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コ・サムイでガス欠(続きの続きの続き)
宿を出発した2台のバイクは30分弱でチャウエンビーチのレゲエクラブへ到着した。
そこは、池?に浮いたように見えるなかなか感じの良さげなところだった。
チャージは必要なく、必要なのは飲食代のみ!
飲み食いしなけりゃお金も掛からないというシステム、最高!!
中は気だるいレゲエのリズムに合わせ踊る人々の渦、 3人でその渦の中に交わり踊る。
しばらく踊ったあと、喉を潤す為にシンハービール、ジントニックを飲む。
一気に飲んだので少し酔ってしまった。
カップルは未だ元気に踊っている。
私は酔いを醒ますのに少し外の空気を吸いにいく。
しばらくしてまた踊る。
時計を見たらもう1:00少し前だった。
カップルは明日バンコクに戻るということで、そろそろ引き上げることにした。
レゲエクラブを出てバイクにまたがり出発!
結末までもう少し!!
海岸沿いの道に出てしばらく走っていたら私のバイクのエンジンがポコポコと不調…
しばらくしたらエンジンが止まってしまった!
このとき初めてガソリンが無くなっていることに気づく・・・
こういうときはバイクを少し傾けるとエンジンに廻りきってないガソリンがエンジンに渡り多少は走れることがあるんだよね~~~なんて冷静を装い実際にその作業を行いエンジンをかけてみる。
エンジンがかかった!!!
ほらねっ!!と思ったのも束の間あっという間にエンジンは止まってしまった…
もう1:00を過ぎている、近辺には何もない…
しばし途方にくれる。
そこにソンテウ(乗り合いタクシー)が向かってくるのを発見!!!
http://town-m.vop.jp/photo-topmu-21.html
手を振り停める。
ソンテウには客はいない。
事情を説明し、と言っても言葉の壁は厚く身振り手振りでようやく話しが通じる。
ドライバーは ニヤ
と笑い俺がガソリンをGETしてやるから車に乗れと促す。
時間も時間だし、この ニヤ
という笑いも気になったが、背にはらはかえられない。
度胸を決め私一人ソンテウに乗り込む。
ソンテウは我々が今辿ってきた道を戻りチャウエンビーチ方面へ向かう。
5分、あるいは10分は走ったか、私を乗せたソンテウは町外れの小屋みたいな前で停まった。
ドライバーが車から降り、小屋のドアを叩き何か叫んでいる。
しばらくして小屋から寝ぼけ眼の男が出てくる。
ドライバーと男が何か話をしている。
なんかヤバイかな~~なんて心配をよそに
男が小屋に戻る。
少しして男はペットボトルに入ったガソリンらしき液体を持って出てきた。
ドライバーが男に金らしいものを渡しているのが見えたが、いくら払ったのかまではわからなかった…
またソンテウに乗り込み、来た道を戻る。
おお! カップル ゴメンよ~!!! 待たせたな~~ 的な感じでガス欠のバイクへ戻る。
でもソンテウのドライバーからは法外な金額を要求される、かなり値切ったが、まだ高い… でもあまり値切り過ぎて気分を害されて怖い思いに遭うのも嫌だな~~なんて思ったので適当なところで諦める…
なんて言ったって周りは何も無く、いるのは我々3人だけ、時間も時間・・・
ちょっとドキドキしちゃいました…
GET出来たガソリンをバイクに入れ無事宿に戻ったとさ…
===終わり===