しかし、もうすぐ梅雨は明けるという。
ゾッとするような暑さを想像する。
靴がびしょびしょになりながらも松陰神社前のnostos booksに行き、上村一夫原画展「血とエレジー」を見た 。
描かれている女性の目、眉、睫毛、唇、黒髪、さらにはタバコの煙、影にゾクゾクした。
浮世のスローな1カットという感じ。
確かに昭和のイメージが強い。
一方で、この雰囲気は消えていきそうで消えていかないような気もする。
こんな雨の中、路地を歩けばまだ出会えるのでは、と思った。
この辺りの呑み屋はなかなか入りづらそうなので
豪徳寺の太勇へと逃げた。
釜揚げシラスとすりおろした大根が旨く、酒が進む。
炒めたズッキーニって旨いなと、しみじみ。
店を出る時、雨は上がっていた。
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