フロント業務を教えていた時のこと。
1カ月の付きっ切り指導から、一人にする時間を増やしだして早番と遅番が入れ替わる時間帯の出来事。
別の部屋での作業を一度置いてフロントの進行状況を確認しに行った。
テラ「時間が押した?何があった?」
スタッフ?「すいません、ここの80分枠がインターバル無しの60分枠になってしまいました。注意が足りませんでした。」
テラ「それは解ったから、状況を説明して」
スタッフ?「これをやってて、アレがコレでこうなってこうなりました」
テラ「そうか、フロントを回すのに感情はいらんでって何回も言ってる」
スタッフ?「すいません、感情が入ってしまいました」
スタッフA「んぅ〜ん♪店長ぅ〜♪女の子からもらったお菓子、美味しいですよぉう♪」※男(30)です。
そう言うと、何故か身体をぴったりと密着させるスタッフA。
テラ「12部屋稼働・予約電話2回線の3日分・受付・インカムの指示・リアルタイム更新・レジ金管理、状況で優先順位が変わるから頭の中に感情を入れる暇はないで」
スタッフ?「はい」
スタッフA「食べさせてあげます♪美味しいですか?」※男(30)です。
そう言うと、何故か身体を密着させて口元までお菓子を運んでくるスタッフA。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ
テラ「…で、どこでテンパった?」
スタッフ?「ぷっ…はい、コレとアレが重なってきたあたりでホールスタッフとちょっと…」
スタッフA「はい♪もう一個あげます♪」※男(30)です。
そう言うと、何故か身体を密着させて口元までお菓子を運んでくるスタッフA。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ
テラ「…で、ホールスタッフの癖も考慮してその時間の流れを想像して指示を出す。ホールにも同じ流れを理解させて動いてもらう。喧嘩になりそうで言いにくいなら俺から伝えるから言うように」
スタッフ?「ぷっく…はい、伝え方を…工夫します…ぷっくく」
スタッフA「はい♪違う味♪」※男(30)です。
そう言うと、何故か身体を密着させて口元までお菓子を運んでくるスタッフA。
もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ
テラ「…で、リスト表を見て次に似た状況になる時間帯は?」
スタッフ?「くっくく…はい、この時間帯がおそらく…です…ぷぷっ」
スタッフA「あ、食べカスが付いてる♪取ってあげますね♪取れた♪んふっ♪はい、お茶です♪」※男(30)です。
そう言うと、何故か身体を密着させて口元までお茶を運んでくるスタッフA。
ごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごくごく
テラ「…で、なるほど、この時間の10分前には俺もフロント入るからもう一回やってみようか。一服休憩行ってき、その間はフロント入るから」
スタッフ?「ぷっくくく…はい、休憩頂きます…」
スタッフA「んぅ〜ん♪店長も食事休憩行ってくださいよぉ〜♪僕がフロント入りますから♪」
ところで、先ほどから身体を密着させてくるスタッフAはそっち系の人なのか?と思ってしまう。
人間、見えない内面は色々あるから探らないでおこう。
しかし、ここまでしてくれて期待に応えないのはどうだろうか?と思い、お礼の意味を込めて…
キャン玉袋を裏側から包むように優しく持ち上げた。
スタッフA「にゃふん!!何するんですか!!」
テラ「え?そっち系の人ではないの?」
スタッフA「違いますっ!!」
テラ「そ、そーなんか、それは申し訳ない…」
スタッフA「次は怒りますよ!!」
キャン玉袋を裏側から包むように優しく持ち上げた。
スタッフA「にゃうん!食事休憩の間まで残ろうと思ったけど、もう帰ります!!」
後日、味をしめたのか身体を絡めて頬にキスをするようになってきた。
見えない内面はどうにも突っ込みづらいので、キャン玉袋を裏側から包むように優しく持ち上げた。
とりあえず怒られた。
どうも動物を愛でる感覚に近いらしい。
本当にそうなのだろうか?
唇への危機感が半端ないんですが…。
その時はその時で対応するとして、スタッフの教育って難しいな…(´・ω・`)
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