衆生を如何にして救うかと思案し続ける弥勒菩薩の穏やかな表情と蓮華座の仄かな色合がもたらす華やぎとが見事な対比をなす慈愛に満ちた作品です。
弥勒菩薩とは・・・ 弥勒菩薩は古代インドではマイトレーヤと呼ばれ、慈悲から生まれた者を表しています。釈迦が入滅してから56億7千万年後の未来に仏となりこの世に現れ、釈迦の教えで救われなかった人々を救済するといわれています。その時が来るまでは仏教世界の中央にそびえる須弥山(しゅみせん)上空にある兜率天(とそつてん)で、右足を曲げて左膝の上に乗せ、右手の指を頬に添えた半跏思惟(はんかしゆい)の姿で、如何にして人々を救済したら良いか思案しているのです。
『こころの中に』は弥勒菩薩をテーマにした作品です。
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