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2019年04月30日

ウルトラトレイル・マウントフジ UTMF 2019 富士山こどもの国〜勝山(95KM)

2019年5月26日(金)〜28日(日)、静岡県・山梨県で開催された、ウルトラトレイル・マウントフジに参加してきました。昨年までは、レースは、富士山麓を巡る「UTMF=ウルトラトレイル・マウントフジ」と、半周する「STY=静岡から山梨(英名=SHIZUOKA To YAMANASHI)」のふたつがありましたが、今年からUTMF1本になり、参加人数も倍になりました。

日 時 4月26日(金)
距 離 約167km
累積標高差 約8,000m
制限時間 46時間
スタート 静岡県富士市 富士山こどもの国
フィニッシュ 山梨県富士河口湖町 大池公園

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前日の木曜日に、一緒に走る兄とともに御殿場にある時之栖ホテルに前泊しました。このホテルでは、必携品のチェックを実施してくれます。ただ、ナンバーの引き換えは、当日会場で実施する感じです。

必携品のチェックを完了している証です。ハサミなどできらないと、取れない仕様です。
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チェックインした時に、いただきました。去年も同じビール。
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朝食は、朝6:45から用意してくれました。着替えをし、水も用意し、会場ではゼッケンだけとりつけるよう準備を整えます。ここから会場までは、車で30分程度。8:30ごろに出発し、9:00に富士山こどもの国に到着。もうすでに、駐車場は、混雑していて、スタート地点からは徒歩で5分ほどの場所に駐車しました。
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当日必携品のチェックをする人は、この時間だと、30人くらい待つ感じでした。時之栖宿泊者は、専用の受付があるので、待ちなしでした。天気予報では、雨はやむ予定なので、開会式が始まる10:30まで車で待機。。。

開会式が始まりました。総勢約2400人。
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昨年STYに出場し(途中、タイムオーバーでしたが)、おおよそ自分のペースはわかっているので、約42時間でゴールできるようなシミュレーションをしました。兄は過去2回UTMF完走している100マイラーです。忍野は、あと1時間はやくついた方が楽に行けるとのことだったのですが、今回は、自分のペースに合わせて、引っ張ってもらうことに。
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六花さんのMUSICに合わせて、いよいよスタートです。


スタートから、16km地点までは下り基調でWステーションの粟倉があります。そこから、鉄塔沿いに約7KM、A1富士宮に向かいます。ペースは昨年のSTYと同じようなペースでしたが、雨でぬかるんでいるのと、2400人いるので、去年と違い、この区間渋滞がすごかったです。

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渋滞を抜け、ペースを上げて、天子が岳の入口についたのは、16:30。予定より、20分はやいペース。
ここから、天子が岳山頂までは、去年とほぼ同じペースでいけました。渋滞は、去年より若干多い感じ。
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天子が岳山頂は、18:05到着。予定より、15分遅いペース。
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このあと、長者が岳を通過し、熊森山山頂へ向かいますが、山頂直前の急登で大渋滞。
山頂についたのは、20:40。予定より。1時間10分遅いペース。
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山頂付近なので、当然下りも渋滞。下りのほうがひどかった。。。1575mで、気温も低く、身動きもできないので、寒くて震えているひともいました。この区間は、50分/kmと、時計のログに残っていました。
ロードにでる直前で、道も平らになるのですが、相変わらず渋滞はしています。渋滞に耐えられなかった数名のグループが、隊列をはずれ、登山道も外れ、追いぬいていきました。イヤーな感覚になりました。ゼッケンをみると、外国のかたでしたが、マナーは、守ってほしいと感じました。
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このあと、ロードにでてから、A2麓までは、約5KMほど下りです。渋滞で、足は元気なので、この区間は飛ばせました。ただ、霧がひどく、前にランナーがいる間はよいのですが、居なくなると視界は数メートル。光量が大きいライトだと、周りが白くなるだけで、先がまったく見えません。ヘッデンを手に持ち替えて、なんとか走れる感じでした。足が元気な状態で、A2麓に23:00に到着。予定より、1時間遅いペース。
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名物の富士宮焼きそばをいただきました。美味しかったです。あと、暖かいコーヒーがあり、生き返りました。ここで、1時間ほど、予定通りの休憩をとり、24:00出発。
このあと、結構タフな端足峠を抜け、竜ヶ岳を通り、A3本栖湖エイドに向かいます。写真はないのですが、竜ヶ岳の登りと、下りも、やはり人数が多いのでしょうか、渋滞がひどかったです。心配だったのは、登山道の荒れ方です。竜ヶ岳は、何度かきていますが、霜がおりていても、これほど荒れた竜ヶ岳は見たことがないです。GWで、一般のハイカーのかたが来られると思い、この登山道をみたときになんと思うか。。。雨の日のレースのあり方を考えてしまいました。去年のSTYのコースのように、端足峠からそのまま本栖湖へ下るルートへの変更もありなのかな、、、とも思いました。
竜ヶ岳から、本栖湖への下りは、トラバース道になっているため、雨でぬかるんで、道がなくなっている場所もあり、少々危険を感じました。兄の話だと、ここで数メートル、滑落したひともいたそうです。この区間で心を折られたかたも結構いたのではないでしょうか。

