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2018年03月27日

ウルフリード・ガルシア イタリアリーグ参加渡航前インタビュー 

Ulfrido-Garcia.jpg
ウルフリード・ガルシア

Juventud Rebelde、2018年3月27日、Norland Rosendo記者

ソンゴ・ラ・マージャの片田舎カバーニャにいた子ども時代、ウルフリード・ガルシアは、ボクシングの即席リングでパンチを振るい始めた。しかしすぐに、自身の最良のパンチは、打者のひじに向けたストレートだと気づいた。野球選手になるのを夢見る地域の子どもたちが集まった野原でのことだ。

投手としてマウンドに上がり始めたときから(あのマニグアの球場でそうしていた)、左腕ウルフリードは、まるでグラブのようにボールをつかみ、ミットの音を高鳴らすために本塁に向けて放っていた。心の中では、アイドルだったシエンフエゴスのアディエル・パルマになったつもりだった。

現在、このサンティアゴ・デ・クーバの若者は、キューバリーグの自身のチームだけにとどまらず、キューバ代表チームにおいても、もっとも力のある投手の一人である。彼は先日の土曜日(3月24日)、イタリアプロリーグのパルマ・ベースボールASDでプレーする契約に調印した。

- 今回のイタリアへの派遣には何を期待しますか。

他のリーグほどのレベルにはないリーグだが、私にとってはよい物差しになる。できるだけよい投球を心がける。

- 自分の成長に役立つ代わりに、キャリアに逆の効果をもたらすという心配はありませんか。

向こうでは金曜日から日曜日の週末だけ試合があって、他の日にはトレーニングがある。私はうまく投球することと、中米カリブ選手権に向けて準備することに集中していく。それにイタリアのメインリーグだからレベルは高いはずだ。

- 加入するイタリアのチームについては何か知ってますか。

いや、まだ何も。

- キューバでの何らかのトレーニングプランを持参しますか。

うん、自分が向こうでこなすための戦略をすでにコーチ陣がえがいてくれた。

- あなたのもっとも意義深い成長のなかに制球がありますが、なにか特別なトレーニングを? 手助けしてくれた人がいますか?

制球不足は私の投手としての課題の一つだったが、幸いなことに、ホセ・マヌエル・コルティーナ先生や他のコーチ陣のおかげで、その面は改善できた。いま私は打者がより苦手とするコースに投球を配置し、自分自身に大きな自信を持って投げている。いつも心に留めていることは、大投手ブラウディリオ・ビネンから言われたことだ。「おまえ、ストライクを投げろ。四球で出塁されるのは最悪だぞ。」

- 球種については。

私の基本は、直球と変化球とチェンジアップだ。加えてナックルボールを習得した私は、これらの各球種、とりわけとても効果のあるチェンジアップを完璧にするよう専念し続けている。

- キューバ投手陣が国際大会での制球にこれほど苦しむのはなぜだと思いますか。

原因はいくつかあるが、私にとってはストライクゾーンが大きな問題だ。海外でのストライクゾーンは、キューバのよりも狭い。そのため、われわれにとってはストライクでも、海外ではボールになる。だからこそ、投球を配置する訓練に多くを費やしている。

- 相手チームに関する必要な情報はいつも用意していますか。

コーチ陣が相手チームをチェックして情報を提供してくれる。でもあらゆるデータをつねに与えられるわけじゃない。現代野球においてデータは、よい結果を達成するために不可欠なものだ。相手のことを知れば知るほど、よい結果を出すための選択肢が増える。

- キューバの打者と海外の打者とでは、どちらが抑えるのにより大変ですか。

すべて難しいよ。彼らはバットを手にしてボールをうまくミートしようとする。だから投球の順番や配置を決め、抑えるために、彼らの個性を知ることが重要なんだ。われわれキューバ野球はカリビアンシリーズと同レベルにある。

- では最後に、長いシーズンを1年送ってきましたが、疲れは感じていませんか。

時おり感じるが、いま休養が必要というものではない。私は丈夫だ。

- 極度の疲労というのをご存知ですか。トレーナー陣から聞いたことはありますか。

いや、聞いたことはない。




U23リーグ準備万端

4月1日に始まる第5期U23キューバ野球リーグの監督会議が今週火曜日(3月27日)、おこなわれた。昨季と同じリーグのシステムが維持され、二地域からそれぞれ4チームが参加し、各上位チームが準決勝に進む。

準決勝は3番勝負で、決勝は5番勝負でおこなわれる。代表メンバーの発表においてはいくつかの変更がなされた。もっとも注目されるのは、バランキージャに向けての特別シリーズに出場するグランマのヨエルキス・セスペデスと、まだ国外にいるサンティアゴ・デ・クーバのレオナルド・キンデランへの交代補充である。

Cuando el ring está en el box
http://www.juventudrebelde.cu/deportes/2018-03-27/cuando-el-ring-esta-en-el-box
posted by vivacuba at 21:12| Comment(0) | TrackBack(0) | beisbol
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