プロフィール Profile
Izumiさんの画像
Izumi
少し前までスコットランドのコミュニティ、フィンドホーンで暮らしていた、さすらいびとです。 I'm a wanderer who were living in Findhorn community in Scotland till recently.
カテゴリーアーカイブ Category
Categories which English comes first are written in English jointly. Please check it out. ↑↑↑                                                     
検索 Search
タグクラウド
最新記事 News
ファン fan
Please click this to be my reader.↓ ↓ Please Click this for Blog lanking.Thank you? ↓
聖地巡礼・舞台探訪ランキング
一人旅ランキング
リンク集 Link
こちらではフィンドホーンに関するブログを書いています。2018年の巡礼記事もこちら↓。
Findhorn Blog
I'm writing about Spiritual Community Findhorn in this Blog.↑ Articles of pilglimage in 2018 is also in here.
写真ギャラリー Gallery
<< 2024年03月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
以下は広告です。

広告

posted by fanblog

2018年07月01日

世界1周の旅:アジア編 ?C【ネパール】ナガルコットの夕暮れ

A voyage round the world : Asia Edition ?C Sunset of Nagarkot


ナガルコットの夕暮れ

P1010273.JPG


手配通りカトマンドゥの空港で出迎えてくれたのは、殺し屋のような雰囲気の無愛想なドライバーだった。

彼の車に乗り込み喧騒の市内を走ると、開け放った窓から容赦なく排気ガスと土埃が襲ってきた。
天気が良く暑いくらいの陽気なので窓を閉めるのも憚られ、仕方なくブルーのストールで口元を覆ったがあまり効果はなかった。
今にもバラバラになりそうな年季の入った車はガタピシいいながらもなんとか山岳地帯を進み、1時間半あまりで東部ヒマラヤに近い展望地ナガルコットに到着した。

そこは標高の高い山のてっぺんを無理矢理均して切り拓いた小さな土地に、そのうち崩れそうなホテルを急遽建てた、という感じの集落で、どんな場所にも道を造る人間の逞しさを感じさせる場所だった。

強烈な西日を浴びながら部屋の前で椅子に腰かけて書き物をしていると、時折り鶏の鳴き声など小さな音はするものの、なんと静かで穏やかなことだろう。
ポカラと違って車の音もないしカトマンドゥのような喧騒とは無縁の、本当の静けさ。 

P1010270.JPG
P1010257.JPG

人よりも動物の方が多く暮らしているのでは、と思えるほどゆったりとした時間の流れる中で、神の居場所である白い峰々が少しずつ霞に隠され、陽が沈む瞬間オレンジに染まった山の端から空に流れ出るピンクや紫の水彩絵の具のような美しい雲の色に心を奪われる幸せ。
何もない幸せがそこにあった。

しかし、夕方陽が傾く頃から一気に空気が冷たくなり、頭がズキズキすると思ったら、標高2100メートルの高地にいるのだった…。
どおりで空気が澄んでいるわけだ。

この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/7845122

この記事へのトラックバック
Build a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: