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2020.04.16
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カテゴリ: すずひ食堂
読者さまは、4億円、持ってますか?

わたしは持ってないです。

では 4000円なら、どうでしょう。

4000円なら、わたし、持っています。


「4000円」というのは。


お手元にある時、みなさまは、どんな風に感じる金額でしょうか。

また、それが手元から離れた時には、

どのくらいの「使った感」というのを感じる金額でありましょうか。






お皿を準備。 ああ、もう1年くらいは食べられないのかな、と諦めかけていました。


 ***************************************



4000円というのは。

普通預金に「4億円」を預けた時の利息(税引き前)にあたります。
       (そんな預け方する人はまずいないと思いますが・笑)

お金を貯めるだけでは増えない時代であることは、重々承知しておりますが、

4000円もらうには、4億円預けなきゃならないとは・・・ (゚д゚lll)

1990年代の初頭、日本中がバブル経済に湧きかえり、
株価や不動産価格が高騰をし続けていた頃・・・
定期預金の1年ものであっても年利6%、とかでした。

年利6%とは、約12年でお金が 「倍」になる水準です。
この利回りを、ほぼほぼノーリスクの定期預金で実現できたなんて、
当時を知らないお若い方にとっては、にわかには信じがたいことかもしれませんね。


本当だったんだよー ヽ(;▽;)ノ












そんな「4000円」を、わたしは、昨日、こう使いました。

この人の作ったものを食べたい。
この人の力になりたい。という一心で漕ぐ。すずひ1号。

デリバリーのようなサービスも、
もう、今は、気軽に利用してもいいものかどうかをためらいます。

配達をしてくれる人がもしも自分の身内だったなら、
というような気持ちになってきているからです。

もう、これ以上配達をさせたくない、というか・・・(;_;)
それでは応援にはならないのだけれど、
ほら、台風だったり大雪だったりするときも同じなのですが、
たとえばピザ、です。
台風に備えて休業するお店と、休業をしないお店とがなぜかあって、
お客さんからの需要を思っての善意の「台風の中での営業」であっても、

それは、従業員やアルバイト、
暴雨風の中を原付でデリバリーする人の、
その日働くことになる人の身の安全は、まるで置き去りで。



経営者が人として守るべきものはどっちだと思ってるんだ! という話で。

台風や大雪の日のデリバリーを頼むのは、
いくらお店が営業していようとも、それはとても「残酷」なことだと思います。

わたしたちが頼まないことでしか、
デリバリー担当の従業員さんの安全を守ること、救うことはできない。

今の状況も、同じです。

しかし「頼まない」ということは、
せっかく営業したのにも関わらず売上が発生しないわけですから、
お店を苦しめることにもなる。

頼んでも、苦しめる。
頼まなくても、苦しめる。

今の状況と・・・ 同じです。

何をどう応援をしたらいいのか、わからなくなってきています。






このまん丸はなんだと思う? ああ、ありがたいなあ。自宅でこの味がいただけるなんて。




 ****************************************



わたしは「デリバリー」を頼むことは 
もう、しばらくやめようと自分の中で思っています。

こう言ってはアレですが、
そこまでして食べたいか、と改めて問われたなら、そうでもないような、
ものすごく美味しいのか、と訊かれたら ちょっと言葉を濁したくなるような、
どちらだっていいようなものを、
これまでは、いつも「気軽に」注文していました。

ついこの間までは、それをしてもOKな世の中でしたが、今は違う。

どうしても注文しなければならない方が、
そのサービスに頼らなくてはならない方が、今はきっといるはずです。

わたしは、そうではないのだから。

これまでも、本当はそうではなかったのだから。
それがわかったから。


もう、今は。 


だから わたし一人でも、やめようと思う。






アランチーニ。イタリアの「ライスコロッケ」です。チーズあっつあつ!とろーり ( ´▽`)!


 ***************************************


この人の作ったものを食べたい。
この人の力になりたい。
この人を助けたい。

わたしは 今は、食品の買い出し 週に1回。
ドラッグストアへの買い出し 2週に1回、を
自分の中での「自粛目標」にしています。

出かける回数を増やさないように。
週に1回出かける日に、そういうお店に、自力で買いに行く。

ドラッグストアに買い物に出た日に、一人で、自転車で。
誰とも会わずに、誰とも喋らずに。誰も誘わずに。

本当は、お店で、店内で食べたい。
友達とおしゃべりしながら。 家族で笑い合いながら。
アラカルトのお料理をあれこれ選んで頼んで、
冷え冷えのビールで。辛口のスパークリングワインで。

応援したくても、どうすることもできなくて、

このままあのお店のお料理が食べられなくなったら本当に悲しい。

けれど、どうすることもできない。
わたしが毎日行くことも、大挙して押し寄せることも、今はできない。


そうしょんぼりしていたところへ、

「今日からテイクアウトを始めます!」という嬉しいメールが届きました。






こちらは自家製フォカッチャのパニーニ。たっぷりのモッツァレラチーズとルッコラと・・・


 *************************************



デリバリーじゃない。

誰かの手を煩わせることなく、自分で買いに行くことができる。
わざわざ買いに行くことは、コロナ以前なら面倒に感じたのかもしれない。

今は、違う。


自力で、このお店を応援することができるんだ。


どこにも寄らず。
まっしぐらに向かって、お店の外で待ち、
疾風のように帰ってきた。
デリバリーよりも、ずっと早いぞ!


