特別の用事もなく銀座から新橋まで歩く。
街はそれほど混みあった感じはなく怖さはない。
これで終わりではないしまた新しい脅威はいつか目の前に現れる。
誰かが咳をする。くしゃみをする。大声でしゃべり笑う。
当たり前のことがまだ当たり前に感じられないが、それはそれで正常。
東日本大震災の時もそうだったが、当たり前の小さな幸せをありがたく思った。
当たり前ではないと言い聞かせても、また麻痺してしまう。
何度も何度も繰り返し、日常が来る。
しかし、あの日常が戻ってこない地域があることは忘れられない。
新橋のニュー加賀屋に入って煮込みを頼む。
旨いなあ。
焼鳥も旨い。ポテサラもそうそうこういう感じ。旨い。
幸せである。
店内には懐メロが流れている。
欧陽菲菲の「ラヴ・イズ・オーヴァー」が聴こえて来てさすがに沁みる。
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