調印するイヒニオ・ベレスFCB会長(左)とリカルド・フラッカリWBSC会長(右)
Escambray、2019年10月22日、PL
キューバはきょう、海外リーグでの契約に向けての合意に達し、野球における、より大きな発展を達成するための新たな道を持つことになる。
世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長は記者会見で、これは始まりであり、大きなアドバンテージであり、キューバ野球が抱えている問題の多くにとっての解決であり、選手たちは新たなチャンスを持つことになる、と述べた。
WBSCとキューバ野球連盟(FCB)はきょう火曜日(10月22日)、キューバ選手の「海を越えての」契約の機会を活性化するための覚書に調印した。
イヒニオ・ベレスFCB会長とともに署名したフラッカリ会長は、WBSCが、キューバ選手との契約に関心のある海外チームとキューバとの仲介役を務める、と明らかにした。
この可能性は、海外チームでの仕事を獲得させる目的で作成するリストに「FCBが選ぶ選手たち」に開かれる。
今回の協定はまた、「施設の建設、スポーツ用品の供給、コーチ・専門家の教育や訓練、学術交流」といった大きな価値を持つ他の側面も含んでいる、と70歳のWBSC会長は説明した。
数年前から、キューバは、野球を含むさまざまなスポーツにおけるプロ活動と海外チームとの契約に扉を開いいているが、その進展はいまだ初期段階の状態にある。
野球の強打者アルフレド・デスパイネは、日本プロ野球リーグで、はじめ千葉ロッテマリーンズで、2017年からは福岡ソフトバンクホークスで活動し、成功あるキャリアを収めており、今回の新たな幕開けが目指す旗印である。
一方、2018年12月に、キューバは米大リーグ(MLB)と、組織間の合法的な選手契約に向けた合意に達したが、今年4月8日、ドナルド・トランプ米大統領はこの協定を一方的に破棄した。
イヒニオ・ベレス会長インタビュー「MLBとの対話はいつか再開すると確信しているが、一方でその代替策も目指さなければならない」
リカルド・フラッカリ会長インタビュー「キューバに新たな道を開く歴史的協定である」
Cuba abre sus puertas a contratos en ligas extranjeras de béisbol
http://www.escambray.cu/2019/cuba-abre-sus-puertas-a-contratos-en-ligas-extranjeras-de-beisbol/