なんとか、湖畔までおりてきましたが、もうすでに、空が明るくなってきました。
A3本栖湖には、4:40到着。予定より、1時間遅いペース。2時間30分遅いペース。
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本栖湖エイドには、石川さんがいらっしゃいました。休憩室になっている、テントまできてくれて、「さあ、完走するために、そろそろ出発しようかー、次は、二十曲であいましょう!!」と元気づけてくれました。一緒にいたランナーのかたも、勇気づけられたことでしょう。元気に、A4精進湖へ向かいます。

外はすっかり明るくなっています。ここから、本栖湖の周りをぐるっとまわるのですが、何気に、きついパートです。パノラマ台までが、結構長く感じます。このころには、雨もやみ、富士山も若干見えていました。途中、山つつじでしょうか、かわいく咲いていました。
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このあと、本栖湖までの下りは、路面状況絶好調で、ランナーもほとんどばらけていたので、気持ちよく走れました。今日は、ほとんど走っていないので、足はまだまだ残っています。眠気も、さほどないので、身体は絶好調。ただ、時間の余裕がなくなっているので、メンタル的にちょっと下降ぎみ。。。

A4精進湖には、7:50分に到着。予定より、1時間50分遅いペース。若干盛り返しました。
精進湖で、着替えて、靴も履き替え、カップラーメンをたべ、約1時間の休憩。残り半分の距離は考えず、とりあえず、次のA5勝山に向け出発。

去年のSTYは、この精進湖で終わっているので、ここからは初めての道。赤池のロードは、ダラダラ上っていましたが、走れない登りでもないので、ゆっくりと進みます。途中、富岳風穴で、念願のアイスクリームもたべ、元気に、紅葉台へ向かいます。ここからは、六花さんプロヂュースの富士山麓トレイルで、足和田山を超え、道の駅勝山を通り、A5勝山へ11:15に到着。予定より、1時間遅いペース。

このころから、再び雨が降り出し、風も強くなってきました。ここまで、睡眠をとっていないのと、A6忍野は行けたとしても、その先のA7山中湖から先、夜間走、雨、低温、体力が無い状態で、制限時間ギリギリのレースはトータル的にリスクが高いと判断し、この勝山でリタイア申告をしました。兄も、この勝山で一緒にリタイア。

すでに発表されていますが、最終的に、以下の対応となりました。

以下の区間までの到達者を各コースの完走者として認定し、ITRA(国際トレイルランニング協会)にポイントを申請いたします。
完走認定の条件は4月27日(土)12時50分までにA5(勝山)に到着したランナーを全て完走者とします。
<コース一覧>
?@MF_KATSUYAMA95k(富士山こどもの国〜A5勝山95km)
?AMF_OSHINO114k(富士山こどもの国〜A6忍野114km)
?BMF_YAMANAKAKO127k(富士山こどもの国〜A7山中湖127km)
?CMF_NIJYUMAGARI140k(富士山こどもの国〜A8二十曲峠140km)
?DMF_FUJIYOSHIDA154k(富士山こどもの国〜A9 富士吉田154kn)
?Eウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)
*各コースのリザルトを作成いたします。後日(5月8日以降)に大会公式サイトにて発表いたします。

一応、?@完走となりました。運営側の皆様、ランナーのことを考えていただいた結果に、感謝です。
今年は、調子が良かっただけに、100マイル走りきりたかったですが、当初のゆるゆるシミュレーションから遅れがでてしまうと、メンタル的にだいぶ落ち込み。完走が難しくなってしまうことがわかりました。去年のSTYが完走出来なかったので、今年はその完走ということで切り替えていきます。また、来年チャンスがあればチャレンジしたいと思います。

一番大変なのは、ランナーではなくて、運営の方々だと、毎回思います。こんな素敵な山を、レース期間中安全に通過させていただだけるのは、ただただ感謝しかありません。荷物の運搬もしかり、エイドでのおもてなししかり、本当にありがとうございます。トレラン最高ーーーーー!!

最後に、今回このために購入したギアをご紹介

モンベルのピーク ドライシェル
耐水圧50,000mm以上、透湿性80,000g/m2・24hrs(JIS L-1099B-1法)
注目は、透湿性で、スタートからずっと、Tシャツの上に着ていましたが、まったく蒸れ知らずでした。雨がしみてこない、薄めのウインドシェルといったイメージです。熊森山頂上の渋滞中とか、気温1桁台の状況だと蒸れない分若干寒く感じます。その時は
アームウォーマーをして走り、ちょうど良い感じです。体感は、人それぞれですが、ご参考に。175cm、73kgですが、サイズは、Mサイズでピッタリ。普段Lを着ているので、若干大きめに作られているのでしょう。
ピークドライシェル.JPG











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