2015年06月30日
二日酔いしないワインの誕生間近—イリノイ大学
二日酔いって、本当に辛いですよね? いくら飲んでも二日酔いのしないお酒があったら……と思ったことはありませんか? それがもうすぐ実現しそうなんです! アメリカのイリノイ大学では、二日酔いをしないワインの製造方法を研究中です。
その方法とは、遺伝子組み換えイーストを使って、ワインに含まれている二日酔いの原因となる毒性物質を取り除くというもの。
今までは、イーストの遺伝子組み換えは難しいと考えられていましたが、ゲノムと呼ばれる染色体を使うことによって、遺伝子の複製を作り出すことができるようなったんだそう。
ただし、二日酔いの要因はいくつもあるため、毒性物質を取り除いたからといって、100%二日酔いにならないというわけではないそうですが、二日酔いの苦痛を確実に減らす効果はありそうです。
そして、この遺伝子組み換えイーストを使って毒性を取り除く方法、ワインだけでなく、ビールなどあらゆるアルコールにも応用可能なんだそう。
また、同研究チームでは、ワインにポリフェノールの一種で抗酸化物質として知られるレスベラトロールを人工的に加えることで、より健康効果の高いワインの製造についても研究中です。
ワインに含まれているポリフェノールの健康効果については知っている人も多いと思いますが、これらの研究が実用化されれば、ワインは嗜好品ではなくて健康ドリンクになる日もそう遠くないかもしれませんね!
参考:
No-hangover wine may soon be a reality
http://www.msn.com/en-nz/health/featured/no-hangover-wine-may-soon-be-a-reality/ar-BBilFSO?ocid=AARDHP