素人らしく山盛りになった荷物をピックアップの荷台に積め混んでいざ出発。
今回は、初のキャンプということもあり、一泊のみ。
我が家から目的地のカンパーニャ嬬恋キャンプ場までは約250km約4時間。
決して近い場所ではないけれど、ど素人キャンパーなので、無印良品という知名度による安心感などに引寄せられて遠路遥々ランクル70とともに出向いてみた。
キャンプ場のチェックインは12時なので、朝8時出発・・・の予定が、小人2人抱える身の辛さ、朝からガミガミ言うのはやめようと心に誓って待った結果、ちょいと遅れて8時半出発。
道程は圏央道⇒関越道⇒上信越道(碓氷軽井沢)。
出発後、しばらくは順調に進んでいたけれど、圏央道八王子手前で、もはやお約束(少なくともここ何回かの自分の出かけるとき)と言っていいほどの事故渋滞16km。
出発時点でも少し遅れてるのについてない。
仕方なく一旦、高速を降りてあきる野インターまで下道を走り、あきる野インターから再び入る。
その後の関越、上信越道はほぼ渋滞なく進めたけれど、碓氷軽井沢インターに到着したのは11時半。
軽井沢から嬬恋に向かう。
すると今度は白糸の滝を通る有料道路が大雨(いつの雨だか知らないけれど)で閉鎖されているとのこと。
おかげで一般道経由での大回りを強いられて時間ロス・・・
そんなこんなで結局カンパーニャ嬬恋キャンプ場に到着したのは、13時頃。予定より1時間遅れ。
心配していた車中での小人達の喧嘩はというと、スタートから3時間ほどはおとなしく眠っていてくれたのだけれど、起きてからの2時間はいつもどおりの大騒ぎ。
何度「キャンプやめるよぉ〜」「降ろすよ〜」を言ったことか・・・
さて、到着してすぐに目に入る無印カラーの建物がセンターハウス。
そこで本日の宿泊のためのチェックインして、説明を受けてからキャンプサイトに向かうことになる。
センターハウスの中は無印良品の食料品や、キャンプ用品、地ビールなどなど、レンタル品とこのお店のものを使えば、手ぶらでキャンプできるのではないかと思うような品揃え。
センターハウスで手続きを済ませて本日宿泊するキャンプサイト(E11)に着いた時には既に13時20分。
ちなみに、予約したサイト付近はセンターハウスから近くて、砂利道を走る程度で到着したけれど、他の少し奥まったベテランが好むというサイトの方を探検してみると、林道沿いにキャンプサイトが点在する感じで、これまたとてもいい感じ。次はこんなところもいいなぁ〜
人の家(テント)の前を通る道なので、林道走行をエンジョイ、というわけにはいかないのが残念。
さて、肝心の予約していたキャンプサイトはというと、思っていたよりも広々していて、景色も良くていい感じ。
隣のサイトも向かい側のサイトもこの日は空いていたのも幸いした。
ここに泊まるのかぁ〜、と家族一同初体験にワクワク感が盛り上がる。
キャンプサイトは予約時点で場所も選べたので、「サニタリー棟」というトイレ、炊事場の設備がある建物のすぐ近くにしてみた。
せっかくのキャンプなのに、電気やら人の声やらが多そうな、しかもトイレ・・・場所はどうかとも思ったけれど、不自由=キライ、と簡単に決めつけそうな家族たちをソフトにキャンプライフに誘うための妥協の産物。
だったのだけれど、実際行ってみると、広いキャンプ場の中で、いくつかあるサニタリー棟の周辺にテントが集まっていたので、やっぱり便利でいいのかも。
サニタリー棟の内部はこんな感じでとてもキレイ。
トイレはアンモニア臭はしたものの、洋式便器だし、掃除されて手が行き届いてる感じの安心感は十分。
平日だったということもあって、テント数も少なかったのだけれど、サニタリー棟に来る人はそう多くなかったし、人の声がうるさいわけでもなかった。
やはりトイレ、炊事場が近くにある便利さが際立ち、とてもよかったというのが感想。
ちなみに、サニタリー棟でもセンターハウスでも同じだったけれど、蛇口から出る水がものすごく冷たくてとても気持ちよかった。
さて、当初の予定では、既にテント設営を終えて、昼食タイムのはずが、13時20分過ぎからのテント設営開始。
今回は初めてということもありレンタル用品でのキャンプも考えたのだけれど、釣り道具も、車も、自分のものがいいと思ってしまう不経済な性。
足りなかったものは一通りそろえてきてしまった。
【今回持ってきた主なキャンプ用品】
・テント: コールマン タフドーム/3025 スタートパッケージ
・タープ:小川キャンパル ウイングタープ(もらいもの)
・テーブル:ホームセンターオリジナル
・ベンチ:ホームセンターオリジナル
・ランタン: CAPTAIN STAGフィールドガスランタン
・バーベキューコンロ: コールマン焚火台兼BBQグリル
・木炭、薪(DIY端材)、イス、食材などなど
そして、まずはテント完成。
