レオニス・マルティン
Radio Habana Cuba、2019年10月9日、Raúl Rodríguez記者
元大リーガーのレオニス・マルティンが、もしキューバのスポーツ当局からプレミア12やその他大会に召集されればキューバ代表チームのユニフォームをふたたび着れることへの期待を表現した。
「キューバ代表のユニフォームをふたたび着ることは誇りだ。すぐに実現してほしい」、と31歳のレオニス・マルティンは、キューバTVの野球専門番組「ボーラ・ビバ」のカメラの前で語った。
大リーグで9年間プレーし、今季は日本リーグ(千葉ロッテマリーンズ)で活動したマルティンは現在フリーエージェントであり、そのため、本人によると、キューバ代表チームに召集されるのに障害は存在しない。
「代表チームに復帰することをわれわれは望んでいる。偉大な瞬間だ。われわれキューバ人選手にとってそれはとても偉大なことなんだ。ずっと前からわれわれは待っている。われわれは100%キューバ人なんだから」、とマルティン外野手は話した。
キューバ人選手は「頻繁に連絡」をとりあっており、(大リーグや日本リーグで)キューバを代表しているわれわれ「全員」の用意ができている。召集に対してノーとは誰も言わないと思う、とマルティンは語った。
「私はフリーエージェントだ。これは私自身の決定になる。どのチームにも借りはない。まだ契約に調印していないからだ。誰も私に行くなとは言えない。フリーエージェントで同じ状態にあるキューバ人選手はたくさんいる。あとはそれを計画し、合意することだ」、とマルティンは表明した。
選手たちの流出を止めるために、キューバとメジャーリーグ(MLB)は2018年に大リーグの各球団がキューバ在住の野球選手と契約できることに合意したが、今年4月に米トランプ政権はキューバ野球連盟がキューバ政府の一部であると主張しこの合意を無効とした。
MLBでプレーするためにキューバ人野球選手はキューバを亡命することを強いられ、ボートでの危険な旅で命を危険にさらしている。
しかし、海外リーグで独自に契約したキューバ人選手たちはここ2年間でキューバ野球に復帰しており、その中の元大リーガーエリスベル・アルエバルエナは今回プレミア12のキューバ代表チームに選ばれた。
かつてキューバではビジャ・クララで活動し、キューバ代表メンバーにもなったことがあるレオニスは、大リーグでは2011年にテキサス・レンジャーズでデビューし、そのあとシアトル・マリナーズ、シカゴ・カブス、デトロイト・タイガース、クリーブランド・インディアンスでプレーした。
インディアンスには昨季加入したが、6試合だけ出たところで細菌感染症にかかり、命も危ぶまれた。
大リーグでの9年間(2011〜2019年)で打率.244、617安打、58本塁打を記録し、盗塁は企図167回のうち126個成功。
インディアンスを今年6月に退団し、そのすぐあとに日本のロッテ球団と契約、52試合に出場し、14本塁打、打率.232を記録した。
キューバTV「ボーラ・ビバ」(2019年10月8日)
*レオニス・マルティンのインタビューは18分過ぎから(開始設定済み)
Exgrandesligas añora vestir otra vez uniforme del team Cuba
http://www.radiohc.cu/noticias/deportes/204397-exgrandesligas-anora-vestir-otra-vez-uniforme-del-team-cuba