情報商材の全てを否定するわけではありません。
「いんちき」の横行
その真贋(しんがん:本物であるか偽物であるか)の見極め方についてお話しようと思っています。
ほとんどの皆さんは誇大に売上アップなど儲けについて語られている情報商材に関連するブログやウェブサイトを見たことがあると思います。
同じように、儲けについて書かれる商材としては投資(例えば株式投資やFXなど)、ギャンブル(競馬など)に関連したものを見かけたことがあると思います。
真贋の見極めについての要点は基本的には共通しています。
真贋を見極める三つの要素
見極め方はとても簡単です。
- 「直ぐに儲かる」
- 「簡単に儲かる」
- 「あなたにも出来る」
といった内容が含まれていることです。
考えてみれば当たり前のことです。
「直ぐに儲かる」「簡単に儲かる」「あなたにも出来る」ものをどうして人に教えるのでしょうか。
その疑問について様々な屁理屈が書かれています。
あまり儲けるつもりが無いとか、幸せのおすそ分けなど・・・
ところがアフィリエイトでも投資でもギャンブルでも同様なのですが、一つのパイを皆で分け合う形なのです。
投資の世界で「一方の儲けが他方の損を意味する」言葉でゼロサムが有りますが、基本的にはアフィリエイト、投資、ギャンブルのいずれもゼロサムと言えます。
※ 厳密には株式投資などはパイ全体の大きさが大きくなったり小さくなったりするのですが、パイが有限であることには変わりありません。
一つのパイを分け合うということは、あなたが参入すれば、その分だけパイは減ります。
ですから、直ぐに、簡単に儲かる方法を、あなたに教えることは有り得ないのです。
本物の可能性とは
本物を見極めるのはなかなか難しいです。
先の三つの要素を含めた贋作はまず意図的に騙そうとしています。
ところが、本物を指向していながらも、正しい内容に到達できていないものが存在しうるからです。
つまり、情報商材の作成者自身が、一定の水準に到達したと考えていても、まだまだ未熟な内容であるということも考えられるからです。
本物であるための必要条件は、贋作を見極める三つの要素が含まれていないことに加えて、
- 「具体的な方法論が示されている」
- 「努力が必要である」
- 「克服すべき障壁が存在する」
が挙げられると思います。
このような情報であれば、提供者にとって、情報提供が即、自分のパイの縮小を意味しないからです。情報を手に入れたほとんどの人は、情報商材を使いこなすことが出来ません。一握りの人間だけが、努力の末に障壁を乗り越え、目標にゴールに到達できるのです。
そしてそのことを「本物の情報商材」の提供者は知っています。
「真」の情報商材を提供する動機は、どちらかと言えば、真実を解き明かしたい、伝えたいという欲求が根源にあるのではないでしょうか。
結論は簡単です。
「情報商材」が「儲け話」であれば全て嘘。「情報商材」が意味するところ「教育」であれば、本物は存在し得る。但し、必ずしも本物ではない。
情報商材に興味を持った時は、まず、それを本物だと仮定した場合、情報提供者にとってどのような利益があるのかを考えてみてください。