モジャモジャの 森
の 中
1
今日
もトイチ 君
は お 友達
と 仲良
く 遊
んでいますよ。
・・・ 日暮
れ 近
くになりました・・・・。
「もう、ソロソロお 家
に帰ろうよ・・」
「そうだネ! 遅
くなると 前
みたいに みんなに 心配
をかけるもんね」
「うん!」
(※ 「お 母
さんにもらったリボン」
を 見
てね!)
みんなでお 家
に 帰
る 途中
の 事
です。
「コン・・コン・・コン~~ン」
「トイちゃん・・ 何
?なんなの?。あの 音
?」
どこからか・・ 不気味
な 音
が 聞
こえて 来
ました。
「あ!ペケ 君
だ!」
「え?あの・・うそつきペケ 君
??」
「そうよ!!いじわるペケ 君
だわ!」
「でも・・・なんだか 様子
がおかしいよ?」
おサルさんの『クレオ 君
』が 言
います・・。
「また 僕達
をだますつもりなのさ! 風邪
をひいたふりさ!」
ウサギの『ゆきたん』が 言
いました・・・・
「だって 私
、お 母
さんに 聞
いたことあるよ」
「なんて?」
「 前
に・・ママがペケ 君
に だまされたって・・」
「やっぱり・・・うそなんだ!」
でもトイチ 君
は 心配
になったのです
「 本当
かもしれないよ・・・」
コメント
モジャモジャの 森
の 中
2
メルヘンの 世界
に 保護者
乱入
?
仲間
と 別
れたトイチ 君
が お 家
に 着
いたのは・・・
もうすっかり 陽
がくれてからでした。
インコのあっこちゃんから 話
を 聞
いてやってきた
ふくろうじいさんも 心配顔
です・・・・
「ただいま~!!」
「お 帰
り!トイちゃん 遅
かったのね・・あれ?ペケ 君
??と 一緒
なの?」
「うん・・お 母
さんあのね・・ペケ 君
ネ・・・・
森
の 中
で コンコン 咳
をしていたの、
それでね お 腹
も 痛
いみたいなの
だから・・・ボク・・かわいそうだし・・だから・・」
「・・・・・。」
「そうネ・・いいわ わかったわヨ。
お 母
さんが 看病
するから
トイちゃんは 心配
しないでいいのよ」
「うん・・・ゴメンネ・・お 母
さん・・・ 遅
くなって・・」
「そうね、これからは もう 少
し 早
帰
ってくるのよ」
「うん!」
そんなトイチ 君
とお 母
さんのお 話
も 知
らず
ペケ 君
は もうグッスリです・・
先
ほどの 悪賢
そうな 表情
とは うってかわって
随分
と 幸
せそうな 様子
です・・
キット・・あったかな お 布団
で 寝
られるのも
久
しぶりなのかも 知
れませんネ
ペケ 君
・・どんな 夢
を 見
ているのでしょうネ?・・
「ユリの 花
さん ユリの 花
さん・・
花
さんも 夜
は 元気
がないけれど・・ 朝
には 元気
になるように
ペケ 君
にも 元気
を 分
けてあげてくださいナ・・・」
トイチ 君
のお 母
さんはペケ 君
が 早
く
元気
になるようにユリの お 花
さんに
お 願
をしています。
さて・・さて・・ペケ君は???
そして・・・トイチ君達は??
コメント
夜
が 明
けてきました・・
そしてユリさんも 目
が 覚
めたようです
ニッコリ 咲
き 出
しました
机
の 上
のトイチ 君
の 写真
も・・・
窓
のそとでは 昨日
の 夜
の
フクロウ 爺
さんに 代
わって
インコのあっこちゃんが・・
「ペケ 君
おはよう! 少
しは 大丈夫
になった?」
「コン・・コン・・コン」
「ほぉら!ペケ 君
たくさん 食
べて 元気
になるのよ」
「わ~!プリンだ!」
「それにホットケーキ!さくらんぼも!」
「た~~んと 召
し 上
がれ!」
窓
の 外
にはお 猿
さんのクレオ 君
も・・
心配
そうに 見
つめていますよ・・
みんなとっても とっても 仲良
しで
そしてとっても とっても・・ 優
しいんですね
「ボクの 大好
きなモノばかり!!」
「そう・・ 沢山
食
べて、 元気
になるのヨ」
「で・・・でも・・どうして? 僕
の・・」
「ウサギさんのママさんから 聞
いていたのよ」
「え?・・ウサギの・・ママ・・???」
「ええ・・」
「だ・だから・・・・ 知
ってるの???」
「ええ・・そうなのよ」
「だ・・・だ・・だったら・・」
コメント
はてさて・・トイチ 君
のお 母
さんは?
いよいよトイチ 君
のお 母
さんの 思
いが・・
「どうして?どうして こんなボクに・・こんなに・・」
「そうね それは・・」
「 私
昨日
トイチに 教
えられたの。」
「えっ? 何
を?」
「 子供
が 信
じてる 事
を 大人
が 疑
ってはいけない。ってことを。」
「そ・・それだけ??」
「ええ トイチを 見
ていてね」
「それにネ。あんなに 真剣
なトイチを 見
たのは 私
初
めて」
「・・・・」
「それとネ。 病気
がこじれたら 大変
でしょ?」
「トイチ 君
のお母さん!」
「どうしたの?ペケ 君
?」
「ボク・・・ ボク・・・うさぎママに・・
うさぎさんのママさんを・・」
「いいの ペケ 君
いいのよ。みんなペケ 君
を 心配
してるのよ」
「・・・・・」
「そして 私
判
ったのヨ」
「 何
が? 何
を? わかったの?」
「ペケ 君
は そうネ ペケ 君
は 本当
はいい 子
なんだって」
「どうして・・?」
「だって とっても 優
しい 寝顔
だったもの」
「だ・・だけど・・ 本当
は・・ボクは・・」
「いいのよ ペケ 君
。わたしもトイチも
ペケ 君
を 信
じているのよ。そしてお 友達
もネ」
「おともだち??」
「ええ そうよ。さぁさぁ!ドンドン 食
べなさい!
元気
になるようにネ!」
「イチゴも バナナも そしてリンゴもね」
「お 母
さん・・ トイチ 君
のお 母
さん・・・・」
コメント
トイチ 君
のお 母
さんはみんな 知
っていました。
以前
ペケ 君
が 病気
のふりをして、
親切
なウサギさんのママさんから
まんまと 大好物
をせしめたことがあったことも。
そして 今回
のことも
お 母
さんは 真実
を 全部
知
っていたのです。
それにもかかわらず・・・ね!