タイトルから「多額の金を残して死ぬな、使い切れ」というメッセージは容易に想像できます。
「ではいつ何に使うべきなのか?」
「どうやったらちょうど使い切ることができるのか?」
と言った論点について説得力のある持論を展開しながら、結局筆者が伝えたかったのは「人は何のために生きるのか?」という哲学的な問いに対する答えなんだと思います。
そして筆者にとってその答えは極めてシンプルなものです。
ネタバレになるので、細かくは書きませんが、少なくともカネのためではないはず、という主張です。
筆者は経済的に大成功しているのですが、だから言えるんだろ、という反論も強く意識しながら書いています。
私は「ではいつ何のために使うべきなのか?」についてが心に残りました。勿論何に使うかはその人の価値観やポリシーによる所が大きいのですが、いつ使うかについて「確かにその通りだ」と目から鱗が落ちました。
私の行動も少し変わってきました。
いい本です。
DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール [ ビル・パーキンス ]
価格: 1870円
(2023/11/14 23:58時点)
感想(49件)
【このカテゴリーの最新記事】