時代遅れの絶滅危惧種ランクル70が好きなのはいいけれど、世間のスタンダードはどうなってるのか、社会勉強しておかないと、ということで、今回はTOYOTAらしくないと人気らしいC-HRに試乗させてもらった。
さすがに、ランクル70ファンにとってハイラックスレボならいざ知らず、C-HRには興味ないと思うけど、ここしか書くところもないので悪しからず。
到着早々、ダイソン掃除機を目指して、子供二人が抽選するも、あえなく撃沈。
なんせ当該店舗で一人しか当たらない狭き門。
ハズレくじとはいえ、フロントガラスのコーティング券がもらえたので、それもお願いしての待ち時間。
店舗駐車場の入り口付近に置いてあったC−HRの試乗をお願いすると、予約がなく、開いているとのことでOK。
C-HRはハイブリッドの2WDとガソリン1.2Lターボの2種類があり、ネットで調べたところ、売れているうちの8割、9割はハイブリッド車らしいけれど、試乗車として用意されていたのは、幸いにもハイブリッドの2WDではなく、ガソリン1.2Lターボの4WD仕様のほう。
試乗車のC-HRはGTという最上級グレードらしく、車両本体価格は税込み約278万円、諸費用、オプションなど込みで大体350万円〜360万円くらいになる人が多いらしいので、もう少しでランクル70ピックアップが買えそうなレベル。
決してお安くはない。
さて、乗る前に、恒例のよく分かりもしないのに、いっちょ前にボンネットを開けてエンジン観察。
いわゆるダウンサイジングターボ、確かに、ボディーに比べるとちっちゃいエンジンが収まっている。
車重1.7tもあるのに、1.2Lって心許ない気がするので、ターボがないと物足りないんだろうなぁ、などといっちょ前に思ってみたりして。
そして、見た目は小型SUVなんだけれど、実は全幅が1795mmもあるとのことで、再販ランクル70ピックアップの1770mm(バンをナロー化すると、なぜか1750mm)よりも大きい。
それなのに、狭い道路ですれ違う相手はランクル70のほうを圧倒的に邪魔者として見るだろうなぁ・・・車高の高さからくる圧迫感と、ランクル=大きな車というイメージはどうにもならないから仕方ないか・・・
C-HRのタイヤとホイールは、18×7Jのアルミホイールに225/50R18。
自分のランクル70バンに装着したスタッドレスタイヤ(225/85R16)と幅は同じだけど、ランクルのドデカタイヤを見慣れた目には、ゴムの部分はこんなに高さがなくてお尻が痛くならないんだろかと心細くなってしまう・・・(実際は全然そんなことなくてびっくり)
前からみてもそうだけど、後ろから見てもかなり凸凹したスタイルで、これがトヨタらしくないと言われる所以?ヨーロッパの車っぽくしてるらしいが、確かにそんな感じ。
いわゆる「スタイリッシュ」ってやつだろうな。
さて、雨の中、なんじゃこりゃというほど全身が水をはじくスタイリッシュなピカピカカーに乗り込む。
シートは撮影し忘れたけれど、茶系のファブリックと本革でそこそこ高級感あり。
でも内装は以前試乗したクリーンディーゼルプラドの試乗車のほうが重厚感はあったかな?
ランクル70との比較はするまでもない・・・
ステアリングは近代的デザインで、カーナビやメーター類もスポーツカーっぽい感じ。
真ん中の画像には、4輪へのパワー配分(?)が表示されているようで、走っていると、スマホの電池残量みたいに表示されている。色々考えながら走ってるんですな〜、と感心しきり。
でも、これ見てどうすんだろ??という疑問も・・・
ランクル70に乗ってるような人なら逆に、「おお!今はフロント100%か!」なんて楽しめるかもしれないけれど・・・
カーナビは9インチもあるデカいのが付いていて、ちょっとドライバー側を向いているし、サイドブレーキやシフトレバーのある部分(なんていうんだっけ?)も助手席と運転席を仕切るように備え付けられてるので、ちょっとコクピット感があるのは新鮮でスポーツカーっぽい感じ。
サイドブレーキはパーキングに入れると自動で作動、パーキングからドライブに入れると解除される。
ただし、ニュートラルのときなど、手動でサイドブレーキをかけると、自動では解除されないとのこと。
べつにギコギコ、っという音もしないし、サイドブレーキってなんだっけ?となってしまうような進歩を体験。
ひとしきり、そんな機能を教えてもらってスタート。
走ってみると、静かで、停止中もほとんどエンジン音は聞こえない。
バイパスにのって時速70kmくらいまで、ちょっと勢いよく加速してみたけれど、気持ちよく加速する感じで、自分的には特に不満はなく、ランクル70ではこんなシームレスにスムーズな加速はできないよなぁ、と感心。
1.2Lとは思えない感じだから、ターボってすごい技術だ。
あの薄っぺらいタイヤとスポーツカーっぽい見かけから、少しはゴツゴツした乗り心地なのかな、と思ったけれど意外なほどに快適な滑らかな感じ。
その割に、ロール感もなく、走りやすいような・・・素人のくせに、プププっと自分でもおかしくなるけれど・・・
聞いてみれば、最近の車は、タイヤ、サス、ショックなどのいわゆる足回りは乗り心地に配慮しつつ、車体の剛性を上げることで、高速カーブなどでも走りやすくしているのだとか。
まぁ、そんな専門的なお話をフムフムと分かったような顔して聞きながら
車線変更しようとしてサイドミラーを見たら、なんだかオレンジのサインが表示されていて、死角に車がいるときに知らせてくれるとか、壁際に車が近づいたらピー、っと知らせてくれたり、いたれるつくせりの快適ドライブを堪能して、ディーラーに無事帰還。
最後、後部座席に乗ってみるように勧められて乗ってみると、これが暗い!
