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フケはただの不衛生? 重大な病気のサインであることもあるので要注意

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髪や肩にフケが付いていると、なんとなく不潔だなという印象を持ってしまうものだ。しかし、フケは必ずしも不衛生が原因で起こっているものではないという。今回はフケの原因と対策についてお伝えする。

□そもそもフケって何? なぜ出るの?
女性なら皮膚の「ターンオーバー」には詳しい人も多いかもしれない。皮膚は一定期間で生まれ変わっていて、新しい皮膚が生まれると古い角質細胞が剥がれ落ちるというのを繰り返している。鏡で毎日見て常々意識しているであろう顔の皮膚と同じで、頭の皮膚だって同じ仕組みで動いている。この古い角質細胞が剥がれ落ちたものがフケの正体だ。

しかし、顔の皮膚の古い角質細胞がフケぐらいの大きさで剥がれ落ちるのを見たことがある人はいるだろうか。そういないのではないだろうか。

フケぐらいの大きさで剥がれ落ちるというのは、ターンオーバーが正常に行われていない証しでもあるのだ。フケは頭皮トラブルのサインといってもいいかもしれない。

□冬場のフケは特に頭皮の乾燥が原因
何が頭皮トラブルを引き起こしているのだろうか。まず1つ挙げられるのが頭皮の乾燥だ。

顔や手足も乾燥するとガサガサになって皮膚が荒れる。それと同じで頭皮も特に冬場は乾燥するのだ。ただ、顔や手足と違って化粧水もクリームも頭皮に付けるのは少々困難だ。美容院などでは頭皮専用の保湿剤も売っているので乾燥が気になったら試してみるとよい。

□フケ もしかすると病気の可能性も
また、病気という可能性もある。脂漏性皮膚炎を引き起こしている場合もあるし、パーキンソン病や心臓病の症状や回復の過程で見られる場合もある。炎症を起こした皮膚は新たな皮膚をどんどん作ろうとする。このときにできた余分な皮膚が落ちて頭の脂と混ざったものもフケだ。

□髪の毛ちゃんととかしている?
心当たりがある人もきっといるだろう。毎日、髪の毛をブラッシングしているだろうか。していない人はフケのリスクが高くなる。古い角質細胞が剥がれたときに、日頃からブラッシングをしていると、自然と取り去ってくれる。このとき、肩に落ちたフケをさらに落とすのを忘れずに。

□そのフケ 合わないシャンプー剤が原因かも
シャンプーやトリートメントが肌の状態と合ったものを使っていないと、かゆみや赤みを引き起こすなど頭皮に刺激を与える可能性がある。きちんと洗った後なのに、かゆいと感じたら、その製品が合わないのかもしれない。

□フケを防ぐ成分はコレだ!
使っているシャンプー剤の原材料表示を見てみよう。下のどれか1つでも含まれていたら、フケを防いでくれる。

「ケトコナゾール」、「硫化セレン」、「亜鉛ピリチオン」、「コールタール」、「サリチル酸」、「ティーツリーオイル」の6つだ。

一見、不潔に見えるフケだが、このように必ずしも不衛生にしていたからという理由でフケが出てきたわけではない。年齢が上がるとともに解決する場合もあるので、あまり深刻にならずに、まずはフケの原因を探ってみよう。





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