舎身活躍&真善美愛&山河草木編
╋ 天界(4)正守護神と副守護神 ╋
人間の肉体は「精霊の容器」であり「天人の養成所」です。〔第47巻第11章〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm4711
天人となるべき人間の霊魂を本守護神(本霊、真霊)と呼び、
人間を善の方へ向かわす霊を正守護神(善霊)、
悪の方へ向かわす霊を副守護神(副守、悪霊)と呼びます。
人間の肉体はあたかもこの3つの霊が同居しているような状態です。
と言っても最初から居るのは本守護神だけで、
あとは他から来て憑依した霊です。
本守護神が人間の霊魂の本体です。
副守は悪霊ですが、思慮深い人(?)は『そもそも悪って何?』
とツッコミを入れることと思います。
そうです、そもそも悪とは何ですか?
憲法九条を改正しようとしたり共謀罪を制定しようとしている自民党は
悪霊の巣窟でしょうか?(笑)
悪とか善とかいうものは、人によって、
国によって、時代によって異なります。
ここで言う悪霊=副守護神は、仮に肉体を守護する霊だと思って下さい。
「肉体に関する欲望のみに向かって蠢動(しゅんどう)する精霊」
が副守護神です。〔第52巻第1章〕
自分を守るための作用が、副守の働きだと考えてもいいと思います。
眠いときとか疲れているときというのは、
どうしても自己中心的になりがちですよね。
そういう自己中心的な言動が結果的に回りから
「悪」と見なされるのですが、そういう肉体的・生理的欲求は、
それ自体が悪というわけではなく、自分の肉体を守るための働きです。
決して絶対的に悪というわけではありません。
しかし人間は集団で社会生活をする生物ですから、
自分だけを守ろうとしたらいけません。
自分の国だけ、自分の会社だけ、自分の家族だけを守ろうとする
自己中心的な言動が、悪と見なされるのです。
万引きしたり、人を殺したりする奴らもそうです。
自己中心の悪党ですが、それは自分一人だけが快楽を得ようとするからです。
貧しい人に盗品をばらまく鼠小僧とか、
警官が人質を救うために犯人を射殺するような場合には
必ずしも悪とは見なされません。
自分のためではなく、みんなのためにやっているからです。
そういうふうに、みんなを幸福にしようという方向が正守護神の働きで、
自分だけを幸福にしようという方向が副守護神の働きだと考えると
理解しやすいと思います。
この正守護神と副守護神の間で、
人間の霊魂(本守護神)は揺れ動いており、
善の方へ進んで行くことで、本守護神は天人になれるのです。
副守護神は悪霊なのに副「守護神」と呼んでいるのは、
人間の心に悪霊が居ると言うといろいろと誤解したり問題があるので、
副守護神と呼ぶのだと王仁三郎は言っています。
また「副守先生」というように、「先生」とも呼ばれています。
これは、日本は言霊の幸わう国であり、
善言美詞で悪霊を改心させよう…というようなことで、
敬称を付けているそうです。
こんなところにも「言向け和す」の精神が出ていますね。
[参考]
http://onidb.info/bview.php?obc=B195502c110702
http://onidb.info/bview.php?obc=B121802c119
正守護神と副守護神は、天界と地獄界の中間に位置する
中有界(別名・精霊界)に籍を置いており、
人間は正守護神によって天界と和合し、
副守護神によって地獄界と和合します。
これらの精霊が人間に来るときは、
まずその記憶の中に入り、次に想念の中に入り込みます。〔第47巻第12章〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm4712
「副守護神は記憶及び想念中にある悪しき事物の間に潜入」すると
いうのですが、いろいろなトラウマの中に入り込むんでしょうね、きっと。
嫌な思い出、悔しいこと、悲しいこと、怒り、憎しみ、
そういった記憶・想念に侵入するわけです。
逆に正守護神は、「善き事物のうちに侵入」します。
これを考えると、悪い記憶・想念はなるべく消去して・・・
消去できないなら、善い記憶・想念を増強させて行けば、
正守護神と感応することが多くなりそうです。
これらの精霊は、人間を通して外界を見聞きしているわけではありません。
精霊は、外界があることを知りません。人間の記憶・想念がすべてなのです。
そして、自分が宿っている人間そのものがいるということも知りません。
精霊自身は、その人間の体中に入り、
共に居るということは少しも知らないのである。
しかも精霊が、人間と一緒に居る時は、
その人間の記憶と想念は、精霊自身のものであると信じている。
また彼ら精霊は、人間を見ることは出来ない。
人間と精霊が語ることがあっても、精霊は、
それが人間から来ているとは知らず、
自分の中から来ているのだと信じ切っている。(意訳)
〔第47巻第12章〕
http://reikaimonogatari.net/index.php?obc=rm4712
精霊は外界の存在を知らないのですから、
その記憶が外界で実際に起きたことでなくてもいいのです。
想像でもいいのですよ。
現実の生活では辛いことが多くても、
楽しいこと嬉しいことを思いっきりイメージすればよいのです。
成功哲学だとかスピリチュアルだとかでも、似たようなこと言ってますね。
無意識は、現実の出来事と記憶との違いがわからない…とか何とか。
人間の意識によって無意識に働きかけることが出来るわけです。
記憶を塗り替えて、正守護神が感応するような
記憶・想念にして行けばいいのです。
単に想うだけでなく、言葉に出すのが効果があります。
その言葉を通して善いイメージを聞かせてあげれば、
正守護神が天界に導いてくれるのです。
霊界物語を音読する(声に出して読む)ということも、
正守護神や副守護神に効果があります。
副守先生も王仁三郎の言霊で言向け和されて行くことでしょう。
(続く)
〜霊界物語スーパーメールマガジンから引用〜
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