阿弥陀如来の怒りの姿とも言われる大威徳明王。別名を降閻魔尊といい、死を司る閻魔王でさえ倒すという強い力を持ちます。悪敵を調伏する仏として国家鎮護のために祀られましたたが、水牛を操っていることから農業にご利益をもたらす仏としての民間信仰も生まれました。
モデルは真木大堂(まきおおどう/大分県豊後高田市)にある重文「木造大威徳明王像」。平安時代後期に制作されたと見られる像で、像高241cmと大威徳明王の像としては日本一の大きさを誇ります。一般的に不動明王を中心とした五大明王のうちの一尊として祀られることが多い大威徳明王ですが、真木大堂では阿弥陀如来や不動明王と並んで独尊で祀られ、農業の盛んな地域の守護神として永年にわたり信仰を集めています。
大威徳明王 だいいとくみょうおう
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