすると効果的なのだそうです。
運動は、1日30分程度のウォーキングがお勧めです。
通常のウォーキングと速足のウォーキングを交互に繰り返すと
運動の効果はアップするといいます。
*糖尿病の食事で気を付ける8つののポイント
1)適正エネルギーを守る
2)栄養素のバランスのとれた食事を摂る
3)1日3食を規則正しい時間に食べる
4)1食あたりの脂質の適量を把握し、良質の油を摂取する
5)食物繊維は1日20gを目標に積極的に摂取する
6)間食は控える
7)アルコールは控える
8)塩分を控える
以上の8つに気を付けましょう。
糖尿病は、血糖値と呼ばれる血液中のブドウ糖濃度が
適正値よりも高い状態が慢性的に続く病気で
血液中のブドウ糖を細胞へ届けるインスリンというホルモンの
分泌不足や働きに異常が生じることで発症します。
そして、糖尿病は発症の原因によって
「1型」と「2型」、「その他」、「妊娠糖尿病」
のだいたい4つに分類されます。
「1型」糖尿病は、膵臓(すいぞう)の
ランゲルハンス島と呼ばれる部分にあるβ細胞が障害されて
インスリンを産生できなくなった結果
高血糖状態が続き、生存を危うくします。
このため、高血糖を是正し生存するために
注射によってインスリンを補う治療が必要です。
1型糖尿病は子供や青年に多く発症します。
一方、「2型」糖尿病は
遺伝的な要因に運動不足や食べ過ぎなどの
生活習慣が加わって発症すると考えられていますが
はっきりとした原因はまだわかっていません。
糖尿病患者の95%以上が2型といわれていて
中高年に多く発症します。
2型糖尿病では、インスリンは分泌されているものの
働きが悪くて血糖値が下がらない(インスリン抵抗性)場合や
分泌そのものが減っている(インスリン分泌低下)場合があります。
高血糖が是正できない場合は
薬やインスリン注射による治療を行うこともありますが
まずは運動療法や食事療法による治療が行われます。
「その他」の糖尿病とは
遺伝子異常により発症する場合や
その他の疾患が原因で起こる場合などです。
また「妊娠糖尿病」は
妊娠中に発見された
耐糖能異常(血糖をコントロールする機能に異常があり糖尿病に近い状態のこと)
で、それぞれの病態にあわせた治療法が行われます。
糖尿病に関する正しい知識を身につけ
それぞれの病状にあった治療法を実践しましょう。
*糖尿病は「治せる」病気? 体重コントロールで発症前に戻しましょう。
2017年の第53回欧州糖尿病学会(EASD)の発表によりますと
肥満のある2型糖尿病の人は
カロリーを適切に調整した食事と運動を続けることにより
糖尿病が「治った」状態を維持できる。
という研究結果が発表されました。
”2型糖尿病に共通する病態”
英国のニューカッスル大学の
ロイ テイラー教授は
約40年間、糖尿病について研究しており、
9月にリスボンで開催された欧州糖尿病学会(EASD 2017)において
最新の研究成果を発表しました。
尚、研究は
医学誌「ブリティッシュ メディカル ジャーナル」に発表されました。
テイラー教授によりますと
2型糖尿病には共通する病態があるといいます。
それは
?@過剰なカロリー摂取により肝臓に過剰な脂肪がたまる。
その結果、血糖を下げるインスリンに対する
肝臓の反応が鈍くなる(インスリン抵抗性)。
?A インスリン抵抗性が起こっても
はじめのうちは膵臓のβ細胞から過剰なインスリンが分泌され
血糖値を一定に維持しようとするけれど
やがてβ細胞は疲弊して
インスリンの分泌が悪くなり
機能しなくなるというもの。
そうなると、血糖値は上昇してしまいますね。
それと、2型糖尿病の人の多くは肥満の傾向がみられ
肝臓にたまる脂肪は、
皮下脂肪、内臓脂肪に続く第3の脂肪ともいうべきもので
放置していると
血糖コントロールの悪化の原因になるだけでなく
動脈硬化を招き
心筋梗塞や脳卒中を引き起こす事になります。
なお、脂肪は肝臓だけではなく、膵臓にもたまるので
この場合
早い段階で発見し、治療を行うことが大切で
肥満を解消することこそが最重要事項といわねばなりません。
そこで、食事をコントロールして
脂肪の蓄積を減らすことで
膵臓でのインスリンの産生も改善され、
2型糖尿病の人なら
発症後10年以内であれば
肥満を解消し肝臓と膵臓に蓄積した脂肪を減らすだけで
糖尿病が「治った」と同じ状態を維持できるのだと
