2018年07月23日
黄色いソースがどうして「炭」の名に!? カルボナーラの語源
卵とチーズを使った濃厚なコクのあるソースにパンチェッタやベーコンなどの豚肉を組み合わせて、たっぷりの黒コショウで仕上げるカルボナーラ。大好きな人もきっと多いことでしょう。
カルボナーラは「炭焼き職人風」と呼ばれることがあり、カルボナーラという名称もイタリア語で石炭や炭をあらわす「カルボーネ」という言葉がもとになっています。
でも、なぜか黄色くてクリーミーなソースに真っ黒な炭や石炭のイメージはあまりないですよね。いったい、どうしてそんな名前がつけられたのでしょうか。カルボナーラの語源にはいくつかの説があります。
◎たっぷりかけた粗挽きの黒コショウを炭に例えたという説
◎黒コショウではなく、カリカリに焦がしたパンチェッタやベーコンを炭に例えたという説
◎山小屋に長期間こもる炭焼き職人が「日持ちがする」という理由でよく作っていたことに由来するという説
◎炭焼き職人が仕事の合間に作ったパスタにこぼれ落ちた炭の粉のイメージから名付けられたという説
◎炭焼き職人の組合であった秘密結社「カルボナリ党」にちなんだという説
このどれが本当の語源なのか、真相ははっきりしていません。いずれにせよ、カルボナーラは美味しいパスタで、日本でもミートソース、ナポリタンに次いで人気のあるソース。作るのは難しそうに見えますが慣れてしまえば自宅でも手軽に作ることができますし、いろいろなアレンジもできるソースです。料理サプリでもカルボナーラソースのレシピをいくつも紹介しています。ぜひチャレンジしてみてください。