気になるのでトヨタに確認してみた結果を共有。
再販ランクル70に関して、ナロー化、リフトアップ、または背面タイヤブラケット取り外しなどにより、構造変更(いわゆる公認取得)が必要となる場合がある。
(ユーザー車検で継続検査と構造変更を経験したが、構造変更手続きは、継続検査に寸法を測るひと手間が加わる程度で、別に難しいことはない。構造変更の体験記は コチラ )
構造変更が必要になるのは、以下の数値よりも大きい変更があった場合となっている
長さ +−3cm
幅 +−2cm
高さ +−4cm以内
車両重量 +−100kg以内
最近、このブログで話題になったものとしては、リフトアップ4cm以内の場合だけれど、この場合でも、シャックルやリーフ交換による場合は、構造変更が必要となるなど、一概に言えないところもあるので注意が必要(その他にも指定部品などの例外もあるので コチラ でご確認ください。こちらでは責任ある回答ができませんので悪しからず。)。
なお、背面タイヤそのものを外しても構造変更は不要。
ボディーに付いているブラケットを外して、全長が基準値以上短くなった場合(再販ランクル70がどのて程度かは不明)には必要となる。
実際、車検(構造変更)のときは、背面タイヤは外して全長や、車重を計測する。
私の場合は、ナロー化と背面レス化はいずれする予定なのだけれど、先日、ディーラーの営業マンと話した時に、新車で構造変更する場合のデメリットとして、以下のようなことを言われた。
1 構造変更することで、次回の車検が1年後(再販ランクルの場合、初回は2年後)になってしまう。
2 重量税は戻ってこないため、ロスになる。
3 メーカー保証が受けられなくなる可能性がある。
1,2はユーザー車検を前提にすれば、再販ランクル70の自動車税は年額1万円弱なので、ある程度の経済的負担を覚悟すれば済む問題と割り切ることも可能なのだが、3のメーカー保証は、重大なトラブルに見舞われた際を考えると、かなり気になる。
そこで、いずれ訪れる構造変更するときに備えてトヨタにメールで確認してみた。朝、問合せのメールを送ったのだが、夕方にはとても分かりやすい明快な答えが帰ってきた。さすがは世界のトヨタ。
問合せた内容はこちら。
納車後すぐに、オーバーフェンダーとスペアタイヤブラケットを取外し、全長・全幅の構造変更手続きをした場合、新車保証は受けられなくなりますか。
そして、トヨタからの回答がコチラ
ご納車後すぐに、オーバーフェンダーとスペアタイヤブラケットを取外し全長・全幅の構造変更手続きをした場合、 それが原因で不具合が起こった際 に、新車保証(*)は受けられなくなります。申し訳ございません。
ただし、 構造変更手続きを行ったことで、新車保証そのものが全く受けられなくなるわけではございません。 。
(*)
・特別保証:初年度登録から5年、または10万kmのどちらか早い方
→「走る」「曲がる」「止まる」といった
車の基本的な性能にかかわる部品と
乗員の保護にかかわる部品が対象
・一般保証:初年度登録から3年、または6万kmのどちらか早い方
→特別保証の対象部品以外で、消耗する部品や
油脂類を除いた部品が対象
なお、お車の修理に際し、新車保証で承るかどうかは、最終的にはトヨタの販売店で、実際に、お車の状態を拝見したうえで判断いたします。
あらかじめ、ご了承いただければ、幸いでございます。
こちらの回答にあるように、実際の状態により判断されるとはいうものの、オーバーフェンダーやスペアタイヤブラケットを外したことによる事故、というのは考えにくいので、これに関しては心配なさそうだ(あくまで私個人の判断)。
色々、カスタムをして構造変更することを検討する方も多いと思うので、ご参考まで。