説明書を見れば初めてでも30分あればこの形。スゴイもんだ。
細かいペグ&ロープまで含めても1時間弱かな。
次にキャンプ生活ではリビング的なスペースを確保することになるらしいタープを設営。
設置する方向やら、ポールの立て方やらやり直すこと数回、ようやく出来上がったのがこんな感じ。
もらいもののタープのおかげでグッといい雰囲気になった。ちょっとベテランっぽい雰囲気になっていい気分。のちにこのタープが災いをもたらすとも知らず・・・
さて、タープ設営に手間取ったのが大きかったか、ようやくほぼ完成したのが15:20分。
暑さですでにヘロヘロ気味だけれど、ここから昼食。
日ごろ、ろくに食事を食べないくせに、こんな時には腹減った腹減ったの大合唱の小人ども。
出発前から約束しているタコヤキを食べさせなければ暴走しかねないので、休む間もなく準備開始。
せっかくなんだから、炭火でやろうと思っていたけれど、そんな余裕はなくガスを使用。
そして、なんとか一回目のたこ焼きができたのが16時。
日ごろは「早く食べなさい!」を連呼されている小人達に差し出すと、うまいうまいの大合唱。
熱くてもハフハフしながらどんどん食べて、あっというまに3回くらい焼いた分を間食。
気持ちいい環境の中で、自分たちも手伝って作ったタコヤキ、美味しかったんだなぁ、とチョイ満足。
しかし、この頃になると、空の積乱雲に黒っぽい部分が増えてきて、やばそうな感じ。
天気予報でも夕方は雨となっていたので覚悟はしていたけれど、やはり・・・
しばらくするとポツリポツリと降り始めた。
しかし、我が家にはベテランさながらのでっかいタープを張って作った屋外リビングがある!
強風でも吹いて横に雨が降らない限りは大丈夫・・・なはず。
のんびりと夕飯に向けて小物類を出したりして夜に備えていると、小人達から「冷たい!」との歓声?
ヨダレでもかかったんだろ、と思っていると、自分の背中や腕にもポツリ。
このドでかいタープが張ってあるのに、なんじゃこりゃ?
すると小人1が原因を発見。タープの継ぎ目から漏水している。
それも一か所二個所ではなく、ほぼすべての継ぎ目から。
このタープ、もらったとき、未使用品(ただし10年近く経過)だったので油断していたけれど、確かに設営のとき、ベタベタしていた。
あれは接合部分のシール材が溶けたものだったのかも・・・
ならば継ぎ目を避けて座っているしかない。
と思って家族一同、不自然な配置で座っていると、そのうち、タープ全体が水滴だらけになって、どこにいても濡れる状況に・・・明らかにタープの生地全体から水が浸透している。
それは大雨になって水圧があがってくると顕著になってきて、もはや大粒の雨降る屋外と同じ状態。
あちゃ〜、これから晩御飯の支度というところだったのに。
まぁ、自然の中で遊ぶ以上、天気が思い通りにならないのは当然。せめて天気予報を見てみると、この雨は7時頃にはやむ模様。
これもこらえ性のない小人達には勉強になるだろうとポジティブに考えて一同、テントの中に避難して、ゴロゴロしながら雨が止むのを待つ。
退屈した小人達が暴れ回るテントの中で待つのは苦痛だけれど、ゲリラではないかもしれないが、これぞ豪雨という激しい降りになってきたのでどうしようもすることができない。
仕方ないので、雨が収まるのを待っている間にお風呂に行こうということで、近くにある「バラキ温泉 湖畔の湯」というところへ。
キャンプ場から歩いて10分もかからない場所にある天然温泉の施設。車なら1分。今回は大雨の最中に出向いたので、車を使った。
さて、温泉で気持ちよく昼間の汗を流したのはいいけれど、外は相変わらずの豪雨。
収まる気配のない豪雨の中、この日の宿となるテントに戻り、ゴロゴロしながら雨が止むのを待つと、21時過ぎになってようやく止んで、星空が広がった。
すっかり遅くなってしまったけれどようやく夕食BBQ開始。
持参したBBQコンロ兼焚火台で持参した食料を焼いて、食べ始めたときにはもう22時を超えていた。
でも、真っ暗な中でガスランタンはいい感じに黄色い暖かい明りを放つ。LEDランタンと違って、使う前の準備があったりして案外面倒だったのだけれど、その分とてもいい感じだし明るさも十分。
その明りの中で飲むビールにワイン、これは最高!
食事のあとは、というか最中には、早々に食事を終えた小人たちが待ちに待った花火を満喫。
こんな感じで、事故渋滞、大雨、タープ雨漏りといったアクシデント山盛りのお蔭ですっかり予定の狂ってしまった初日だったけれど、楽しい初キャンプ一日目が終了。
ちなみに、テントは290cm×245cmの広さで、大人2人、寝相の悪い小人2人が寝るには十分なゆったりした広さだった。
( 2日目に続く・・・ )
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