テイラー教授は指摘しています。
「体重をコントロールし、肥満を解消することは、
患者自身にとっては、きわめて重要なことなのです。
そして、そのために必要なことは、
食事の摂取カロリーを適正にコントロールすることです」
と、テイラー教授は主張して居ます。
つまりは、
低カロリー食をとり
余分な脂肪の蓄積を減らせれば
糖尿病を完全に治すことはできないまでも
必要な薬の種類や量を減らしたり、
健康状態の悪化を防ぐことが可能になるという事なのです。
また教授は
「2型糖尿病の治療を難しく考える必要はありません。
肥満のある人は、体重を減らすというシンプルな治療を行うだけでも、
病状を大幅に改善できます」
との指摘も。
?B脂肪を取り除き、2型糖尿病を逆転させる
肝臓に脂肪が過剰に蓄積されると
インスリンへの反応が鈍くなり
膵臓でインスリンが過剰に生成されるようになります。
そうなると、全身で脂肪がたまりやすくなり
膵臓では、この過剰な脂肪が原因で
インスリンを産生するβ細胞の機能が損なわれます。
脂肪肝の治療の必要性が広く説かれるようになっていますが
脂肪は膵臓にもたまることにも注意を向ける必要があります。
さらに、テイラー教授は、
2型糖尿病では
肝臓と膵臓の両方で余分な脂肪蓄積が起こるという
双子サイクル仮説を提唱しています。
テイラー教授の2011年に発表した研究によりますと
低カロリー食によってカロリー摂取量をコントロールすると
肥満が解消され、
脂肪蓄積が引き起こす負のサイクルが
一気に逆転しはじめることが確認されました。
また、2016年の研究では、
2型糖尿病の患者が食事療法をはじめると、
7日間で肝臓の脂肪蓄積が大幅に低下し
インスリン感受性が正常化し
空腹時血糖値も正常化することが確認されています。
そして
試験を8週間続けると
膵臓にたまった脂肪も減り
インスリン分泌が改善し、血糖値はさらに安定するようになるというのです。
現実に体重を約15kg減らして
高血糖の状態から離脱するのに成功したという症例も報告されています。
そして
体重コントロールに成功した患者の多くは
長年にわたり血糖値は正常値の範囲に収まっているといいます。
?C負のサイクルを逆転することは可能。
「2型糖尿病のある方々にとって良いニュースは
糖尿病の既往歴が10年に及ぶ状態であっても
体にたまった余分な脂肪を減らすことで
負のサイクルを逆転することは可能であることです。
膵臓での脂肪の蓄積によってβ細胞の機能は低下しますが
脂肪を減らすことでその機能は回復することが確かめられたのです」と
テイラー教授は言います。
では過剰な脂肪の蓄積を減らすにはどうすればいいのか?
テイラー教授は
まずはゆっくりと体重を減らすことを勧めています。
脂肪肝のある人では
半年から1年をかけて体重の7〜10%を落とすと
脂肪肝は改善しやすいのだとか。
体重60kgの人ならば4〜6kg程度の減量ということですね。
但し、体重を落としたら、その状態を維持することが肝要で
いったん過剰な脂肪の蓄積をなくして血糖コントロールが改善しても
ふたたび脂肪が増えはじめると
また、やがては血糖値は上昇するようになってしまいます。
危ないのは
極端に食事を減らすような急激なダイエットをすると
体が飢餓状態にあると反応して
脂肪細胞や筋肉がエネルギー源を放出する。
すると、筋肉が減少して代謝が落ち
体が消費するエネルギー量が落ちます。
その結果、ダイエットをしているつもりでも
肝臓に脂肪がたまりやすい状況に陥ってしまいます。
なので低カロリー食によってカロリー摂取量をコントロールし
時間をかけて計画的に体重を減らしていけば
リバウンドする可能性を減らすことができます。
さらには、運動などを併用し筋肉を増やすようにすると効果的なのだそうです。
運動は、1日30分程度のウォーキングがお勧めです。
通常のウォーキングと速足のウォーキングを交互に繰り返すと
運動の効果はアップするといいます。
*糖尿病の食事で気を付ける8つののポイント
1)適正エネルギーを守る
2)栄養素のバランスのとれた食事を摂る
3)1日3食を規則正しい時間に食べる
4)1食あたりの脂質の適量を把握し、良質の油を摂取する
5)食物繊維は1日20gを目標に積極的に摂取する
6)間食は控える
7)アルコールは控える
8)塩分を控える
以上の8つに気を付けましょう。