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2017年11月28日

モラハラに気付いた発端

結婚して20年以上、付き合っていたころから数えれば25年ほども気づかずにいた夫のモラハラに、なぜ今年の3月になって急に気づいたかと言えば、その発端は、3月になって勃発した義父の介護問題でした。
ずっと具合の悪かった義父がいよいよほぼ寝たきりになり、それまで暮らしていた狭い、しかも階段を昇り降りしなければいけない家では介護が難しくなって、私たち家族がいた家に引っ越してくると言い出したのです。

私たちが住んでいた家は、もともと夫の祖母、今度介護が必要になった義父の母にあたる人との二世帯住宅として建てたもの。なので名義の半分は義父になっています。あとの半分は夫。私の名前はどこにも入っていません。それもまた離婚の原因のひとつなんですけどね。
その祖母が亡くなったあと、その部屋は私の仕事場兼寝室となっていました。あ、私は在宅フリーランスでネット関係の仕事をしています。10年ぐらい前まではそれで結構稼いでました。それもまた離婚の原因のひとつですが、そのへんはおいおい……。

で、義父と、その介護を主に担っている義母は、私が仕事場兼寝室として使っていた部屋に引っ越してくるというのです。
しかもそれは「相談」ではなく、義母と夫が決めたあとの決定事項の「通達」でした。

「え? じゃあ私はどこで仕事したらいいの? どこで寝るの?」と聞くと、すでに独立して家を出ていた息子が勉強部屋として使っていてそのときには物置状態になっていた四畳半足らずの部屋に移れ、と。
いやいやいや、仕事用の結構大きいパソコンとプリンタと大量の資料、そして私が寝るベッドとか私の着替えとか……、その部屋には入りません。しかも、仕事場ということで、たまにですが仕事先の人が来て打合せをしたりもしていたんですが、それも無理。
「無理です」と言う私に、夫は「そうしてもらわないと困る」とだけ。どうしたらいいかと一緒に考えてくれることは一切ありませんでした。

「普通はこうするだろ」とだけ。

このあと、さまざまに話し合いをしようとするたびに、夫の口からは「普通は」というフレーズが出てきました。夫にとって、私は「普通」ではなかったようです。


つづく
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