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60過ぎのおっちゃんです。同じ年齢層の中ではそこそこパソコンが使える方だと自負しています。今まで会社等で学んだ知識等を紹介していきたいと思います。

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2017年03月23日

ExcelVBA入門,メソッド

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【メソッド】


よく使用するメソッドの使用方法を記載しておきましょう

・シートの操作でよく使用するメソッド

複数シートがある場合はシートを選択または切り替えてセルの操作をしていくのが

普通だと思います。

そこでシートの選択です。

シートの選択方法も2つあります。

SelectとActivateです。

厳密に言うと動作が異なりますが、ほぼ問題なくどちらも使用できます。

例)

Worksheets(“sheet1”).select・・・シート1が選択されます

Worksheets(“sheet2”).Activate・・・シート2がアクティブになります。

どちらも結果は同じことになります。

Worksheetsのところは単にSheetsでもOKです。

先ほどのセルの例で話したようにたまたまアクティブだったシートに対して

動作すると記載しています。


今回はシートを指定してみましょう。

Worksheets(“sheet1”). Range(“A1”).Value=”テストRange”とすると

シート1のA1に「テストRange」と表示されます。


Add

新しいシートの挿入の場合はAddを使用する。

【構文】

 Object.Add(Before,After,Count,Type)

Object・・・Worksheet

Before・・・指定したシートの前に新しいシートを追加(省略可能)

After・・・指定したシートの後ろに新しいシートを追加(省略可能)

Count・・・追加するシートの枚数を指定。既定値は「1」(省略可能)

Type・・・追加するシートの種類

例)

Sub シートの挿入()

Worksheets.Add after:=Worksheets(Worksheets.Count)

End Sub

上記のプログラムでシートが右側に追加され、現在のシートがSheet3ならば

Sheet4という名前でシートが追加されます。


少し高級なことを

Sub シートの挿入()

Dim NewWorkSheet As Worksheet

Set NewWorkSheet = Worksheets.Add()

NewWorkSheet.Name = "新しいシート"

End Sub

上記の内容で新しいシートが追加され、名前が「新しいシート」になります。

Dim NewWorkSheet As Worksheet

ここで「NewWorkSheet」という変数を宣言しています。

型は「Worksheet」型です。

変数に格納するのはワークシートなので「ワークシート型」か

「バリアント型」にする必要があります。

Set NewWorkSheet = Worksheets.Add()

ここで変数「NewWorkSheet」に新しいワークシートをセットします。

Addの後に()がついているのは返り値を利用するためです。

VBAのルールとして返り値を利用する場合は()を付ける必要があります。

NewWorkSheet.Name = "新しいシート"

ここで変数NewWorkSheet(追加された新しいシートですね)に名前を付けています。

Clear

Clearにも色々あります。

 Clear・・・・・・・全てクリアする

 ClearContents・・・数式・文字列をクリアする

 ClearFormate・・・書式をクリアする

例)

Clear.png

今Sheet2のA2・A3に上記のような文字が入力されています。

Sub セルのクリア()

Sheets("sheet2").Range("a2:a3").Clear

End Sub

上記のプログラムを実行するとA2・A3の文字は消去します。

 ClearContentsならば数式・文字列をクリアします。

 ClearFormateならば書式をクリアします。

また選択されたシート内のすべてをクリアにする場合は

Cells.Clearにします。




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