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2021年01月19日

文芸部 シナリオに挑戦してみようか、な。(長くなるつもりはなかったが、)4




どうも、松浦由香です
人物相関は理解しました?

今回は前回の続きで、
私がポワロに抱いていた、いや、ポワロにというよりは、探偵にかな?

勝手に、迷信や信仰を信じないとおもっていたもので。
だから、催眠術というものを引っ張り出してきたときには、
違和感というよりは、嫌悪に近かった。

でも、すぐに、なるほどね。と思ったのが、
後々の話に出てくるのだけど、
信仰などを否定してしまうと、「女性は口を開かない」という点。
つまり、女は自分が信じているものを否定する相手を敵とみなす。
それが、信仰だけではなく、価値観や、物の色や、漠然とした感覚に至るまで、
その女は、よく見ているものだから、その女の口を割らすには否定してはいけない。

なるほどなぁ。
たしかに、否定する相手には心を開く気は無いな。
だが、「そうですね」という相手には心を開く。
ただし、発音の問題も出てくる。
明らかに、面倒な相槌かどうか見ることができる。
ただ、歳をとるとその能力も衰えるらしく、
ちょっといい男が適当な相槌を打っても、心を許してしまう。

詐欺が横行するわけだ。

とにかく、この催眠術もその一つだろうし、
その当時これが流行ったのだろう。
だから、アガサは催眠術を取り入れたのだろうけど、
アガサ自身、催眠術を信じているとか、興味があるという感じではない気はする。
むしろ、いいネタになった。ぐらいにしか思ってないような気がする。

催眠術で犯人が分かるなら、警察なんかいらないわよっ。
とか思っていそう。
だけど、人は意識せずに、見ているものを封じ込める。
だから、それに注意を向けさせるためには、意識があってはだめだ。というのも、解らなくもない。
邪心というのかしら? 邪念か、あれが出てきて、思い出せないからね。

でも、この催眠術が半分だけ成功する点が、
何よりもよかったのじゃないかな?
もし、これで犯人が分かったら、ポワロは必要ないからね(笑)




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