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Umeko
シニア世代のUmekoです。 本好き、漫画好き、ゆるランニングが趣味です。 ブログ一年生のあれこれや、てくてく歴史散歩をゆる〜く紹介しています。

【経歴】新卒でアパレル営業職/業界新聞社勤務/出版社で書籍企画と編集/ただいまデジタル学習中。趣味はゆるマラソンと山歩き。

「【シニア副業】ブログ生活のすすめ|シニアがブログをやりながら「お金」も「幸せ」も増やす計画」運営してます? https://umekotokyo.com/

NHK『ニュースきん5時』の「シニアが主人公のマンガが人気」特集で紹介されました。
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2022年10月07日

【ブログネタの宝庫!】国立国会図書館を活用しよう

こんにちは。シニア女子、Umekoです。

ブログ100本を宣言したものの、
ネタ不足で息切れしないかと不安がよぎります。

そんなときは 国立国会図書館 です!

きょうは、国立国会図書館をご紹介します。


国立国会図書館はブログネタの宝庫!

国立国会図書館 の収蔵資料量は、ハンパありません。
はっきり言って、 国立国会図書館はネタの宝庫 です。

・調べたい文献が絶版になっていて公立図書館に蔵書がない
・調べたい文献が絶版希少高額本になっていて古書店での購入がためらわれる
・テーマに関連した情報を深堀りしたい


このようなときは、
国立国会図書館で調べます。

・資料の調査につまったとき
・ネタに困ったとき
・雑誌や新聞の記事を調べたいとき


このようなときも、
国立国会図書館を頼ります。

数年ぶりに国立国会図書館に行きました。

国立国会図書館.jpg


リニューアル、デジタル化が進んで
新生・国立国会図書館になっていました!


国立国会図書館蔵書資料の多くは書庫内に保管されています。
利用者登録をしたうえで入館できます。

1階は白を基調とした広いデスクの上に、
端末がズラッと設置されています。

天井が高く広いフロアは
ちょいとしたアップルストアみたいでかっこいいではありませんか。

端末の空いている
気に入った席を見つけて自由に着席します。

端末使用、入退館、本の閲覧や返却、
複写サービスの依頼や受け取りなど、
すべてを入館証で管理しています。
デジタル化が進んでいてびっくりです!

デスクは広く、
隣の席とも十分な距離が保たれています。
とても快適!
快適すぎて、一日中過ごしたいくらいです。

資料を検索していると、
次々に資料がヒットして興味をひかれ
検索沼にぐいぐい引き込まれていきます。

たとえば、検索窓に 「澁澤栄一」と入れてみます。

22657703.png

illustAC ニッキー


検索結果は6946件。

本 (5132件)、記事・論文 (1274件)、児童書 (90件)、デジタル資料 (3111件)など、
種類別の件数も表示されます。

生涯に約500もの企業に関わり「資本主義の父」と称され、
教育支援や、国際交流や民間外交などで多方面でご活躍された方です。
代表作である 『論語と算盤』 だけでなく、
たくさんの著作を出版されていたことがわかり驚きます。

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書 827) [ 渋沢 栄一 ]

価格: 902円
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感想(69件)




ヒット件数が多いので、
図書に条件を絞ってみます。

例を挙げると、

『自己開発の道』渋沢栄一 著(藤谷崇文館)1935年(昭和10年) 
『大正実業青年に告ぐ』渋沢栄一 著(松栄社)1917年(明治6年)
『修養訓話 : 処世の道』渋沢栄一 著(日進堂蔵)1922年(大正11年)
『実業訓』渋沢栄一 著(成功雑誌社)1910年(明治43年)
『至誠と努力』渋沢栄一 述・修養団本部 編(栄文館書房)1915年(大正4年)
『実業家処世訓』渋沢栄一 述,井上泰岳 編(博文館)1916年(大正5年)
『世渡りの修養』渋沢栄一 著(東盛堂書店)1918年(大正7年)


など、人生訓や処世訓が多いことに驚きます。
今の時代に、経営者の方が自己啓発本を書かれるのと少し似ていますね。

『自己開発の道』には50銭という価格も表示されていました。

100年たって時代は大きく変わりました。
けれども人のニーズはそう大きく変わらない部分もあるのかなぁと、
思ってみたりもします。

『自己開発の道』にはどんなことが書かれているのか、
内容を見たい場合は、
書庫内から出してもらって館内で閲覧します。

国立国会図書館は
個人への館外貸し出しはおこなっていません。
必要箇所があれば複写サービスを頼みます。
複写代金は、nanacoも使えました。

一つ調べると、それに関連したことも調べたくなる。
それらがどんどんネットワークされていき、
あっという間に時間が過ぎていきます。
気づいたら、閉館の案内が流れてきました。


「日本で出版されたすべての出版物収蔵」を掲げる唯一の図書館


国立国会図書館は、
納本制度等により広く資料を収集している
日本で唯一の法定納本図書館 です。

所蔵点数は4621万7530点(令和3年度)、
図書、雑誌、新聞、小冊子、博士論文、録音資料、地図、楽譜、映画フィルム、マイクロ資料、点字資料……など多岐にわたります。
令和3年度の年間受入点数は72万7803 点だったそうです。

