ファン
検索
<< 2022年09月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30
最新記事
写真ギャラリー
最新コメント
タグクラウド
カテゴリーアーカイブ
日常 (38)
月別アーカイブ
プロフィール
ベジママキッチンさんの画像
ベジママキッチン
「ベジママキッチン」は北海道野菜を全国へ流通させるために、全道各地の協力農家さんと産地直送に精通している提携企業応援のもと、独自の野菜セットをご用意し、全国の皆様のもとへお野菜を届けるお店です。 個人の利用者様もお店の方もお気軽にお問い合わせください!
日別アーカイブ

広告

posted by fanblog

2022年08月28日

野菜の出荷と販売の話

こんにちは、ベジママキッチン です!

今日は野菜の出荷ルールと販売元について話していきます。

___________________

意外と知らない方も多いそうですが、農業は従事するにあたり色々届出や許可が必要ですが、 「野菜を作り売ること」自体には資格や届出は必要ありません。

なので、家庭菜園で作った野菜を今日から売ることだってできちゃうわけです。

現実的にその件数は多くはないものの、趣味で野菜を作り食べきれない分は販売してお金に変えるという方法を取ってる方もいます。


なぜ、今日この話をしたかと言うと、最近は農産物のネット販売が主流となり農業者の中で、「誰が作ったかわからない野菜が出回っている」と注意喚起がありました。


その多くが「ネット販売」を介した内容だったので、今一度購入される方もきちんと情報を知っておくべきだと思い文章にしています。


ちょっと怖い事例になるかもしれませんが、現実にあることなので知っておいてほしいと思います。

(実例)
フリマアプリで買った野菜の品質が悪く、○○農園の口コミを調べたらそのような農園はなく、個人の方の家庭菜園の野菜だった。
→多くのショップは出店する際に手数料さえ払えば販売可能です。出店する際に「○○農園」「○○菜園」など好きな屋号で出すことも可能です。


(実例)
イベントで野菜販売をしてたブースで買って、美味しかったので調べたら家庭菜園の方の野菜だった。
→イベントやよくあるマルシェなども出店料を支払えば農家さんじゃなくても販売できます。


(実例)
ネット(ECサイトや大手ショップなど)で訳あり野菜をお買い得に購入したら、常温で届いて腐っていた。
→販売者(個人)が安く仕入れた野菜の転売をしていたようで、仕入れ野菜の温度管理、配送知識が乏しかったとのこと。


(実例)
美味しそうな農産物が相場よりかなり安かったのでネットで買ったが、事件性があるとのことで返金対応となった。
→農産物の窃盗、転売の対象だった。


などなど。
窃盗に関しては言語道断ですが、家庭菜園の野菜を売ることは何も問題がないのでそういった野菜も世の中には販売されていると消費者である私たちが知る必要があるわけです。
(直売所や道の駅も申し込みだけで出荷できるので、農家さんじゃない方が野菜を卸してることもあります)


また、個人のかたが野菜を仕入れ転売してるのも、法律上は問題ないですがやはり衛生管理できない以上ちょっと危ないんじゃないかなと個人的には思います。
(農業に知識のない個人宅に野菜を保管するスペースが確保できないと思うので)


農業に従事、もしくはそれ相応の知識がある方が作った農作物 であれば何も問題はありません。


ただ、農業者というのは農作物を安全に栽培するために土壌検査や品質検査、農薬肥料の調整、栽培過程での病気対策や出荷基準の品質維持などとても厳しい基準とルールで農作物を作ってます。
(ちなみに農業者が使える農薬は、ホームセンターで売られている万能農薬よりも弱く、登録者しか使用できないような緻密な設計のものを安全に使用してます)

家庭菜園で農薬を使う場合、農業者用の農薬は使用できないのでホームセンターの万能農薬を使用することになりますが、これも知識があれば問題ないですが希釈など確実に行えているかどうかの保証はありません。

家庭菜園だと無農薬で栽培されるかたも多いですが、農薬を使用しない場合は当然虫食いや病気への対応が遅れるので、収穫した野菜の安全性が曖昧になるケースも多々あります。
ご自宅で食べる分には何ら問題ないですが、販売する以上、どこまでの知識と技術で栽培されているのか、栽培環境は間違いなく安全で衛生的な環境なのか、これが不透明になります。


「農薬不使用」と書かれた野菜は農家さんが品質管理して栽培したものでも、個人の方の家庭菜園でも、どんな畑で育ったとしても「農薬不使用」の野菜として販売されます。


こういった話をすると驚かれるかたもいますが、だからプロの農家さんが存在するわけです。
ただ、農作物を作ってるだけじゃなく、消費者のみなさんが安心して食べられるように徹底した品質管理で栽培されてます。

農業者の多くがJAなどを通し、市場に流通させているので、個人の家庭菜園のかたがそこに参入するのは現実的には難しいので、直売所に出す、もしくはネット販売すると言う体制をとっています。
(実例でも書きましたが、野菜に○○農園、○○ファームなどシールが貼ってあったとしても農家さんかどうかは分かりません)



みなさんが日頃手にしている農作物すべてが、整った環境で栽培され、安全な農薬管理、品質管理の元、流通してるわけじゃないと言うことを知っておくべきだと思うのです。
(だからと言って農家さん以外が作る農作物が危険と言う話じゃありません)


誤解しないでいただきたいのは、家庭菜園で作った野菜を売ることは何ら問題なく、上手に栽培される方も中にはいるでしょうし、家庭菜園といえどなかなかの畑の規模でやられてる方もいます。

なので、ネット販売や直売所の野菜が危険と言いたいのではなく、「誰でも野菜を作って売ることができる」と言うことを知っておいてほしいのです。
※直売所には現役農家さんが規格外野菜を卸してるケースも多く、美味しい野菜が多いですよ


ネット販売であれば、購入前に質問することも可能だと思うので、心配な場合は聞いてみたらいいと思います。


野菜の販売ルールを知って、消費者である私たちも納得して買い物できるといいなと思います。
また、フリマアプリなどで格安販売してる野菜などにはちょっと気をつけてほしいなと思います。


以上です。




______________
北海道野菜Vegemama Kitchen

オンラインショップ
https://vegemamakitchen.stores.jp

つくる人とたべる人を繋ぐ。
大切な伝統を守りつつ
新しいことへもチャレンジする。
ベジママキッチンは挑戦し続けます。

_______________










この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/11564443
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: