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2020年10月24日
四◯式戦術槍
■【機密】ヨルハ8B・22B・64B捕縛及び破壞命令
差出人:司令官
受信者:オペレーター6O
差出人:司令官
受信者:オペレーター6O
2020年10月17日
百獣の剣
むかしむかしある王国に、とても幼い王様がいました。政務は頭の良い大臣たちがしてくれるので、幼い王様の仕事は玉座に座って笑顔でいることだけ。そんな王様には3つの願いごとがありました。
2020年10月10日
2020年10月04日
2020年10月03日
王妃の玉座
昔ある国に絶世の美女と呼ばれた王妃の甥が恋した淑女に花束を贈ろうとした老人の幼馴染と自称する町役場の主任の養子と些細なことで喧嘩した詩人が大切にしている竪琴を作った楽器屋の並びに本店を構える武器屋の主人の姉の叔父と仲良しの王宮料理人がいた。
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2019年06月26日
トウの剣
アコールの店へようこそ!こちらの武器にご興味がおありですか?こちらは遠い未来に「砂の国」と呼ばれる国を治めていた女性が持っていた武器です。あの時代は女性の統治者が多かったんですよね。
当時にしては本当に珍しい事でしたが、統治者としての性格は明るく朗らかだったそうです。砂の国は貧しかったらしいのですが、彼女の明るさで支えられていたのかもしれませんね。一方で、彼女は細腕にもかかわらず、かなりの力持ちだったそうです。一説によると岩を両断する程の腕力があったとか。
そんな彼女ですが、大変に美形な恋人がいたそうです。ちょっと頭が悪かったらしいのですが、二人は支え合い、貧しい国を一生懸命ささえていたとか……そりゃまあ、イケメンの恋人が居たら何でも支えられますよね。恋は全てを解決する。うん。
しかしどうやったら彼氏とか彼女とか出来るんでしょうか。長年武器商人をやっているので「また会いに来るから」と言ってくださる方も結構いらっしゃるんですが、結局お会い出来ないんですよね。その方の使っていた武器が戻ってくる事はよくあるんですけど。
フォウの爪
アコールの店へようこそ!こちらの武器ですね。こちらは、最近まで「山の国」を統治していた女性が使っていた物です。女性が使うにはちょっと大きすぎる気もしますが、最近はパワフルな方が多いんでしょうか?え?私?私はご覧の通り、武器を売るだけでこの武器を持ち上げる事すら出来ません。嘘ですけど。
こちらを使っていた女性は大変に品行方正で礼儀正しい方だったようです。その一方で様々な噂もあるのですが……女性はそういう謎めいた一面がある方が魅力的ですよね。え?私ですか?私は何も隠し事していませんよ。嘘ですけど。
統治者の女性には大柄の男性がお供としてついていたそうです。がっしりとした筋肉の鎧につつまれた彼は体を張って女性を守ります……いや、守りはするんですけど、何かにつけて「ご褒美です」とか「プレイです」とか言ってたらしく。世の中には色んな性癖がありますね。え?私の性癖?えーと、殴るのが趣味です。嘘ですけど。
なんだか今日は嘘をたくさんついてしまいました。こんな事ばかりしていると神様に怒られるかもしれませんね。神様がいるとすれば、ですが。ところで、貴方は嘘をつきませんか?もし嘘をついているとしたら……その代償を何で支払うおつもりですか?
2019年06月25日
ファイブの槍
アコールの店へようこそ!
こちらは「海の国」を治めていた女性が携えていた槍になります。使われていた年代は……すみません。ちょっと記録にないですね。まあ、大丈夫。切れ味は抜群ですから。この前試し斬りで振り回してただけで何人か死んでしまいましたから。
この武器を持っていた女性はあらゆる欲望が強かったそうです。性欲、食欲、睡眠欲、権利欲、金欲……人の欲望は留まるところを知らない、と言いますが、この方は別格でした。欲望を満たしては飽き、すぐに別の欲望を満たす。その循環だけで生きている方でした。
特に有名だったのが性欲です。ありとあらゆる物を対象に、
じっくり、ねっとりと楽しまれたとか。何をじっくり、ねっとりと楽しんだのかは記録に残っていませんが、そういう細かい部分を記録に残さないのは大変な失敗だと思うんですよ。そう思いませんか?
そういえば、人間は満たされると欲望を失うらしいですね?全部満たされて、全ての欲望を失ってしまった人は、何をして生きていくかわからなくなって孤独になるそうです。ある程度欠けていないと幸福を感じられない……人の業の深さは恐ろしい。そう感じます。それじゃあ、私はお昼ご飯を食べに行ってきますね。ではでは!
スリイの鋏
アコールの店へようこそ!えーっと、こちらの武器ですか?
あ〜うーん……いえ、あんまりこの武器を欲しがるお客様はいらっしゃらなくて少し動揺してしまいました。いえ、いいんです。いいんですけどね、なんというか、元々の持ち主が結構エキセントリックな方でして。
この武器を使っていたのは大昔に「森の国」という場所を統治していた女性です。彼女は類まれなる美貌の持ち主で、一部の国民からは絶大な信頼を得ていました。紫色の長い髪を持ち、この武器で適当に切っていたそうです。常に気怠げで、国の統治も殆ど放置状態だった……とも伝えられています。
普段は無気力な彼女ですが、唯一の趣味が「人形遊び」でした。ハサミで糸を切り、布をつなぎ合わせ、綿を詰め……薄暗い森の奥にあるお城の中で、一日中、一人で人形を作ってはそれを並べて遊んでいたとか。彼女の遊びは本気でした。その遊びを邪魔した者は、誰であれ無残に処刑される程に。
やがて彼女は普通の人形では満足出来なくなっていきました。
もっとリアルで、もっと上質な素材に興味を持ち始めたのです。その先は語るもおぞましい展開に……とまあ、若干ホラーめいた噂があるんですよね。まあ、単なる噂ですけど。そういえば刃の部分に薄黒い血が付いてて何度洗ってもまた戻るんですよ……不思議ですよね。
2019年04月11日
暴食の意思
2019年04月10日
探究の意思
2019年04月09日
悲哀の意思
2019年04月08日
依存の意思
2019年04月07日
被虐の意思
2019年04月06日
暴力の意思
なんで人間はこんなに警戒心がないの?
すぐ後ろにまで近づいても
全く気づくことはないんです。
犬や猫でさえ、敵意に気づき逃げちゃうのに。
人間って本当に殺しやすい。
こんなに簡単な仕事なのに
どうして人気な職業にならないんだろう?
毎日くたくたに疲れる仕事より、
ずっと沢山お金をもらえるのに。
人間ってへん。
人間って本当に変わっている。
おかしいのは、ボクじゃなくて
ボクの事をへんと言う人たちだ。
どうしてそのことに気づかないのでしょう?