★国立国会図書館・統計
https://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/outline/numerically.html

収蔵点数の多さに誇らしくもなります。

「納本制度」 とは次のような制度です。


「納本制度」とは、図書等の出版物をその国の責任ある公的機関に納入することを
発行者等に義務づける制度のことです。
国立国会図書館法(昭和23年法律第5号)により、国内で発行されたすべての出版物を、国立国会図書館に納入することが義務づけられています。




民間の出版物は発行の日から30日以内、
官庁の出版物は刊行後ただちに納入することが義務づけられています。

納本するべき出版物とは、
「頒布を目的として相当部数作成された資料」
と定義されています。

ただし、以下は対象外とされています。

・機密扱いのもの
・広く公開することに支障のあるもの
・簡易なもの(申込書、1枚もののチラシ、手帳、カレンダー等)

国立国会図書館への納本方法については、
下記に詳しく書かれています。

★国立国会図書館ウェブサイト・納本のお願い
https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/request.html

国立国会図書館では、下記の資料の収集もおこなっています。

・インターネット資料の収集
・民間で出版されたオンライン資料(電子書籍・電子雑誌等)
・国内博士論文の収集
・科学技術関係の資料や電子情報の収集


個人で出版している「出版者」も対象 としています。

最近は、個人出版社、個人出版も多くなっていると思います。
発行者が納本制度を知らないという理由で、
納本されていない資料もまだまだあるそうです。

納本方法や送り先などは
国立国会図書館のウエブサイトに紹介されています。

★国立国会図書館・納本の流れ
https://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/flow.html

納本された資料は広く活用されるとともに、
国民共有の文化的資産として永く保存
されます。

未来の日本の人々に、知的活動の記録として伝わっていく。
100年前の澁澤榮一さんの本を、
100年後の私たちが読むことができ、
歴史から学ぶことできるのです。

今の時代に納本した本を
100年先の日本人が見るかもしれません。
ロマンがありませんか。
ちょっとわくわくしてきます。


国立国会図書館のウェブサービスはとっても便利!


国立国会図書館のウェブサービスで
幅広い資料の検索や閲覧、利用することができます。

国立国会図書館・ウェブサービス一覧
https://www.ndl.go.jp/jp/use/service/index.html

充実ぶりに驚きますが、
国立国会図書館では、
基本計画(「資料デジタル化基本計画2021-2025」)を策定し、
デジタルシフトに積極的に取り組んでいる そうです。

★国立国会図書館・国立国会図書館ビジョン2021-2025 -国立国会図書館のデジタルシフト
https://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/vision_ndl.html

国立国会図書館インターネット資料収集保存事業のサイトには
国の機関、自治体、法人・機構、大学・学術機関、政党、イベント・スポーツ、電子雑誌などさまざまな資料が保存されています。

★国立国会図書館インターネット資料収集保存事業
https://warp.da.ndl.go.jp/

以下のような貴重な文献のデジタル化も進めているそうです。

・明治期以降の図書
・明治期以降に刊行された雑誌(刊行後5年以上経過したもの)
・貴重書・準貴重書、江戸期以前の和漢書等
・官報
・幕末から昭和までの日本の政治家・官僚・軍人などが所蔵していた書簡・書類・日記等
・日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムから寄贈された1980年以前の放送脚本
・日本占領関係資料:
米国の国立公文書館が所蔵する戦後の日本占領に関する公文書のうち、米国戦略爆撃調査団文書、極東軍文書等の一部
・プランゲ文庫:
(戦後GHQが検閲のために集めた日本国内出版物)のうち図書等の一部
・内務省検閲発禁図書、など


資料がデジタル化されているかどうかは、
下記で調べられます。

★国立国会図書館 デジタルコレクション
https://dl.ndl.go.jp/

国立国会図書館では、
デジタル化した資料をインターネット上で公開するための
著作権処理を行っているそうです。
図書・古典籍資料は、刊行時期の古いものから順次著作権の確認を行い、
権利処理が完了した資料がインターネットに公開されているとのことです。

たとえば、さきほどの 澁澤榮一翁の本、
『実業家処世訓』渋沢栄一 述,井上泰岳 編(博文館)1916年(大正5年)は、
国立国会図書館オンラインでインターネット公開されています。

★国立国会図書館オンライン 『実業家処世訓』渋沢栄一 述
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/956127

大正5年に出版された貴重な本を、
自分のパソコン上で見られるというのは、まったく驚きです。

頁をめくると、
作り物ではない「リアルな現実」、
大正時代が確かにあったことが感じられます。
まるで時間旅行しているような、
不思議な気分になりました。


国立国会図書館(東京本館)の利用方法

利用方法は次のように案内されています。

●入館資格 満18歳以上
*満18歳未満の人が入館したいとき↓
https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/under18/index.html