何もできないから。

一人でしか行けないから。

わたしがもしもお友達と2人でランチに来たら
そうなるであろう売上を、想像してみた。

パスタコース のときもある。
メインもついた もう1つ上のコースのときもある。

2人でこのお店にきたときになら、このくらいは支払っただろうという金額は、

おそらく 「4000円」 くらいだと思った。

4000円分ほどの「テイクアウト」を、だから してきました。


こんなとき、
わたし一人で行って、一人分しか買わなかったとすれば、
利益なんてきっと全く出ない。
家庭料理でもそうです。
一人分だけを作るのって、食材も、ガス代も、一番高くつくでしょう?

微力だけれど。

応援を続けよう。

この人のお店が好きだから。

なんかこれじゃまるで 
4000円ごとき支払って救世主気取りかよ w、と
笑われてしまうのかもしれないけれど、

助けたいんじゃない。
純粋に、このサンドイッチが食べたかった。
この人たちの作るお料理が 大好きだから。

久しぶりにこの味を味わえて、嬉しいのは、わたしの方だ。

ありがとうございます、って 
いつもとは違った重みで 
なんどもなんども わたしにそう言ってくれた。

ありがとうって言いたいのは、わたしの方。

今回の事態で、お客さんが減ってしまって、
「どうしようもないから」と あきらめてしまうことなく、
ただ嘆き、コロナを呪い、世の中のせいにして歩みを止めてしまうことなく、

動き出してくれて、ありがとう。
新たな1歩を踏み出してくれて、ありがとう。

この事態の中でも新しいことを始める勇気ってすごい。なんてかっこいいのだろう。

わたしが応援することのできる「新しいこと」を始めてくれて、ありがとう。

お客さんは、きっと、ずっと、待ってる。

友達で。 夫婦で。 仲間で。 ここにまた、集まれることを。

店主のあなたがたよりも、もっともっと 待ち焦がれているのかもしれません。







挟まれている「もち豚の自家製ハム」は、もうハムを超えた「肉」! ポークソテーみたい!


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経営者のご夫婦のお子さんは、まだ小学生。
今日、宿題の課題プリントを学校の下駄箱に取りに行くんだ、と話して下さいました。
手渡しによる接触を減らすため、
子供たちそれぞれの下駄箱が「連絡箱」のように、今、使われているのだそうです。

息子の大学の再開のことも心配してくださって、
「オンライン講義が始まると決まったみたいです」とお伝えすることができました。

このお店はね。

まだお子を産む前から わたしは一人で足しげく通いつめていて、
まだお子が一人で座れないくらい小さな頃には、
膝に乗せてでも食べたくて、
どんなに食べにくくても、顎への頭突きを幾度喰らおうとも、
それでも月に1回はここにきたくて。

この人の作るパスタを食べたくて。

もう少しすると、お子用に小さな取り皿を出してくださるようになって、
1人分のパスタを 幼いお子に取り分けているわたしを見て、
特別に小さなフォカッチャをもう一つサービスしてくださったりして・・・

まだこの時点ではおとーさんを連れて行ったことがなく、
おとーさんとお子と、家族3人で一緒に初めて行ったのは、10年くらい前かな。
運動会の日の夜の外食も決まってここ。
家族の記念日の食事にも、数えきれないくらい訪れました。

もう25年くらい通い続けている、大好きなお店なんです。






行き帰りに通った道に咲いていた満開のモッコウバラ。桜の次のお楽しみは、この淡い黄色。


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そんなことを思い出しながら、

膝に乗せたお子の愛おしい重みを思い出しながら、

漕ぐ、漕ぐ、自転車。

進め、自転車! すずひ1号!

今は、電車にもバスにも乗るのは怖い。わたしは運転もできない。


けれど、自転車がある!


また必ず買いに来るからね!  

ここを乗り越えることができたなら、
店主も、お客さんも、どんな嬉しい乾杯ができるだろう。


みんなこの店を愛している。






わたしの作る「うにクリームパスタ」のお手本も、このお店。この店の味がわたしの目標です。


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胃袋を掴まれた人は、離れません。 

あなたがたご夫婦が今日までに培ってきた、わし摑みに掴んできた、

たくさんのたくさんのお客さんの胃袋を、どうか今こそ信じて・・・

どうか、どうか、乗り越えて欲しいです。



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あれ? 何に使ったっけ? というような。
お財布から、何の気なくなくなってしまうこともある「4000円」というお金は、

4億円という超大金を普通預金に預けてようやくもらえる利息であり、

大好きなお店を応援することもできる「4000円」であり、


どう使うか。 


4000円ほどのお金を支払った経験は、
これまで何千回とあったのだろうに。

こんなに心を込めて支払った「4000円」は、
昨日が初めてだったように感じました。


言葉にできない思いを託すような。 祈るような。


熱い熱い・・・ 熱い「4000円」だったのでした。








                                    おわり








最新は「自宅以外のトイレには入らない」ということにも 実は密かに取り組んでいます。
帰巣本能が刺激されるのか、外出時間が自ずと短くなるという効果が わたしにはあります。

↓ 長い日記を読んでくださってありがとう。
 こんな時にも、いつもポチッとありがとう。

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飛沫とか、ドアの取っ手とか、レジかごやカートの持ち手とか、お金とか・・・
そういうものからの感染が怖い、怖いとばかり思っていましたが、
結局は、そういうものを触ったことによる自分の「手」こそが、
自分に対する1番の感染源なような気がしてきました。

だから 手を洗う。 ひたすらに。 

丁寧に、洗いましょうね。 手で顔を触るのを気をつけましょうね ヽ(;▽;)ノ









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最終更新日  2020.04.16 00:41:39


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