縄文人☆たがめ☆の格安、弾丸?海外旅行

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2013.01.16
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☆アニメ「新世界より」16話の前に気になる台詞のお話です。


★15話までのあらすじはこちらにあります→  1話~15話あらすじまとめ


☆15話では、姿を消した真理亜と守を、早季と覚が捜しますが、手がかりはなく、真理亜からの手紙を受け取る場面で終了。16話は手紙の内容からといった感じでしょうか。15話の感想にも書きましたが、手紙の内容もですが、もっと気になることがあって、それが、タイトルの台詞です。今日はそのお話です。


☆私は原作を前に読んで知っています。アニメが始まってから読み返しもしました。が、完全なネタバレの話はしません。省略されてわかりにくい場面などを補足的に記事にしています。しかしながら、今後の展開のヒントにはなるかもしれません。まったくの予備知識ナシでアニメをご覧になりたい方は、どうぞスルーなさってくださいませ。


★「もし、真理亜がこの世に生れてこなかったら...」この台詞が出てきたのは、ずっと前、第2話のラスト、大人になった早季のナレーション部分でした。


新世界より#2-11

新世界より#2-6


☆夏季キャンプへ向かう場面では、ボートの前が真理亜、後ろが早季。そこにナレーション。

真理亜は早季の二週間後に同じ産院で生まれた。もし、真理亜がこの世に生れて来なかったら、結果的に、あれほど大勢の人が命を落とすこともなかったのに


☆補足です。早季は、210年12月10日、神栖66町の町長、渡辺敬と、図書館司書、瑞穂の間に生まれた。生まれた時、運悪くへその緒が首に絡んでいたため、顔は紫色で泣き声も上げられなかったらしい。出産助手は、これが初仕事という若い人で、あやうくパニックに陥りかけたが、幸い、へその緒は簡単に外れ、元気な産声を上げた。


☆それから二週間後、同じ産院兼託児所で、秋月真理亜が生まれた。真理亜は未熟児で逆子だった上に、早季同様、へその緒が首に巻き付いていて、早季よりずっと深刻な状況で、ほぼ仮死状態だったという。出産助手は、早季の時の経験から、落ちついて対処ができたらしい。少しでも手際が悪く、へその緒を外すのが遅れていたら、間違いなく死んでいたということだった。


新世界より9-17


☆(早季の台詞) 「 初めてこの話を聞いたときには、私は、自分が間接的に親友の命を救ったことに、大きな喜びを覚えたものだったが、今は、このことを思い出すたびに複雑な思いにかられる。もし、真理亜がこの世に生れてこなかったとしたら、結果的にあれほど大勢の人が命をおとすこともなかったはずだから......


☆第2話の終わりで唐突に語られた言葉。結論は避けますが、可愛い真理亜が、悪鬼や業魔になって、直接たくさんの人を死なせたのではないことだけ話しておきます。「結果的に」という言葉が重要な意味を持つかもしれません。


新世界より11-12


☆真理亜と一緒の守についても補足しておきます。みんなが同性に興味を持っている時期にも、守は一途に真理亜のことだけを思い続けていましたね。守は幼い頃に腸チフスの流行で母をなくしているため、その面影を真理亜に重ねているようでした。


☆守のお母さんは、真理亜と同じく、町にはめずらしい赤毛の持ち主だったそうです。覚によると、赤毛の遺伝子は、もともとアジアには存在しなかったそうで、ふたりは、何代か遡れば、遠い国からやってきた共通の先祖に行きあたるのかもしれないと早季は考えていました。


★さて、物語はどんな展開になるでしょうか。ちょっと背景を知っていると、また違った楽しみ方ができるかもしれません。長編小説です。アニメはもしかしたら、今度は早季がいきなり大人になっているかもしれませんw 私の記事のほうも、引き続きおつきあいくださいませ。


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Last updated  2013.01.16 11:48:19
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