スポーツ感を出すため、ツーシーターっぽくリアの窓が小さくなったお蔭らしい。
これは後部座席の人は良く眠れそうだ。うるさい子供もここに座らせればイチコロかな?
うんうん、いいじゃないか、という感じで試乗は終了。
ちなみに、こちらのディーラーで売れたランクル70が全部で13台(うち2台が自分)、それに比べて、C−HRは既に60台も売れているらしい。
マニアックなランクルマニアがなんと言おうと、今のマーケットでは間違いなくC−HRが圧勝。
人が良いというものには、理由がある。その理由を感じられたような、??・・・
中身のない感想文で申し訳ない・・・
結局、帰り道、綺麗にお掃除してもらったランクル70に乗って、「やっぱりこれだよな〜」で終わり。
ランクル70愛を確認するため試乗してるわけじゃないんだけど・・・
以前はクルマ好きというより、ただのランクル好きだったんだけど、あれこれ書いてるうちに、なんとなくクルマ自体のが好きになってきたようで、チョット色々な車に乗るのが楽しくなってきたから不思議。
次はハイラックスレボが販売されるなら、是非試乗してみたいけど、本当に9月に出るのかな?
買うことはさすがにないと思いつつも、あのアメリカンな雰囲気のピックアップ、ちょっと楽しみ。
タグ: C-HR
こんばんは。試乗されてたんですね、同じガソリン4WD。
あのスタイル、室内空間、全てが我々の愛車とは対照的で、それが世間のニーズに合っているのだと思うと、改めて我々のズレっぷりに驚きますねー
まぁ、我々が時代の前にいるのか、後ろにいるのか、それは分かりませんけどね。どっちでもいいんですけど。
こんばんは。扁平率の低いタイヤ、ですかね?あの薄っぺらであの乗り心地、確かに技術が詰まってそうな気がします。
車はタイヤのみならずメーカーが多額を投じて開発した最新技術の塊、それに無料で乗らせてもらえる試乗ってのは本当にありがたいですね。
私も車検見積もり待ちの間に一足早く試乗させてもらいました(ガソリン4WDブラウンカラー)
感想は、この排気量にして充分なパワー&トルク、あぁ、乗用車!な乗り心地ですね
でもランクル乗りには近未来な内装や操作関連、乗り込み時に頭を打つ天井高、正直運転怖かったです
なんでもメリットは多いそうですがコストや技術で苦心するとか…。
アナログな丸目70幌乗りには縁の遠い話だな〜と、思いました。
こんにちは。やはりひと通り試乗されてるんですね。色々、進歩してたり、そこまでやる?みたいな機能があって面白いですね。確かに、レンタカーなどに乗ってカギは?なんてならないように、たまに知識をアップデートしておかないといけませんね〜
こんにちは。
私も1月にHYBRIDに試乗しましたよ!
スマホみたいな画面で、回生エネルギーの充電具合や放電、エンジン駆動などの状況が見えて、ゲーム感覚でした。
実は、ランクル納車後にトヨペットでアンダーコートしたのですが、代車がプリウスで、STARTボタン押したのにエンジンが始動せず、暫し固まってしまいました…
これでは、レンタカーや代車時にまずいので、色々と試乗しています。
前にレポートされていたMIRAIにも乗りましたよ。最後にお尻から水を吐くので、セミみたいでお茶目でしたね〜
お久しぶりです。ハイブリッドの方が圧倒的人気みたいですね〜
そういえば、私、プリウスってタクシーしか乗ったことないので、私も運転してみたいですね。
お久しぶりです。
ボクもC-HRのハイブリッドに試乗しましたよ。
しかも、発売直後に(笑)
ガソリンターボ車にはまだ試乗してないので近い内に乗りたいです。プリウスPHEVにも乗って見たいですね。