●利用時間
開館時間:9時30分〜19時(土曜日は17時)
利用者登録:9時20分〜18時30分(土曜日は16時30分)
資料請求の受付:9時30分〜18時(土曜日は16時)
休館日:休館日:日曜日、国民の祝日・休日、年末年始、第3水曜日(資料整理休館日)

*最新情報は国立国会図書館のサイトで確認してください。

★国立国会図書館・トップページ
https://www.ndl.go.jp/index.html

●入館するには利用者登録が必要
国立国会図書館に入館するためには、利用者登録が必要です。
インターネットから登録した人が、
初めて入館するときも、利用者登録が必要です。

利用者登録するためには、 本人確認書類が必要です。
運転免許証、保険証、パスポート、学生証、マイナンバーカードなど、
氏名、生年月日、現住所が記載された公的書類などです。

利用者登録にも多少の時間が必要なので、
時間に余裕をもってお出かけになることをおすすめします。
利用者登録については
下記に詳しく紹介されていますので、ご覧ください。

★国立国会図書館・利用者(個人)登録について
https://www.ndl.go.jp/jp/registration/index.html

館内の利用は次のような流れになります。
?@ 入館 カードをタッチするとゲートが開く
?A 資料の検索 利用者端末で資料の検索ができる
?B 資料の請求 
?C 資料の受取
?D 資料の複写
?E 資料の返却
?F 退館 退館ゲートにカードをタッチ


★国立国会図書館・東京本館利用の流れ
https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/flow/index.html

入館にあたって、 B5判以上の私物は持ち込めません。
入口脇にあるロッカーに預けることになります。
持ち込み可能な透明なビニール袋が用意されていますが、
筆記用具やスマホ、貴重品などを入れる
B5判未満の袋やバックを持参すると便利かと思います。

利用者登録をすれば、
国立国会図書館に行かなくても、
資料によっては、 遠隔複写のサービス も受けられます。

私もこのサービスを利用したことがあります。
開館時間内に国立国会図書館に行けなかったり、
遠方の方もいらっしゃるでしょう。
利用料金と時間がかかりますが、
郵送又は宅配便で複写製品を送ってくれます。
詳しくは、国立国会図書館のサイトをご覧ください。

国立国会図書館・遠隔複写サービス
https://www.ndl.go.jp/jp/copy/remote/index.html

本館3階と新館1階には喫茶があります。
6階にあった食堂は令和2年10月に閉店となったそうです。
本館6階に、食品・文房具・日用雑貨などを取り扱う売店があり、
本館3階にはATMもあるそうなので、ずいぶんと便利です。

私は 本館3階の喫茶店でカレーライスをいただきました。
スープとサラダもついていました。

*食堂などについては、コロナ感染症蔓延防止のため利用制限があるかもしれないので、
ご確認のうえおでかけください。

国立国会図書館・利用時間、休館日、食堂売店の営業時間
https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/time.html

国立国会図書館のウェブサイト上で公開されている
コンテンツを放送や書籍で使う方法については、
以下のページにQ&Aでまとめられています。

国立国会図書館・よくあるご質問・ウェブサイトからのコンテンツの転載
https://www.ndl.go.jp/jp/help/utilizing.html

最後に、 国立国会図書館(東京館)へのアクセス をご紹介します。

〈東京メトロ〉
・有楽町線「永田町」駅 2番出口から徒歩5分
・半蔵門線・南北線「永田町」駅 3番出口から徒歩8分
・千代田線・丸の内線「国会議事堂前」駅 1番出口から徒歩12分

〈都営バス〉
 橋63系統 「国会議事堂前」バス停留所から徒歩5分

 詳しくは、下記でご確認ください・

★国立国会図書館・交通案内
https://www.ndl.go.jp/jp/tokyo/route.html

国立国会図書館は京都に 関西館 があります。
関西館については、サイトよりご覧ください。

★国立国会図書館・関西館
https://www.ndl.go.jp/jp/kansai/index.html


***

なお、「国立国会図書館オンライン」及び「国立国会図書館サーチ」の統合・リニューアルが行なわれ、令和6(2024)年1月5日より新たなウェブサービス「国立国会図書館サーチ」が公開されました。

詳細は国立国会図書館公式サイトのHP「『国立国会図書館オンライン』及び『国立国会図書館サーチ』の統合・リニューアル」( https://www.ndl.go.jp/jp/use/2024renewal/index.html )をご覧ください。


メインで運営しているブログ「【シニア副業】ブログのすすめ:「お金」も「幸せ」も増やす計画」にも国立国会図書館 利用方法の記事を公開しています。
よろしければ、加筆版もご覧いただけたら幸いです。

「ネタの宝庫!国立国会図書館 利用方法を解説」
https://umekotokyo.com/using-the-national-diet-library/

「【シニア副業】ブログ生活のすすめ:シニアがブログをやりながら「お金」も「幸せ」も増やす計画」( https://umekotokyo.com/ )ではシニア世代に役立つ情報、記事作成力アップに役立つ情報などを書いています。ぜひ、お立ち寄りください。

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